8章終了時
〇コンスタンス・グレイル
三下から切り込み隊長ポジションになった十六歳。
小動物のような見た目に反してぱぱんとか婚約者とか卑怯な組織とかに鉄砲玉のようにぶつかっていく肉を切らせて骨を断つスタイルを確立した。
やっと斜め上な婚約者と距離が縮まったと思ったら今度は物理的な距離ができてほんともうどしたものやら。
あと処刑とか正直聞いてない。
〇スカーレット・カスティエル
どいつもこいつも人の復讐の邪魔ばっかりしやがって……!な永遠の十六歳。
正直戦争云々よりも復讐の方が大事だが、どっかのポンコツが首を突っ込むので仕方なしにつき合っている。
ちなみに某埠頭で突然101回目のプロポーズばりのメロドラマが始まった辺りでは始終「爆発しろ」と思っていた。
ただいま絶賛行方不明中←new!
〇ランドルフ・アルスター
ちょこまかと予想外な動きをする婚約者にとうとう白旗を上げた。
紆余曲折あったが、アルスターとしてではなく、ただのランドルフとして生きていこうと決めた矢先に当のコンスタンスが冤罪により投獄され処刑も決まるというカウンターを食らってちょっと心がついていけてない。
たぶん、世が世ならダースベイダーになってる。
〇キンバリー・スミス
ただのピンクのおばちゃんかと思ったらとんだ007だった。
現在負傷中だがすぐに復帰するはず。
シモン・アルスターには色々と複雑な想いがある。
〇ルチア・オブライエン
第六感に振り回されるサイキック・ガール。
生い立ちが生い立ちだったので変なところで物分かりがいい。
レティシアは初めて出来た同年代の友達だから何としてでも守りたかった。
修羅場サバイバーとしての能力に期待したい。
〇ユリシーズ・ファリス
人知れず頑張る健気な王子。
けっこう序盤から攫われてるのに何だかんだ別の事件が起きて後回しにされてるという薄幸の美少年。
そろそろ本気で助けてくれてもいいと思う。
〇アドルファス・カスティエル
歪んでいるように見えて意外にまっすぐな人。
先妻には逃げられ後妻には先立たれ挙句の果てには娘の処刑を進言するというハードモード人生。一歩間違えればダークサイドに落ちるところだったが、初対面の小娘に食らったビンタで目が覚めた。
〇アリエノール・カスティエル
まっすぐに見えてよどみなく歪んでいる人。都合が悪くなるとすぐに最終奥義「文句があるならコーネリアに言え」を出してくる。自分の欲望に非常に忠実で、己を犠牲にして国に尽くす旦那とは正反対の性格。
エピソード執筆中に某解剖ドラマの主題歌をよく聴いていたのでアドルファスが作ったのはレモネードになった。
〇クリシュナ
余裕ぶってるけど実はけっこう計画失敗してる。レッドカーペット級の演技派なので下っ端とかは騙されてるけど、サルバドルあたりは地味に気づいている。
指摘すると逆ギレとかしてくるタイプ。
〇デボラ・ダルキアン
幼い頃はアビーの友人だったらしいが、いつの間にか道を踏み外してしまった初代・裸の女王さま。夫であるサイモンはただの犬。結婚後は某コケッコッコーとは関係なく犯罪に手を染めていた。
とにかくアビーのことが嫌いで嫌いで仕方がなくて、けっきょくそれで墓穴を掘るという昭和の少女漫画の典型的な悪役のような女性。
最後は何だか可哀想なことになった。
〇サルバドル
面倒臭くなるとすぐに刃物とか出してくるサイコパス。
何だか色々と自分ルールがあるらしく子どもには手は出さないが、だからと言って子どもに優しいわけではない。もちろんロリコンでもない。
某コケッコッコー社のエージェントだが、老舗に勤めているという誇りも情熱もなく、いざとなれば「辞めればいいんじゃね?てか派遣でもいいんじゃね?」と考えているような現代っ子。
〇ショシャンナ
銀髪に柘榴石の瞳のいきものがかり。それなりに美少女なはずだけど、たぶん給食のおばちゃん並に所帯じみてる。
自由人な兄に振り回される真面目な不憫体質。人質の世話なんて一人でも大変なのに、気づいたら二人に増えてて正直どうしたらいいかわからない。心の底からサルバドルを殴りたいお年頃。
友だちがいないのでルチアのことがちょっと気になる。
〇パメラ
「二代目裸の女王さま」から「きっと来る貞子」みたいなことになった。




