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第37話 褒めて下さい

前話の更新日閲覧数20とかチョーウケるですけど~

GWのせい?呆れられたせい?ゲロワラなんですけど~

閲覧数の水増しを図ろうとしてこのザマとか目も当てられないんですけど~

そろそろ泣くんですけど~


いとワロス

目を開けると、吸い込まれそうなほど晴れやかな空の青が視界に飛び込んできた。意識がはっきりしてくると天井の一部を見える。どうやら天井が崩れていて空がむき出しになっているらしい。


「ここ・・・どこ?」


体が重くて起きるのがだるい、横になったまま辺りを見回す。

朽ちかけたベッドに横になっているのは分かった。


ズタズタではあるが布をかぶせられている、随分粗悪な掛布団だ。スラムの住人達もこんなものを使ってるのかな。


「お!起きたか!!」


声の主は緑の肌に小柄な体躯。

戦闘には使えそうもない小さな額の角と尖った耳、ゴブリンだ。


その姿を視認すると同時にベッドから飛び起きてポケットのナイフ取り出し切っ先をゴブリンに向ける。他の魔族の姿はない、複数居たらマズイけど一対一なら結果は分からない。


「おいおい、お前よぉ・・・これから始まるお楽しみにそんなチンマイ刃物で挑むのか?」


ゴブリンの口角がグンっと上がる。

こちらを嘲笑し小馬鹿にしているのが分かる。


「・・・やらなきゃわからないよ?」


ルミアの口角もゴブリンと同等に上がる。

ただルミアの顏には汗が目立つ、緊張が隠しきれていない。


「い~い度胸じゃねぇか・・・その笑顔何時まで持つのか楽しみだぜ・・・いくぞぉぉ!!!」

「!!」


来る!!


「はいコレェ!!!!」


ゴブリンが勢いよく緑色の球体を渡してきた。


「・・・なにコレ」

「え?キャベツだけど」

「いや・・・キャベツは分かるんだけど」

「ああ、みじん切りにして」

「え?」

「え?」

「「・・・」」


無音の空気、視線と視線がぶつかり合う、間違っても恋は始まらない。


「あ、ああ自家栽培だから。盗んだ奴じゃないよ、大丈夫」


「・・・あぁ、してるんだ、自家栽培」


違う。1から10まで求めている物と全部が全部違う。


「そうそう、大丈夫だからそれ切って」

「・・・えぇ・・・」

「あ、もしかして料理しない人?」

「いや、しない人なんだけど・・・そうじゃなくて」

「ああ!そうか!!気が付かなかった!!ごめんごめん、やっぱりこっちだよね」


ルミアは出刃包丁を手に入れた!


「どうだ?使えそうか?」


うん、アンタを刺すのに最適だと思うよ。


何なのこの流れ。変な空気になっちゃった。なんだろう、殺意が削がれちゃったな。・・・ちょっとコイツに合わせて様子を見てみるか。


「こう?」


テーブルがなければ当然まな板など存在するはずもない。

朽ちかけのベッドにキャベツを置いて・・・


「いやツッコめよぉぉぉぉ!!!」

「え!?ツッコむってなに!?」

「おかしいだろ!?行き倒れた客人が起きたっつってソッコーで労働を強いるヤツがいるか!?いないだろ!?」


ゴブリンが地団太踏んで力説している。


いや、そんなこと知らないし。言いがかりにもほどがあるでしょ、こっちは全然状況飲み込めてないし。


「まあ、それはひとまず置いといて・・・」


置かれた・・・私もアナタのテンションに

置いてかれてる・・・。


「調子はどうだい?痛い所とかある?ああ、そうそうここは俺達魔族の根城だけど、この周辺の魔族は人を襲ったりしないから安心していいよ。ま、すぐに信じるなんてできないと思うけどね」

「あ、ありがとう・・・痛いとこは特にないかな・・・」


ここは安全?


ゴブリンが言う通りすぐに信じるなんてできない。

だから右足首がズキズキ痛むのを言い出さなかった。

崖から落ちたときに痛めたみたいだ。


「気分は?」

「・・・大丈夫」


ゴブリンがルミアの顏を覗き込むとでっかい鼻をフンと鳴らしてベッドの上のキャベツを手に取る。


「ま、ハエトルに乗ったせいで乗り物酔いして倒れたんだろ。調子が戻ったら樹海の外まで送っていくよ。それで名前は?」


なんか、体がだるいことを見透かされた?

・・・あまりいい気はしないな。


「ルミア」

「そうかルミアか!るみ・・・・!?」


ゴブリンの顏が強張る。


「あのお姫様のルミアかぁ!?」

「!?」


この反応どういう事!?私の存在を知ってる反応だ!なにより私を姫って言った!?どういうこと?私の事を知っているのは

城の人とヲォルト、ガーダーだけ・・・


「大変だ!ルシファーに知らせないと!!」


ゴブリンがバタバ走り去る。


「あ!待ってよ!!」


追うか迷ったが思考をまとめることを優先した、何か頭の奥でチリチリ擦れるような特徴的な感覚。思考の流れがバラバラのピースを徐々に繋げてゆく。


魔族の巣 私が姫だと知ってること 魔族の目的 内通者 預言 派閥 兄がなんで王に? 両親は私を継がせようとしてた


・・・誰かが情報をここに流してる?

いや、なんのために魔族に情報を流す必要が?

魔族・・・?そうだ・・・


預言士・・・

長い間国に仕えてきたという老婆の姿をした魔族。


この魔族達の目的を知る必要が出てきた。

預言士の目的は預言士という立場を利用して国を乗っ取ることなのかもしれない・・・


だったら預言士が兄を王にしようとしてたのか納得がいく。

幼い頃から付け入って自分の言いなりになるように育て上げたんだ。きっとヘレンが出ていったことにも預言士は関係してる・・・


ふざけないで・・・これ以上アイツの思い通りに事が運ぶのだけは絶対に嫌ッ!!!


私にできること・・・私がベッドに運ばれたという事は直ぐに私をどうこうするつもりはないって事?だったら素直にここの魔族のいう事を聞いてさりげなく情報を集めて持ち帰ろう。


そうしたらガーターは、褒めてくれる?

優しいあの目をもう一度・・・


私を認めて?私を褒めて?

ルミアが俺の予想を超えて真実に近づいてきた。

ちょっとズレてるけど。

それにしても作者の想定以上に頭良くなってる。

でもこの後の展開を考えると納得するなぁ・・・


まぁ真実に辿り着いたところで物語の結末は

変わらないので問題ありませんね、ルミアには

精々足掻いてもらいましょう。


いい意味で読まなければ良かったと思っていただける

バッドエンドにしたいと思います。

ガンバルンバ。

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