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僕には本当に思いもよらぬ事が起きた…

本格的に秋になろうとした時、サドキチからのメールで僕たちのドラマの完成を知った。


メールから、彼の、やった♪、やったよ!!の気持ちが溢れているのが分かった。


僕も、もちろん嬉しくて、その完成された作品を見るのを心待ちにした。



ところがだ。

事件が起きる。

本当に事件が。


サドキチが撮った作品は、事前に、僕がサドキチから、こういう既存の作品をオマージュしたようなものにしたい、と見せられた、ある作品と内容は、同じだった。

撮影中も、僕は、そう思っていた。


サドキチが撮った作品。

オマージュしたいと思った作品の内容は、こうだった。


戦後の昭和、

戦争の傷跡は、やはり残るものの、日本の、ある地域は確実に復興してきていて洋服を着る人が目立ち出し、日本政府も、大きく機能した中、警察も既に全国で、その権威を示していた。

そんな時代、

一人の女性が殺される。

殺人事件として警察の刑事たちが、その真相を追い、犯人を探す。

その女性は、焼死体で発見されていて、はじめは身元が分からなかったが警察は、その死亡者を特定して、ますます犯人を捕まえようと、ヤッキニナル。


ところが、この作品の顛末は、こうなのだ。


警察が、特定した死亡したとされた女性は、実は生きていた。

その女性の知り合いの男が、とある事情で、窮地な彼女を救おうとして、彼女の死亡偽造をしたのだ。

男は、そのために何の罪もない、別の女性を殺めた。

その女性は、男の守りたい女性のために殺されたのだった。



そして、

僕は、サドキチ作品の刑事役だった。

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