第89話 帝都攻略 その1
第89話を投稿します。
遺品整理で疲れましたが何とか書きました。
お楽しみください。
元北部方面隊中野総監は陸上自衛隊ドーザ大陸方面隊総監を拝命し、急ぎチロルの森駐屯地に移動後駐留し、ここを方面隊本部として整備を開始すると共に幹部を招集して今後の作戦および必要機材、食料等の調達等の手配を完了していた。
第2師団、新第5師団、第7師団はチロルの森駐屯地に一旦集合して、補給後作戦に従い対処を開始した。元第5旅団の岩本陸将補は新第5師団に編成改定した際に准将から陸将へと昇進していた。他の各師団長および方面隊総監も全員陸将である。
今となっては歴戦の勇士となってしまった感のある陸上自衛隊第2師団は一番重要な中央街道沿いに各都市との交渉を、旅団から新編成となった新第5師団は第2師団以上に戦力強化され、北街道から要塞都市を中心に交渉を開始する。
ドーザ大陸方面隊で最大の火力を持つ第7師団は南街道と港町や重要施設のある要塞都市と交渉する為に
各師団は、それぞれの偵察隊を各都市の交渉に派遣すると共に師団本部を含む各隊も移動を開始した。
特に新第5師団は直前まで帝国第3師団が駐留していた中規模要塞都市ミリムソーマに向かっていた。
同じく第2師団は小規模要塞都市ドフーラに向かう。ドフーラも帝国第4師団が一時駐留し、総指令としてドメスアルム領主長公爵が領主居城に客人として宿泊した事があり交渉難航が予想される。
なお、交渉対象の各都市は事前に撒かれたビラによりドメスアルム領主長公爵戦死と帝国第3師団、第4師団、第5師団の壊滅を知るのであった。
新構成となった陸上自衛隊第5師団は新兵員輸送車として、22式装輪装甲車を普通科連隊用に配備し、機動化普通科連隊に編成しており、第5偵察隊用には新型偵察警戒車として23式偵察警戒車を偵察隊に配備した。
22式装輪装甲車は96式装輪装甲車の発展版として構想され試作し、テストを繰り返していたのだが、やはり基本設計の古さが目立ち車体の狭さや装備装置を増やせない等、当初予定を越えられない結果となった。
決定的原因として最新の戦術情報処理装置を載せるスペースが確保できなかったと言われる。
更に、すぐチロルの森での大規模戦闘になり近接戦闘車や装甲兵員輸送車の増産が必要になった事などから、すぐに量産化できる事を前提に、今度は評判の良い16式機動戦闘車をベースとした22式装輪装甲車(MCV改め22WAPC:wheeled armored personnel carrier)を試作し短期で正式採用とした。22式装輪装甲車には装備面での余裕があるので、対空使用もできる12.7mm機関砲と96式40mm自動てき弾銃を両方搭載した。
ただし96式装輪装甲車に比べ車幅が広くなったので、森などの踏破性を上げるために、前面を鋭角にして森や林などの踏破性をあげている。
23式偵察警戒車(23RCV)は同じく16式機動戦闘車をベースとして、偵察警戒車に必要な指揮通信機能と戦術情報処理装置を搭載し、武装は前面を対人用に74式車載7.62mm機関銃搭載、87式偵察警戒車と同様に上部に砲塔を装備して、国産新開発の40㎜CTA機関砲を搭載した。40㎜CTA機関砲は対空および対地、対人用に各種砲弾を搭載した。40mm対人対戦装甲てき弾(多目的榴弾)と40mm対人榴弾および近接信管付きの対空砲弾を搭載している。
40㎜CTA機関砲について説明すると、開発は以前から行われており、次世代装輪装甲車に採用が決められていた。
砲弾はテレスコープ弾を使用する。テレスコープ弾とは薬莢の中まで弾頭を埋め込み、円筒形に近い形状となるが、従来弾に比べ2/3程度の全長となり、携行弾数を格段に増やすことができる:欠点としては同威力で比較すると薬莢部分の直径が大きくなる(太くなる))
