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第32話 選択

ペンタブ使いこなせてないけど楽しい。

使いなれたペイントソフトなのにタッチ操作になった途端

使い方間違えてる。バカだ俺は。


・・・そうそうこの前短編を投稿したら魔王の花の閲覧数が初めて100超えしたんですよ。

まぁ狂気乱舞ですわ。あざっす。

でもしくじった。あの短編書きたくてしょうがない話のとんでもないネタバレが仕込まれてた。

投稿してから気が付いたわ、やってしまったよ。

まぁいいや。

ガタガタと荷車が揺れる、整備されていない悪路路のせいだ。


「いたい!もう降りる!!」


荷車に座っていたルミアだったが、揺れる荷車はお尻が痛くなる。クッションも何も敷いていない木造丸出しなのだから当然と言えば当然である。まさかこれから配る服を自分の尻に敷くわけにもいかない。


ガーダーが荷車を進める足を止めるとルミアが荷車を降りた。


「ルミア・・・俺から離れるな」

「うん、分かってる」


よどんだ空気に微かな異臭。空気の質が劣化してきた、いよいよスラムだ。悪路を進むとどうしても荷車はガタガタと大きな音を立ててしまう。


まるで怪獣でも暴れて半壊したような建物の暗がりから複数の視線を感じる。ルミアもなんとなくではあるが異質な気配を感じ取りガーダーの服をしっかり握る。


「ねぇ、どこまで運んで行くの?」

「この先に・・・もう少し開けた場所があるそこまで行こう」

「分かった」


こちらに刺さる無数の視線。しかしそれらが姿を現すことはなく動く様子はない。


不気味なほど静かだ。ルミアもガーダーも警戒心から言葉を発しない。ただ荷車が揺れる音だけが朽ちかけた建物に吸い込まれてゆく。


ルミアが以前ここを訪れた際はここまで異質な雰囲気ではなかった。はたまたルミアのここでの体験がそう感じさせるのか。本人にもわからない。


結局誰の姿を見るでもなく、ガーダーが言っていた開けた場所が見えてきた。


そこは広場というよりも大きい建物が取り壊された跡地のような場所だった。開けた場所に入る前にガーダーが荷車から離れてルミアの手を引き物陰に飛び込むように隠れる。


「わ!?」

(静かに・・・しろ)


ガーダーの目を初めて怖いと思った。

そしてその目は自分に向けられたものではないとも理解している。


穴だらけの建物群は隠れながらの移動に実に適しており穴から建物跡地の様子を伺いながら接近するのは容易だった。


影から影へ移動を続ける。ガーダーに黙っているように言われたので芽生えた疑問を飲み込んで後に続く。


自分が下手に穴から様子を伺うのは余りに危険が過ぎると理解しているつもりだ。ただガーダーに従い進むだけだ。


建物跡地が間近に迫りようやく誰かが会話しているのがわかった。


「い、いかがですか?」

「・・・ふむ、悪くない500マドルだ」


その金額を聞いた時ルミアの頭の中に勇者の言葉が浮上してくる。


『一部の貴族が隠れて奴隷を買ってるんだ、馬鹿みたいに安い金で』


まさかと思い、つい穴から向こうの様子を見てしまった。ギョっと目を見開く。


カエルのような顏の太った貴族とやせ細ったみすぼらしい男数人。そして顏から血を流した女性が地面に膝を着き手を縛られてうなだれている。


ルミアが目を見開いた原因はそれだけではない。

赤い液体が滴っているその顏には見覚えがある。


そんな深く関わっている人ではないが何回も顔は合わせているし最近嫌われる為にいちゃもんをつけた記憶もある、間違いない。


城で働いている召使いである。メイド服ではなく私服のようなので休暇だったのだろう。


(ルミア・・・ここにい・・・!?)


ルミアの姿が無い、慌てて暗闇の中を見渡すが怯えた視線しか感じない。


「その人から離れて!!」

「うわ!なんだこのガキ!?」


跡地の方からだ。


マズイ!!

ガーダーは思考よりも体が先に動き出す。


ガーダーがルミアを視界に捉えたのはルミアが貴族に体当たりする瞬間だった。


軽いルミアの体重でも不意打ちかつ全力疾走の体当たりは太った貴族を突き飛ばすには充分。


「ゲゴッ!こ、このガキィ・・・!!」


貴族は突き飛ばされて無様に地面を転げる。

値段の張りそうな金の刺繍の施された服に土で汚れる。


「大丈夫!?逃げよう!!」


ルミアが手慣れたナイフ使いで召使いを縛る手の縄を断つ。


召使いが顏を上げて目を潤ませて頷く。ルミアが手を取り、来た道を戻るように駆け出した。


貴族が土を掃いながらどんくさそうに立ち上がりルミアを睨みつける。


「追え!貧乏人共!!あのガキは芸術にしてやる!!金ならここにいくらでも・・・?・・・??」


ポケットを探ると財布が無い。思い当たる節は一つだけ。


「あ、あんのクソガキィィィィィィ!!絶対に逃がすなぁぁあああ!!!」


貴族の声を聞いたここの住人達は暗がりから外に這い出てルミアと召使いを追い始めた。


「させ・・・るかッ!!」追跡者達の前にガーダーが立ちはだかり近くに来た人間をあちらこちらに投げ飛ばす。


ガマ・・・まさかお前がここに来ているとはだから兄者はここで生活していたのか・・・ガマの愚行を止める為に。


コイツさえ居なければ兄者が使用人を辞めることはなかった。

兄者が苦しむことはなかった!

死ぬことは・・・なかった!!


こいつは生きていい人間ではない。殺してやりたい。兄者の仇を、この手で。想定外の機会だ武器を持ってきていないのが悔やまれる。復讐を果たす絶好チャンスだというのに。


「!!」


建物の影から気配が通り過ぎてゆく。

こちらがガマに接近したように建物から建物へガーダーを避けてルミアを追っている。守りに向かわねば。


しかし、殺すべき相手がここにいる。

ここで取り逃がしたら次の機会は・・・果してあるのか?


俺が・・・取るべきものはなんだ?


ガマへの・・・殺意か?

ルミアへの・・・忠誠か?


俺が・・・選んだのは・・・

以前書いたっけかな?

魔王の花は一回漫画(安定のクソ画力)で書きあげた話なんですね。

公開してないけど。

過去編は丸々なかったんですけどね。

なんで『狐につつまれて』より愛着のある物語です。

コマの間に文章入れてコマとコマの間で別の物語が展開する構造でした。

一番最後に文章とコマが一致するとかいう変な仕掛けを作ってましたね~。

懐かしい。もしかしたらそのコマの間に書いた話は『魔王の花外伝』としていつか

投稿するかもしれないっす。

あ、読まない?すいませんでした。今ペンタブで遊んでて調子こいてました

生きててすいません。


そしてこのエピソード終わったらね、ようやく時間が大幅に進みますので

終わりが見えてくると思うよぉ!!※当てになりません

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