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異世界転生するらしいからステータスMAXにして無双確定?  作者: 焼きそばにき


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1/1

ステMAX勇者、異世界滅亡RTA始めました

もし好評でしたらこういった短編小説も投稿していきます。ぜひいいねとフォローをお願いします!

俺は、トラックに轢かれた。


目を覚ますと、目の前に光り輝く女がいた。


「私は女神!あなたには異世界に行ってもらいます!」


「うおおおお異世界!!俺つえー確定!!」


「……説明を聞いてください」


俺の目の前にステータス画面が表示される。


筋力 5

敏捷 5

耐久 5

知力 5

魔力 0


「ゴブリン以下ですね」

「……こんなステータスのやつ可哀想だな」


「現実を認めてください。これはあなたのです」


「俺、つえーできないじゃん!話が違うぞ!」

「話は最後まで聞いてください?ゴブリン以下さん?」


この女神、絶対許さん。


「転生特典でこのクソ雑魚ステータスに好きに割り振ってください」


「ならもう筋力に全部だ!」


「え?」


俺の体が光り始める。どうやら異世界に召喚されるようだ。


「ええ、ちょっと待ってください」


「じゃあなクソ女神!この力でハーレム作ってやるぜ!!」


転送。


次の瞬間、平原に降り立っていた。


「ここが、異世界か!」


「いまはだれにも負けるきがしねえぜ!」


足を前に踏み出す。


ズドドドドドドドドドド!!!!!!


大地が波打ち、地平線まで亀裂が走る。


城が傾き、山が沈み、国が真っ二つに。あっという間に世界滅亡。


そして俺は死んだ。


目の前には、先ほどの女神。


「おかえりなさい。転生直後に世界を滅ぼしたのはあなたが初めてですよ」


「俺歩いただけだぞ!?」


「筋力マックスなんですから当たり前でしょう」


「今度は敏捷だ!足が速いとモテるしな!」


転送。


「よし、せっかくだし、どんぐらい速いか試してみるか」


目の前にまた女神がいた。


「え?また死んだ?」


「はい」


「なんで?」


「光の速さで宇宙に飛び出したからですが?」


「なんだよそれ」


「知力5は伊達ではないですね」


「なら次は知力MAXで行く!」


再び転送。


そしてすぐに高速で働き出す脳内。


俺は魔王城に単身飛び込む。


「俺が魔王だ!世界を滅ぼすのだ」


「魔王め勝負だ!」


俺は駒を並べる。


「将棋でな!」


丸ごと魔法で焼きつくされた。


俺は死んだ。


女神の前。


「まずは挨拶からだろ!ズルだ!」


「バカは死んでも治らないようですね」


「あなたに必要そうなステータスを追加しました」


表示された文字。


常識 0


「バカにしてる?」


「あなたに足りないのはそこです」


俺は常識をMAXにした。


転送。


もう今度は何もしない。


常識的に考えて俺が何かするから世界は滅ぶのだ。


俺は地面に寝転んだ。


完璧だ。


世界は無事だ。


その時、遠くから村人の声。


「勇者様ー!魔王が攻めてきましたー!」


「魔王です。世界滅ぼすぞー!」


俺は魔王に言った。


「世界滅ぼす意味とかある?」


「いや、でも、魔王だし」


「常識的に考えてさ、暴力とかダメよ。今時流行らない」


「ならどうやって?」


駒を並べる。


「将棋だろ」


——三時間後。


「参りました、魔王様」


「魔王の将棋トレーニング、おすすめだぞ」


魔王は将棋も最強だった。


女神の前。


「あなたはあの魔王よりも魔王の才能があります」


「褒めてないよな?」


女神は静かに告げた。


「あなた、異世界転生、向いていませんね」


眩い光で目が覚める。だが今度は目の前に女神はいない。


代わりに医者がいた。医者が言う。


「奇跡的に助かりましたよ」


「さっきのは……夢?」


隣のテレビのニュースが流れる。


『大型トラックが暴走。原因は、将棋の大会に遅れそうだったから』


俺は悟った。


「俺、運MAXだったんだな」


遠くで女神の声がした。


「常識は0のままですけどね」


完。


現在、カクヨムをメインに焼きそばにきという名前で行なっています。ぜひそちらの方も見てください。他作品も見ていってください。

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