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第3話 預言を唾棄せし者

どうも、「その辺に転がっている犬のフンよりも

価値がない人間ガチ勢」のχダニャンです。

今回次回は過去の話ですねぇ。


ところで皆さんスマ〇ラやってます?

スピリットモードがしんどいですよね。

理不尽なやつとかイライラしてしまう。

オンラインはメッチャ楽しいですけどねぇ

時間忘れちゃう。

あ、関係ないことを書くなと?

では


前回も書きましたがルシファーは魔族ではないです。

しかも魂の9割を削り狐の魔族に託してしまったので

戦力は並の人間から見れば圧倒的程度の戦力です。

魔族共通の性質に異常な再生能力があるのですが

当然ルシファーにはないです。

この国には長年に渡り守られていた伝統があった。

その伝統が生まれたきっかけは歴代の王に仕える老婆のとある預言であった。


「王家に生まれた女はこの国に破滅をもたらすよぉ・・・女が生まれたら直ぐに処刑しなぁ・・・」


この予言は守られ続け王家に生まれてきた女児は民衆の前で公開処刑されてきた。預言士の預言はもはや預言の域を超越しており、もはや神託言っても過言ではなかった。それ程までに預言士の言うことは正確無比であった証明でもある。


王家の女児処刑を嘆く民衆は少なく、異を唱える少数派は異端者として扱われ立場を追われた。預言に逆らうなど悪魔の所業に他ならないのだから当然と言うよりも必然であったのだ。しかし、その伝統は型破りなヘンテコな王によって密かに崩れ去ることになる。


「エア国王!!止めて下さい!!あと王冠をお忘れです!!」


恰幅のいい男性が差し出された王冠を投げ捨てた。彼はエア、国王である。大臣が慌てて王冠を拾い再び必死にエア国王の前に立ちはだかるが焼け石に水だろうことは目に見えている。


「やかましい!!我が子が生まれる瞬間だぞ!立ち会ってもよかろうが!!」

「おぎゃあ!おぎゃあ!」


扉の向こうからエア国王と大臣が言い合っている間に子が生まれてしまったようだ。


「あぁ!間に合わなかったではないか!!どう責任を取るつもりだ貴様!!」

「どうと申されましても・・・」

「ええい!どけい!どけどけどけい!!」


エア国王が大臣を押しのけ王妃が居る部屋に飛び込むように中に入る。


「ペンナァァァ!我が子は何処!?」


勢いよく扉を開くとベッドに横たわるペンナ王妃と出産に立ち会った召使い達がこっちを見る。先に口を開いたのは召使いの一人だった。

 

「静かにして下さい!」

「ヘレン、いいの・・・・・・見てあなた、男の子よ・・・」


ペンナ王妃が額に汗を滲ませながらも笑って見せた。ソバカスのあるその顔は王妃のイメージには程遠い、貴族でもない一般家庭から嫁いてきたのだから当たり前なのかもしれないが。


「おお、愛しの我が子よ!!」


エア国王は駆け寄り間近で自らの子の顏を眺める。


「うっ!」

「!?どうした!大丈夫かペンナ!!」

「双子です!王様!外でお待ちを!!」

「いやだ!儂も立ち会う!!」


扉の向こうから大臣が声を荒げる。


「バカ言わないで下さい!国王たるものがこのような穢れた場に居てはなりませぬ!出てきて下さいませ!!」

「やかましい!!新しい命の誕生だぞ!何が穢らわしいだっ!!むしろ神聖なる瞬間だろうよ!毛根捨ててる暇あったら古臭い考え捨てろ!!」

「捨てたくて捨ててるわけじゃないわぁ!!誰のせいだとお思いか!?」

「出産が穢れてる?バカも休み休み言え!だったら我らも穢れた存在だろが!!そんなバカなことあってたまるか!!そんな思い込みした奴がバカなんだ!儂はこの国を変えるぞ!!頭でっかち!すっこんでおれ!このハゲ!!!」