予算の関係で、調達コストが安い国外から機関砲や砲を購入していた日本政府は転移後、調達方針を転換し、全ての武器、兵器の国産化開発を進めていた。
最新23式偵察警戒車を駆る陸上自衛隊ドーザ方面隊新第5師団第5偵察隊は、任務を果たすべく中規模要塞都市ミリムソーマに50kmの距離まで迫っていた。
北街道を北に入り、ミリムソーマまで50kmの位置に偵察本部を仮設し、第1偵察小隊から第4偵察小隊が別々のルートから要塞都市ミリムソーマを囲むように向かっている。
第5偵察隊の各偵察小隊は軽装甲機動車を先頭に23式偵察警戒車を2両引き連れた構成で、第1偵察小隊長の三峰はミリムソーマ交渉の責任者として、帝都に近い西門に向かい、各偵察小隊より位置に着いたとの連絡により三峰は下車して徒歩で西門に向かう。
異様な車両の接近を警戒したミリムソーマ西門守備隊により、大門は閉じられ、通用門から兵士が20名程飛び出してきた。
各偵察小隊も同様な対応らしいが、三峰の小隊以外は乗車のまま門と対峙している。
三峰は部下を4名連れ守備隊の隊長らしき者に、ドーザ大陸方面隊中野総監よりの親書を渡し、街の領主に面会を求めた。
「領主であるドリトルテ伯爵に聞いてまいる。しばらくそこで待て」と守備隊長らしき者に言われる。
「隊長、長くなりそうですね」と三峰の部下が言う。
「そう言うな、戦闘にならない事が肝心だ。だが警戒は怠るな、特に上方警戒を厳となせ」と三峰は返す。
城壁に囲まれている中規模要塞都市ミリムソーマの壁上部から弓でも射かけられたらひとたまりもない。
ただし後方で23式偵察警戒車が睨みを効かせている。
「了解。」と部下達は言うと、89式5.56mm小銃を「ア」から「3」のバーストにセレクターを切り替え、警戒を続ける。
30分位経過して、先ほどの隊長が戻ってきて言う。
「伯爵はお会いになるそうだ、馬車を入れることを許可する。領主はこの道をまっすぐ行った丘の上の大きなお屋敷だ、すぐに行くように」と言うと「開門」と叫ぶ。
三峰は「安全確認」と言うと、部下は89式5.56mm小銃のセレクターを「ア」に戻しスリングを背負う様に回し(銃口は下向き)、「乗車」の合図で一斉に車両に乗り込む。
全員が乗りこんだ事を確認し、「前へ」と号令する。
車両が同時に動き出し西門に入る。無線でコンタクト成功を本部に連絡すると、第1偵察小隊以外の偵察小隊はそれぞれの門から200m後退して停止し、次の命令を待つ。偵察小隊の横を商人達は異様な光景に身をすくめて通り過ぎ門を目指す。これも後に噂となる。
三峰達、第1偵察小隊は言われた通り大通りを東に向かい小高い丘に豪華な邸宅を確認した。
「あれだな、車寄せもあるから中に車両ごと入るとするか」と言うと門の前で一度停車して、執事らしき者に日本の使節であると伝えると、話は通っていたようで直ぐに門が開き、中に入る事が出来た。
邸宅の車寄せに軽装甲機動車を入れ、23式偵察警戒車は門から少し入った所で待機させた。
三峰は軽装甲機動車に2名を残し、三峰小隊長と隊員2名で邸宅に入る。
入るとドリトルテ伯爵らしき者が親書を持って迎えてくれた。
執事らしき者が、「こちらが要塞都市ミリムソーマの領主、ドリトルテ伯爵でございます。こちらの方は日本より親書をお持ちになられた・・・」
「みつみね(三峰)と申します。ドリトルテ伯爵、お会いできて光栄です」と挨拶する。
「遠い所を良くぞまいりました。ノア、応接室にお通ししなさい」とメイドを呼ぶ。
「はい」とノアと呼ばれる若いメイドは三峰に挨拶してから1階にある応接室に案内する。
