第1話 よくある展開。
異世界召喚された失敗作はコミュ力で魔王を攻略します!第1話始まりましたー!
まずは、読んでくれてありがとう!
この作品は異世界召喚されたロコが自由気ままに楽しむストーリーとなっております!
とりあえず、楽しんで!!(雑でごめんなさい)
気がつくと見慣れない景色の部屋にいた。
「どこ?ここは……私さっきまで仕事してたよね?」
「はじめまして、勇者様。
私はコルセード王国の女王メルフィ・フォール・コルセードと申します。」
いやどこ?まず日本ではない。
そして私は地理が弱い!国名言われても完全にハテナマークだ。
「ごめん私その国知らないや、その、コル、、コルセット王国だっけ?」
「安心してください、知らなくて当然です。
ここは貴方達からは異世界と呼ばれる場所ですから。」
「異世界!!……ってどこ?別の世界って事?分からん。」
「まぁ、貴方!異世界転生モノとか読まないのですか?!」
イセカイテンセイモノ?普通は知ってるのな?
「漫画の話し?漫画ほとんど読んだことないからな………」
「!…異世界転生モノとか読んでる方だと話が早くて楽だから、読んでそうな方を選んだのに!!くそっ!!私の目もまだまだですね…」
何言ってるかよく分からないけど、落ち込んでる?
うーん、私のせいで落ち込んだ感じなのか?
まじか、どうしよう…
「……そうだ!じゃあさ、貸してよ!その、異世界転生ってやつ!私読むから!そうすれば、私読んでるからメルフィさんは間違えてないよ!」
我ながら良い提案ではないか?
私はオススメ漫画読めるし、メルフィさんは
間違ってないって事になるし!
「!!!………いや!駄目ですメルフィ!!いくら推し漫画を読みたいって者がいるからと言っても!仕事をしなければ!!!」
「あっ仕事なんだ!ごめん!私邪魔だった?」
何でここに来たかは分からないけど仕事の邪魔するのはよくない!
「いえ、大丈夫ですよ。貴方を見極めるのが私の仕事ですから。こちらへどうぞ。
軽食も置いてあるのでご自由に。」
「えっ?!これ食べていいの?」
机の上には美味しそうなケーキがズラッと並べられていた。
「食べながらでいいので少しこの世界の事を説明しますね。」
聞くとこの世界には魔王?と呼ばれるヤバい奴がいて、世界征服をしようとテロをしているらしい。
それで私達は召喚されたらしい。
メルフィさんいわくよくある展開らしい。
「それでは説明も終わりましたし、能力の測定をいたしましょう。
私に付いてきてください。」
流石は女王様の家?家なのか?城?
廊下が長い。バイクあったら楽なのに。
「そういえばまだ勇者様のお名前を聞いておりませんでしたね。
お名前はなんとゆうのですか?」
「私はロコって言うんだ!」
「ロコ様ですね。ペットの様な名前で可愛らしいですね。」
「………はは、、」
「それでは、こちらの部屋になります。
どうぞ、お入りください。」
案内された部屋には男が座っていた。
いかにも、お偉いさんって感じた。
「お前が今回の勇者か。
俺は国王のギリム・フォール・コルセードだ。」
ギリムさんはタメ口なんだ。
メルフィさんは凄く丁寧な言葉使いだったから、 王様もそんな感じかと思った。
「早速ですが、今からロコ様の能力を測定をします。 この水晶にお手を触れてください。」
私は言われた通り水晶に触った。
すると少しだけ光った。……変な玉。
「能力は?」
「こちらになっております。」
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| 名前 ロコ |
| スキル: 治癒C |
| 魔力: 0037 |
|______________________|
「スキルは…治癒C…魔力37…」
「だめだ!!!」
ギリムさんは声を荒げた。
喉痛そう。
「スキル治癒Cで魔力37だと!?
そんなの駄目に決まってる!!!!」
「あなた!落ち着いてください!!」
「駄目だ!!母性本能が抑えきれん!!!」
「一旦落ち着いて深呼吸してください。」
「すぅーーーーーーはぁーーーーーー」
ギリムさんはメルフィさんに言われた通り深呼吸をした。
とんでもなく長い。酸欠になって気失わない?
