2年8ヶ月のブランクを乗り越えたわたしから伝えたいこと
【作者より】
※ 拙作はコロンさま主催の「2025振り返り」に参加させていただいた作品です。
みなさま、はじめましての方は「はじめまして」。
お気に入り登録してくれている方は「いつもお世話になっています」。
小説家になろうユーザID35万番代……30万番代のほぼど真ん中に位置しているなろうユーザの楠木 翡翠と申します。
たくさんのユーザや作品が溢れている中でこの作品を見つけてご覧いただきありがとうございます。
名前だけでも覚えていただけると嬉しいです。
普段の振り返りは年末の活動報告でサッと済ませてしまうことが多いですが、今年は「2025振り返り」という企画を見つけたので、この1年のことを振り返ってみたいと思います。
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わたしは普段はあまり職業を公開することがないのですが、医療・介護現場で仕事をしています。
そのため、宿直は当たり前のようにあるので、勤務時間も変則的なお仕事をしていると思っていただければと。
日々変わる入居者様の状態変化に対応したり、入浴や食事などの身体介助、レクリエーションの準備、運動会やクリスマス会といったイベントの企画運営などと業務はたくさんあるのです。
そのような忙しい中でも、わたしはなろうで短期的な活動停止期間はありましたが、最低でも月に1回ペースで執筆活動してきました。
しかし、仕事の都合でそのペースが完全に崩れてしまったのです。
どの職業もそうだとは言い難いのですが、仕事をしていくにはキャリアアップが必要なのです。
特に医療や介護の世界は日々変わります。
いつ自分が宿直やスタッフの人数が少ない時にどう対応するか? スタッフは決められた業務を淡々とこなすだけではなく、臨機応変に動けるか? といったところもポイントとなってくるのです。
それは入居者様の命を守っている重要なお仕事なのですから。
当然、わたしだっていつまでも新人気分ではいられません。
完全に新しい知識を吸収しなければいけない時期に入ったのです。
2023年1月、『ある少年の年明け(https://ncode.syosetu.com/n9223hz/)』という連載作品を完結させたあと、わたしは一旦完全に筆を置きました。
そのあとは1度もなろうにログインすらしなくなりました。
その当時はキャリアアップのための研修や資格取得(介護福祉士の資格はすでに持っています)に励んでいたのです。
ようやく落ち着いたのが、今年の7月にふと「小説、書きたいな……」と思い、久しぶりにログインしました。
ログインしたのはいいのですが、わたしが最後に見た画面とは全く異なっていたのです。
お気に入りユーザの活動報告や新着作品は最新300件まで見られるのはいいな、素敵だな思いました。
しかし、ユーザページを巡回していくうちにあることに気がついてしまったのです。
わたしが今まで重宝していた「メール小説執筆機能(注・パソコンやスマホで登録したメールアドレスでメールで執筆してなろうのサーバーに送信するだけで自動的に「執筆中小説」の欄に入れておいてくれる機能)」がリニューアルによって廃止されていたのです。
当時は何も知らなかったわたしは「こんなの、わたしが知っているなろうじゃない!」と悲観的になり、もう見たくないとログアウト。
その時、はじめてなろうの退会を考えました。
それでも、「なろうは辞めたくない!」「書きたい!」という気持ちは変わらなかったのです。
そして、何より現在使用している自分のユーザIDは退会したら当然ですが使えません。
わたしは自分のユーザIDに誇りを持っているから言えるのです。
8月に入り、再びログインしましたが、7月に見た光景のままでした。
これが現実なのか……
現実を受け入れなきゃ、これからもなろうで活動し続けることが絶望的だと思ったのです。
どうにかこうにか書き進めて、久しぶりに投稿した書き下ろしの作品、『左利きについて語る僕とその話を聞く彼女(https://ncode.syosetu.com/n0689iu/)』。
あはは……これ、ひどいひどい。
そりゃ、2年8ヶ月の間なんにも書いてなかったから仕方ないよねと思いつつ、質問版やヘルプを見ながら投稿した時、はじめて投稿した11年前の8月のことを思い出したのです。
読んでもらえるかなと思いながら投稿したドキドキ感。
ユーザ登録して、はじめて投稿する初々しさを再び味わったのです。
確かにあの時も質問板やヘルプを見ながら投稿した記憶があり、時には初心にかえることも必要なんだなと感じさせられました。
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ここからはわたしのようにブランクがあって執筆活動を再開しようと思っている方やはじめて小説を書こうとしている方に向けて書かせていただきます。
①下手くそでもいい。
②無理してなろうテンプレを使わなくていい。
③ポイントはつかなくていい。
④自分の得意分野を武器にする。
1つずつ解説していきたいと思います。
①下手くそでもいい。
最初は小説を書く基本的なルールとか分からなくて当然です。
最初に書いた小説が「起承転結がごちゃごちゃになってなんだかよく分からない作品になっちゃったよ」「まとまりのない文章になっちゃった……」と思いながら投稿した方はいませんか?