応接室は暖炉を背にした席と対面の席があり、迷わず下手の席に三峰は立って伯爵を待つ。部下はソファーの後ろに警戒しながら立つ。
やがて執事を先頭にドリトルテ伯爵が入ってきて躊躇いなく上座に座る。
それを見た三峰も座り、執事はタイミングよくお茶を出す。メイドも焼き菓子を出す。一連の動作は訓練されていて隙が無い。三峰は警戒を深めた。
伯爵から口を開いた。
「この親書を読んだが、いきなり来て協力しろとは尊大ではないのか。三峰とやら」
「いえ無理にとは言いません。我々はこれから帝都に向かいますので、ご協力頂ければ余計な戦闘は避けられると思い親書をお届けしました」
「うーーむ、協力しなければ我が都市と戦闘となるか・・・脅迫だな」
「閣下次第です。それとも我々の軍事力を、身をもって体験されますか」
「あはは、本格的に脅迫だな」と伯爵が言うと控えていた執事とメイドに緊張が走る。
三峰の部下達も腰のホルスターを開け、拳銃をいつでも取り出せるように準備する。
「ここでの争いは好みません。我々が帰らなければ外で待機している者達が押し掛けることになります」
「そうだな、先ほど見たが砲が付いている鉄馬車など見た事無い、きっと帝国師団が壊滅したのも事実なのだろう。だが、ここ要塞都市ミリムソーマには帝国師団の家族や親もいるのだぞ、儂が許しても彼らの怒りは収まらないだろう」
「戦闘は恨みや憎しみを残します。それはお互いさまであると思います」と三峰は最初の国境検問所で犠牲となった者を思い浮かべて言う。
「確かにその通りだと儂も思う。だが、彼らはビラを見てしまった。帝国はしつこく回収を要求してきたが、儂は回収せなんだ。なぜだと思う」と問いかける。
「難しいですが・・・、多分、チロルの森に近いこの都市は帝都への通過点となります。隠してもやがて日本の軍隊が抵抗なく通過するので隠しても意味がないかと・・・」
「やはり日本の軍隊は優秀だ、しっかり先を見据えている。そのとおりだ、そして我が守備隊が抗っても犠牲が増えるだけであると、儂は思う。貴殿を見れば帝国兵士との違いは、戦場で指揮を執った経験もある儂は直ぐに理解できた。なぜ帝国師団は負けたのかと・・・悔しくもあり、時が来たなとも思うぞ」
「私もドリトルテ伯爵のような、慧眼に優れた貴族様と初めてお会いできました」
「そなたの洞察力の方が、儂たちの曇った目より、余程先が見えている。そなた達との争いは戦うまでもない、我らに勝ち目はないだろう。例え屋敷に入ってきた鉄馬車だけでも、この町の警備隊が全て死人と化すのではないか」
「そうならない為の話し合いです」
「そうだったな、儂もこの町で死人を出したくはない。まして街人に犠牲などもってのほかと思う」
「閣下、お聞きしたいのですが、この街に奴隷とか異人差別などありますか」
「獣人については街人が毛嫌いしておる。昔獣人達は北の村など襲い死人を出していたからな、気持ちは儂も理解できるぞ。奴隷は・・・いると思う」
「私たちの住む日本と言う国は、全ての国民が平和で公平な世の中を望んでおります。
その為には奴隷や差別があってはなりません。
我が国では法律により禁止され、その為の取り締まる組織も存在します。
すぐにとは申しませんが、奴隷や差別は自分自身を国を滅ぼす結果となります。
平民でも兵士でも貴族でも間違えば奴隷に落ちるなどと言う事は国力を低下させる事はあっても、長期的には増強の助けになりません。
私たちも過去の戦闘で捕虜を貴国に送り返しましたが、そのほとんどが奴隷化されていると聞きます。
帝国兵士として勇敢に戦った彼らを簡単に奴隷などに落とす貴国のやり方は実に不愉快です。
