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第2話

「すみません、それではプランのご説明しますね」

後からお局がうるさいから、とりあえず終わらせるか。


ていうかこのステータス画面、いつまで出てるんだよ。

そもそも他の人には見えてないのか?

消えろ!と念じてみる。あ、消えた。


気になっても仕事は仕事――そう思って目の前の客に集中しようとする。

……いや、無理だわ。さっき一瞬見えた内容が気になりすぎる。

もう一度ステータスを出してみる。そこにはこう書かれていた。


『おめでとうございます! はじめてステータスを確認した特典として、以下のスキルからお選び頂けます。』


その文字の下には、ズラーッとスキルが並んでいた。

火魔法、怪力、身体強化……あぁもう、じっくり見てぇ!!


とにかく、今回の客は一人でも問題なく対応できそうだし、今までで一番早く終わらせる。


「ありがとうございました~」


やっと終わった。

ちょうど1人休憩から戻ったみたいだし、俺もそろそろ行くか。


「休憩入ります」


いつも通り返事のないインカムに業務連絡を入れてから、車に戻る。

――早速、確認タイムと洒落込もうじゃないか。


ええっと……最初にステータスを開いた特典?みたいなのが貰えるみたいだな。

魔法もあるのか。よく見ると、スキルにはランクがあるっぽい。


しばらくステータス画面を弄って分かったこと。

どうやらスキルはランク付けされていて、下から順に D・C・B・A・S・U。

Uってのは、UNIQUE(ユニーク)のことだと俺の感が告げている。だってSの次だし。


今回選べるのは、全てのスキルから3つ。ランク関係なく選べるなら、3つだけでもお釣りが来ますわ。


D・Cランクは「歩行(足腰が強くなる)」とか「嗅覚強化・弱(匂いに敏感になる)」とか、身体能力ちょい強化系。

一旦除外。


Bランクから魔法スキルが追加されてる。おっ、「魔力操作」がある。

魔法を使うにはまずこれがないと意味がないやつだ。候補に入れとくか。


……それよりも。


「まずは方向性を決めなきゃな!」


せっかくユニークスキル(仮)も選べるんだ。どうせなら一番強いのを取る。

でも、在り来りなのはつまらん。

魔法を使うにはBランクの魔力操作でひと枠消費するしな。


どうすっか……。


とりあえずUスキルから決めて、他はそれに合わせた構成にしよう。


一覧には「深淵魔法」や「不死」など、ロマンあふれるスキルが並んでいる。

目移りが止まらない。

時間制限がなさそうなのが救いだ。


そこから、休憩時間を(若干多めに)使って吟味した結果――



---


Uランク:建御雷神


Sランク:防御力・極


Aランク:超回復


---

最初にUランクを決めたとき、同じUランクの他のスキルの文字が灰色になって選べなかった。他のランクも同じで、どうやら各ランク毎に1つみたいだ。


んで魔法は捨てた。物理特化でいく。なんとなくそうした。


Uスキルは「建御雷神」。

理由はかっこいいから。名前に雷が入ってたから選んだ。説明書きにも『速度の極致に至る権能』とある。他にも神と名の付くUスキルもあったが、移動や攻撃のスピードに補正が付きそうなのはこれしか無かった。須佐之男とかあれば良かったんだけど。


Sランクは「防御力・極」とAランクは「超回復」だ。

「攻撃力・極」もあったけど、あえて選ばなかった。

速度×硬さ=パワー。

上手く噛み合えば強いはず。


それに、これから先、魔法使う奴が増えそうだしな。

逆張りじゃないけど、独自のスタイルがあってもいいじゃないか。


――さらば、俺の魔法ライフ。

「建御雷神」

速度の極地に至る権能。

雷神の名を冠する、速度特化のスキル。

移動・攻撃・反応――あらゆる「速さ」を極限まで引き上げ、肉体と意思を雷そのものへと近づける。

発動中、世界の動きが緩慢に感じられ、使用者のみが次の瞬間へ先行する。


「防御力・極」

あらゆる外力に対する耐性を極限まで高める防御特化スキル。

衝撃・斬撃・貫通を受け流し、致命傷を「無効に近い損傷」へと変換する。


「超回復」

肉体の損傷を瞬時に修復し、消耗すらも回復へと反転させる再生系スキル。

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