「は、ハゲてませんがァ!?」

「儂は知ってるぞ!後頭部に円形脱毛症の兆しがあることを!!」

「ゲェッ!!どこでその情報を!?畜生!給仕のマウスリップだな!?」

「うるさいです!!外で静かにしてて!!」


召使いヘレンの怒りが爆発し、国王は外に追い出されてしまった。


「ほ~ら、貴様のせいで追い出されてしまったではないか」


扉の外で国王と大臣が体育座りで待機中。騒ぐとまた怒られるので体育座りで体を前後にユラユラさせながら小声で話す。


「・・・国王、私は貴方に付いていくと改めて決めましたぞ」

「何故だ?今反発したではないか」

「あの反発は形式に過ぎませぬ。私は中立を保たねばならぬ立場ですから。貴方なら、この国を変えていけるのかもしれないと私は信じて止みません」

「そうか・・・時々思うのだこの国自体が宗教のようだと」

「恐れながら私も同じように感じております」


「おぎゃあ!おぎゃあ!」

再び赤ん坊の泣き声が聞こえてきた。


「生まれたか!?」


国王が立ち上がり扉を開く。王妃はすすり泣き、召使い達はうなだれていた。


「あなた・・・ごめんなさい、女の子です・・・ごめんなさい、ごめんなさい・・・」


エア国王はペンナ王妃の肩に手を置く。その所作に一切の動揺や迷いの類はない。


「バカもん、お前のせいではないだろう?」


その言葉に召使い達は安堵のため息を漏らす。歴代の王の中には女を生んだ王妃を子と共に処刑したり、奴隷として扱うなどの処罰を下すことも決して少ない事例ではなかった。エア国王に限ってそれはないと安心は有りつつも一抹の不安は過るのは仕方ない、そういう歴史を抱えた国なのだ。


一瞬の安堵こそ見られたがみんな落ち込んでいた。これから子供が生まれたことを民衆に知らせ女の子の方を公開処刑しなければならない。民衆に『ちゃんと殺した』と証明する。その為の公開処刑なのだ。


処刑方法は歴代の王により異なるが生まれてきた罪を償わせる為火あぶりに処す王が多かった。

召使いの一人が恐る恐る口を開く。


「処分はいかが致しましょう?」

「・・・儂には3人の姉が居たらしい全員、処刑されているがな」

「「「・・・」」」

「しかも全員母親が違ったのだ、信じられるか?それを知った儂は父上が大っ嫌いだった。歴代の王たちも糞喰らえだ奴等と同じ道を、儂は歩まぬ」

「あなた・・・もしや」

「この子は処刑せぬぞ!!」

「待って下さい!王よ!民衆にどう説明をっ・・・」

「幸いに今回は双子だ生まれたのは男一人ということで民に知らせる」

「・・・!」

「この子は城の中だけで生きて貰う・・・今はな。いつか民衆の心を変え、姫として堂々とこの子を表舞台に送り出す!それを儂の人生の目標とする!!」


ペンナ王妃が涙を流しながら微笑む。


「では、この子に名前を与えることが許されるのですね・・・」

「もちろんだ、一緒にこの子達を育ててゆこう。ここにいる皆も手伝ってくれるな?」


王の決断に反発するものはいなかった。虎視眈々とこの瞬間を待ち望んでいた預言士も会話を盗み聞き、満足そうに笑みを浮かべどこかへと消えていった。

なんでこの国王からあんなクソ王子が育つん?

答えは次回!


クソみたいな企画を唐突にやる(企画倒れ前提)


次話投稿までにブックマーク


1件あったらゲバルト国王のイラストをツイッターにあげる

2件あったらルシファーのイラストをツイッターにあげる

3件あったらルミアのイラストをツイッターにあげる

4件以上あった場合はルミア、ルシファー、ハエトルを描く


いつものクソ画力だけどな!!!

前作狐につつまれてで似たことして企画倒れしたから

問題なく企画倒れするだろう!

良し!!寝よ!!!

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