下手だから投稿しないより下手くそでも投稿した方がいいのです。
数ヵ月後、数年後にその作品を開いてみてください。
わたしも復帰にあたって投稿した作品はひどかったので、「復帰した時はびどかったなぁ」と笑い話になります。
改稿するかそのまま残しておくかは投稿者次第ですので、悪しからず。
②無理して「なろうテンプレ」を使わなくていい。
「なろうテンプレ」って何? と思った方も多いでしょう。
わたしがユーザ登録した当時は「異世界転移」や「異世界転生」、「俺最強」といったハイファンタジージャンルが人気だった時代です。
女性向けは「悪役令嬢」や「婚約破棄」も今ほどではないですが、人気がありました。
今は「悪役令嬢」や「婚約破棄」の他に「ざまぁ」も人気があり、「異世界恋愛最強」時代なのではないかと思います。
これらが「なろうテンプレ」というものです。
最初はテンプレを使って書くことは難しいことです。
まだ投稿したことがないよという方は無理して「なろうテンプレ」を使って書かなくてもいいのです。
自分が好きなものを一生懸命書き、完結させることが一番大切なことなのです。
なろうはユーザ登録数が多いので、閲覧数が少なくても読んでくれる方は必ずいますので、気にせずに投稿しましょう。
最初は「なろうテンプレ」なしで書いてみて慣れてきたら「なろうテンプレ」を使って書いてみる方法でも遅くないと思います。
時代に合わせて「なろうテンプレ」は変わっていきますが、「流行遅れになっちゃった、てへぺろ☆」となっても読んでくれますよ。
「なろうテンプレ」なしでも気にせずジャンジャン投稿しましょう!
③ポイントはつかなくていい。
評価ポイント、もらえると嬉しいですよね。
評価されればされるほどランキングに載ることができます。
これはおそらくわたしだけだと思いますが、評価ポイントがつくのは運だと思って投稿しています。
それは投稿した作品及び自分の現在の実力だと捉えているのです。
いきなりシビアことになりますが、閲覧数が少ない、評価ポイントが少ないから作品を取り下げ、また投稿するという行為はわたしは間違っていると思うのです。
その作品を削除ではなく、残しておいて改稿するまたは新規で『【連載版】(あるいは【改稿版】)』として投稿した方がいいと思っています。
中には短編作品から連載作品の切り替えと同時に短編作品が削除され、感想欄とかで「短編から読んでました」と書いてあるとわたしの場合は「短編? ないけど? どこにあるの?(イラッとして)」となるタイプです。
要は比較して読みたいタイプであります。
なので、あらすじ欄に『○○【短編版】(あるいは【原作版】)あります。』と書いておくなり、シリーズ分けして、検索除外(非公開)にしておけば、マイページや小説を読もうでは表示されませんし、シリーズ分けしておいたらマイページのシリーズから探し出すことができます。
できれば旧式も残してほしいと勝手ながら思っています。
あと、作品の削除はなろうのサーバーの負担になるそうなので、推奨しないそうです。(わたしも2作品ほど削除したことがあるので、説得力はないのですが……)
楠木、わがままですみません。
④自分の得意分野を武器にする。
実はこれ、とても重要なことです。
わたしもこれまでに様々なジャンルの作品を投稿してきましたが、自分の得意分野ってなんだろなと思いながら投稿してきました。
わたしの周りのユーザさんで文字数制限のお話をたくさん書いている方がいて、それに影響されて文字数制限の作品を書いたりしていました。
なろうの公式企画に参加したり、ユーザ独自の個人企画にも積極的に参加してきました。
それでも、しっくりくるジャンルがない。
その時に見つけたのが、今年の9月に実施された「1682字以内でホラージャンルの作品を書こう」という個人企画でした。
これはわたしが得意な方である文字数制限の作品を募集。だけど、ホラージャンルか……と思った時になんかビビッときたのでしょうね。
同時に2作品ドンッと思いついたのです。
『その命、いただきます。(https://ncode.syosetu.com/n6302la/)』と『月下の殺戮者(https://ncode.syosetu.com/n6303la/)』。
前者は1111字で、後者は1682字(最大文字数)で投稿させていただきました。
この2作品はダークファンタジーの類です。
実はダークファンタジー自体は連載で何作品か書いていましたが、短編ではあまり書く機会が少なかったのです。
その2作品を筆頭にダークファンタジーの沼にすっかりハマってしまいました。
最近では連載はもちろん、短編でもダークファンタジーの作品を投稿しています。
今ではエッセイに次いで評価を得ているので、わたしの武器になっているのではないかと勝手に思っています。
あるユーザからは「楠木 翡翠=ダークファンタジーの人」と印象づけられていますので。
自分語りになってしまいましたが、ユーザ独自の個人企画に参加すると新たなジャンルの開拓したり、「あっ、このジャンルが得意かもしれない!」と自信がつくことがあります。
わたしも苦手なんだよなと思って投稿してみて、挑戦してみてよかったと思うこともしばしばあります。
場合によっては、沼にハマってしまうことだってあります。はい、それがわたしです。
作品数が増えてしまいますが、積極的に参加することをおすすめします。
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最後になりましたが、今年は本業はもちろんのこと、なろうでも色々と変化が多かった1年でした。
ダークファンタジーの作品が多いですが、様々なジャンルの作品を書いて投稿しているなろうユーザ歴が12年目のわたしです。
新たにお気に入り登録をしてくださったユーザさんへ。
わたしがなろうに復帰にした頃からなので、最長でも3、4ヶ月しか経過していません。
ユーザ歴が長いわたしを仲間に入れてくれてありがとうございます。
お気に入り登録していて、わたしよりもベテランのユーザさんや同期のユーザさんへ。
活動している方が少なくなってしまいましたが、久しぶりにコメントをいただいた時はとても嬉しかったです。
来年も本業となろうの活動を楽しんでいけたらと思います。
まとまりのない文章ですが、最後までご覧いただきありがとうございました。
2025/12/30 本投稿
2025/12/31 誤字修正