お互い国を背負い戦った身であるからこそ、捕虜になったからとはいえその扱いには吐き気がするのです」
「なるほど平和で公平な世界か・・・帝国には望む事すら無理ですな。
帝国は強い者が生き残る弱肉強食の世界でな。常に他人を疑い、迷いがあれば摂り食って自分の力にしてしまう事に慣れておる。
おっとこんな話聞かせられんな。お前たち忘れなさい」と伯爵は控えている執事とメイドに言う。
「しかし、元師団長として戦い勝利して伯爵位まで受けた儂だが、帝国兵の捕虜を奴隷や死刑などと言う暴挙、過去には聞いたことが無い。
陛下が決められた裁定なのだが、悔しかったのだよ。
せめて帝国を背負って戦い負けた者にも大いなる慈しみがもたらされるべきと思う・・・」
「そなた達・・・気に入った。共に戦う事は出来ぬが、勇敢に戦った帝国兵士の名誉の為に、貴国が街を通過する事を認めよう」
「そして・・・我が街にも帝国の暗部の人間が多数住んでいると思うが、追い出すとするか」わははは。
「そしてそれを貴軍に任せたい。頼めるかな。
その後に儂は御触れを出し、貴国通過を認めよう。
それから、この者達は身元がはっきりしている。疑うべきは・・・」と扉を開けと目配せを三峰に送る。
三峰は伯爵の意図を理解して、部下に拳銃を抜いて、扉を開き拘束するように指示をハンドサインで行う。
部下は扉に近寄り、声を出さずにハンドサインでタイミングを合わせて開く。扉の外にはメイドが二人びっくりして倒れていた。拳銃を向け無言で中に引き入れ、拘束する。騒がない様に口にテープを貼る。
「やはりお前達か・・・帝都から宰相の紹介で来たから怪しいと思っていた。だとしたらあと一人は・・・三峰殿貴殿の部下は実に優秀だ、のこり一人は料理人として我が屋敷に潜り込んでいる。貴殿の部下を貸してほしい」
「承りました。二人は閣下に協力して潜入者を補足せよ」と三峰は言うと無線で外にいる隊員たちを下車させ屋敷を包囲させた。
三峰の部下2名は執事に連れられて調理室に向かう。調理室は2階の宴会場に続いた部屋にあり、料理人を全員集め、その者を捉えた。執事は「お前たち、この屋敷にエルフなど連れ込んでいないな」と料理人やほかの執事メイドに聞く。
連れ込んでないと返答があり、どうやら屋敷の外に隠れ家があり、そこになにかありそうだった。
捕まったメイド達は暗部ではなく、協力していただけと言う。信じたわけでは無いが、隠れ家を教える換わりに違う街に追放する事を約束した。
夜になり、全ての偵察小隊を伯爵邸に集め、第2偵察小隊と第3偵察小隊が隠れ家の探索と暗部捕獲を、第1偵察小隊が伯爵邸の周囲を警備、第4偵察小隊は伯爵邸内部の捜索を行う。
第2偵察小隊と第3偵察小隊は暗視ゴーグルを装着して、メイドから教えられた隠れ家に向かう。
街に街灯などは無く、家にオイルランプが灯るのみである。月も出ていない暗闇を隊員たちは音もたてず整然と目的地に向かう。
目的の家は明かりもついていない。無人を演出しているのだろう。
赤外線スコープで確認すると家の広間に人影が2つ確認できる。何かを持って潜んでいる様だ。
第2偵察小隊長はハンドサインで「待て」とサインを送ると、音響閃光弾から安全ピンを抜いて扉を開け放り込む。
途端に閃光と大音響が響き暗部2名は無効化される。隊員は3秒待ってから入り、剣を踏みつけ後ろ手にタイラップで2名を拘束する。次に隊員は暗い家中を捜索する。倉庫のような窓のない部屋にエルフが縛られていた。エルフの拘束を取り大陸語で「大丈夫、あなたを保護します。希望があれば我々の街に行き、女神様に奴隷紋を取っていただけますよ」と説明する。
エルフは無言で泣き、顔を手で覆う。辛かったのだろう。
