5章終了時
〇コンスタンス・グレイル
口は禍の元を地でいく十六歳。色んなことがあり過ぎて頭がぱーんってなりそう。
週刊誌デビューを果たし、赤毛やらピンクやらなんだか多方面から引く手数多だが、正直こういうモテ方は求めてなかった。
この度婚約者(仮)からうちの子認定された←new!
〇スカーレット・カスティエル
ようやく腹黒セシリアに会えたのに特に成果もなくてこの怒りをどこにぶつけていいのやら。とりあえず襲ってきた不審者にぶつけてみたら反動で休眠状態になってしまった。正直そんなの聞いてない。
〇ランドルフ・アルスター
なんだか知らんうちにスカーレットの存在を受け入れていた二十六歳。たぶん思った以上に単純な婚約者(仮)が、よく虚空と喋ったり驚いたり青ざめたりしているからだと思う。
最近うちの婚約者(仮)ってもしかしてとてつもないうっかり屋さんなんじゃなかろうかと気づき始めた。
〇カイル・ヒューズ
ランドルフの腹心。諸事情あって某班のお坊ちゃんを撃ち殺したくて仕方がない。軽薄な外見に反して鬼のような仕事ぶりのためアルスター班では「顔だけ悪魔」と畏れられている。ちなみに「顔だけ悪魔」とは「顔だけ(はべらぼうに良いけど中身はただの)悪魔」の意である。
メルヴィナという国の武器商人をマークしていたが、泳がせてるつもりが勝手に逃亡したため散々な目にあった。
尻派なのかおっぱい派なのかはっきりして欲しいところ。
〇エンリケ
二十代後半。線の細い美人。
「おれ……ほんとは王さまになりたくないんだ……」などと思春期の中学生みたいなことを言っている。
〇セシリア
二十代後半。根性がねじ曲がってる。
十年前は視界に入る人間すべてに殺気を向けるという田舎の不良グループの頭みたいなことをしていた。
子流しの毒を飲まされていたらしい。
〇デボラ・ダルキアン
新しく見つけた玩具で楽しく遊ぼうと思ったらとんだ邪魔が入ってご立腹。
本人は悪いことをしているという意識がない。
たぶんアビゲイルが大嫌い。
〇アメリア・ホッブス
二十代前半。癖の強い赤毛に緑灰色の瞳。
メイフラワー社の女性記者。別名義はアンソニー・ハーディー。
なんかすぐマウントとってこようとしてくる。
〇キンバリー・スミス
四十半ば。市民団体すみれの会の婦人部代表。
よくわからないがチンピラのごとくコニーにいちゃもんをつけにきた。
しかし助っ人ケイトの三遊間ヒットによりあえなく退場。
全身ピンクで堂々歩けるのはたぶん林家夫妻かこいつくらい。
〇ニール・ブロンソン
洒落たシティボーイからどういう心境の変化か初心なチェリーボーイのような見た目になった。穢れなきものに憧れる精神の現れかも知れないが、おそらく深く追求してはいけない。
スカーレットから生涯コニーの下僕認定を受けた←new!
〇ウォルター・ロビンソン
三十代後半。黄みがかった灰色の瞳。悪人顔。
ウォルター・ロビンソン商会の創始者で、外国との交易を得意とする海運王。貧民窟出身の成り上がり。なかなかお茶目な性格。
得意先はオブライエン公爵家でアビゲイルとも懇意にしている様子。
〇アビゲイル・オブライエン
三十代前半。金髪に青い目。ランドルフの遠縁。
美人ではないが愛嬌のある顔立ち。
【豊穣の館】の現所有者でメイフラワー社の出資者のひとり。
たぶんどこかの誰かさんみたいに気がついたら体が動いてる脊髄反射タイプ。
若い頃は誰かさんみたいにうっかり者だった。
すぐに危ないこと首を突っ込むので飼い犬にぎゃんぎゃん吠えられている。
〇オルダス・クレイトン
三十代手前。メイフラワー社の記者。アメリアに振り回されてる気弱な猫背男。
と見せかけて実はアビゲイルの飼い犬だった。たぶんイケメン。
飼い主が色々と首を突っ込みたがるので気苦労が絶えない。
〇ミリアム
十八~二十歳。【豊穣の館】の娼婦。おっとりとした垂れ目な美女。
おっぱい。
〇レベッカ
十八~二十歳。【豊穣の館】の娼婦。勝気そうなスレンダー美人。
ひんぬー。
〇ケイト・ロレーヌ
これでもかとフラグを量産した結果、二時間ドラマの中盤で殺される人みたいなことになってしまった←new!