「どうですか?」
「駄目だ。冷静になっても母性本能が……」
母性本能………どう見ても母性本能って感じじゃなさそうなのに。
「あの〜どうかしたの?」
「どうかしたの?じゃない!!
見てみろ!!この数値何故こんなにも弱いんだ!?」
「何故って言われても…」
「ごめんなさいね。これでも、一応この人的には褒めてるのよ。」
褒めてるようには聞こえないけど、褒めてるって言うんだから褒めてるんだろう。
全く褒めてるように聞こえないけど。
「それは別にいいんだけど…その…母性本能とは一体?」
「母性本能とゆうのはですね。母性本能とは、母親が子どもに対して持つ感情を指します。って調べたら出たわ。」
「いや…それはわかるんだけど…何故今母性本能が関係してるのかと」
「私達にはロコ様と年がさほど離れていない娘がいるのですが…ただいま反抗期でして…
全く父と話そうとしないどころか悪口のオンパレードなんですよ。」
反抗期中の娘がいる父親はこうも哀れなものなのか。
これ見せたら娘も優しくしようと思いそうだけど…
「それは私が娘に見えてるって事?」
「そうゆう訳では無いと思うのですが…
多分かよわい者を守りたくなる性質なのでしょう。」
弱い人を守りたがる王様ってめっちゃいいじゃん。
でも逆に強い人を潰すのが好きなのかもしれないけど…(そうは見えないけど…)
「じゃあさ、もし私が強かったら強制的に魔王を殺さないといけないの?」
「いえ、そこはご本人様の意思でございます。 お望みでしたら元の世界にお返しする事も出来ますが……きっとロコ様は望まれないでしょう?」
「どうして?」
「理由はロコ様が1番分かっているのでは?」
「………そうかもね。」
「駄目だ!駄目だ!ロコちゃんを外に出せー!」
なんか…国王様がとても暴走してる。
見せればいいのにって言ったけど、これ見せたら逆に避けられそう。
「そういえば、私はどうすればいいの?
捨て身で魔王をぶっ殺しに行くの?」
「そんなことはさせませんよ。
お金の補償はするのでお好きにななさってください。」
「えっ、そんな自由にしてていいの?!」
「もちろんですよ。
普通に暮らしたいのであれば、家と仕事先を紹介しますよ。」
「家も用意してくれるの?」
なんて、優しい!!
これなら帰る意味なんて何1つないじゃん。
「はい、こっちが勝手に呼び出したのですから。
ロコ様は何がしたいですか?」
「私冒険したいな!!
色んな所に行って、色んな景色見て、色んな人とお友達になりたい!」
「それなら、冒険者なんてどうです?」
「そんな役職あるの?!」
「はい。ロコ様にピッタリだと思います。」
「私冒険者になりたい!!」
私の長年の夢が叶えられる!
私にとってなんて都合の良い仕事なんだ!
「わかりました。それでは、こちらで手続きしておきますね。」
「うん!ありがとう!!!」
「ですが、冒険者は危険が付き物の仕事です。本当に大丈夫ですか?」
「もちろんだよ!」
「それでは大体の説明は終わりましたし。
ロコ様の家へと転送いたしますね。」
「連れてってくれるんだ。」
転送とかめっちゃ楽じゃん。
「はい。家には本が置いてあります。
その本にはロコ様の仕事の事やお金、こちらの世界に関する事などが書かれておりますので暇な時にでも目を通してください。」
「分かった、ありがとう!」
「それでは、お元気で。」
「この場で転送するの?!」
転送って大規模そうだしもっとちゃんとした場所でやると思ってた。
「はい。気が向いたらぜひまた遊びに来てくださいね。ロコ様。」
「もちろん!定期的に来るよ!」
「いつでも歓迎しますよ。
それでは、、、」
読んでくれてありがとう!!
次話からロコの自由な冒険が始まります!
ロコはどんな人と関わるのでしよう?
ぜひ次回も読んでください!!
読んでくれて本当にありがとう!!