他の部屋から地図や撒かれたビラなどが見つかり、変装道具や大量の貨幣もあった。やはり暗部のミリムソーマ支部の様だ。
一通り捜索を終え、証拠を集めると「状況終了」を無線で伝える。
偵察本部から伯爵邸に集合との指示を受ける。
一方伯爵邸を執事と共に探索していた第4偵察小隊は地下に抜け穴がある事を発見。執事は知らないと言う。伯爵に許可を貰い、先を進み伯爵邸の裏に抜けていることが解った。さらに許可を貰い、MK3手榴弾を2発放り込んで抜け穴を閉鎖する。一角が落ち土砂が通路を塞ぐ。
その音に驚いたメイドの一人が屋敷の裏の1階窓から身を乗り出し逃げようとする。
第1偵察小隊の隊員が大陸語で警告を行い、メイドの足元に銃を撃ち足止めする。メイドには当たっていない。どうやら暗部に買収されたメイドらしい。同じく拘束し屋敷に引きずっていく。
伯爵邸の応接室では捕らえられたメイドが3名に料理人、そして支部にいた2名が床に座らせられる。
「貴軍は大したものだな、こうも簡単に捕らえるとは感心した。そしてこ奴らは守備隊に引き渡そうと思う」と伯爵。
「いや閣下、守備隊にも買収されている輩がいるかもしれません。我々が連れて行きます」と三峰。
そして夜が明けると伯爵は約束通り触れを出し、自衛隊の通過許可と自衛隊に手出しするものは守備隊が捕らえると貼り出した。
第5師団は、整列して街を通り過ぎるときに食料や菓子を寄付した。一時的だが街人は喜んだ。
目の前に帝国師団を打ち破った軍隊がいる、畏怖はするが妨害する者はいなかった。
中規模要塞都市ミリムソーマとの交渉は成功したのだ。
なお、小規模要塞都市ドフーラでは小規模な守備隊との戦闘が起きていたが陸自第2師団の敵ではなく、領主を捕らえ、自衛隊に敵対を禁ずると触れを書かせ貼り出させた。
そして陸自第2師団は当初の予定どおり、ドフーラ郊外に駐屯地と航空基地の建設を始めた。
ドフーラには第2師団第26機動化普通科連隊を常駐させて妨害行為を防ぐ。
陸自第7師団は偵察隊と戦車隊、機動化普通連隊を組み合わせ、要塞都市ドミニク・ドフーラとその衛星都市に向けて送り出した。要塞都市ドミニク・ドフーラでは交渉は上手くいき、陸自に手出しは無くなった。
日本とも面識があるソミリア伯爵のゾーマ・ラシアス城塞都市では、他の都市より歓迎された。
過去に伯爵に土産として渡した日本酒やケーキ類を懐かしがるソミリア伯爵が歓迎したのだ、何よりソミリア伯爵は、自衛隊が帝国第3艦隊を簡単に撃破した事実を知っている。港町ドルステインも自衛隊に好きに使ってかまわないとのありがたい申し出も受けた。
こうして陸自第7師団は拠点を予定どおり確保できた。
日本からは南西諸島の警備を交代させるべく
第12護衛隊 DD-158 うみぎり, DE-229 あぶくま, DE-234 とね
第13護衛隊 DD-132 あさゆき, DD-157 さわぎり, DE-230 じんつう
等の地方護衛隊(旧式艦)を送り出した。
南西諸島から大南島を含む海域を警備していた、第3護衛隊 DDH-181 ひゅうが, DDG-175 みょうこう, DDG-177 あたご, DD-118 ふゆづき に加え、第1潜水隊群第5潜水隊のSS-501「そうりゅう」SS-502「うんりゅう」SS-503「はくりゅう」SS-508「せきりゅう」を海自ドルステイン駐留艦隊として送り出す。
そしてこの海上自衛隊ドルステイン駐留艦隊は帝国第1艦隊および第2艦隊に、睨みを効かせている。
その他の村や街で陸自に抵抗する者はいない。帝国は確実に弱体化していた。
ありがとうございます。
帝国は弱体化が激しく、陸自に抵抗もありません。
帝都に迫る自衛隊・・どうなるのでしょう。