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天秤
結局どっちなの。やっぱり彼女の方がいいのね。分かってたよ。いつでも迎えに行くって言ってるのに。なんで。なんで。なんで。なんで。意味わかんない。好きって気持ちなんて、ちっぽけなものだね。気持ちでしかないもの。気持ちよりもっと重いのがいいの。潰れてしまうくらいの。逃げたくなるくらいの、『愛』が欲しいの…君には分からないか…
それなら、壊しえしまえと思った。崩れて、修復出来ないくらいに…ぐちゃぐちゃにしてしまえばいい。君のための椅子は、からっぽのままでいいから…誰にも座らせないから…大丈夫…私の世界は君が創った…そうなんでしょ?
どんな怪我でも、どんな傷でも、愛して…私は、君がどんな人間であろうと、人間でなくても、死んでしまう最後の瞬間まで、生きていて、あなたを選んでよかったって、そう思えるくらいに愛してるから。




