7章終了時
〇コンスタンス・グレイル
役に立っているんだかいないんだかな十六歳。そろそろ本格的に胃に穴が空きそう。
始まりはスカーレット・カスティエルの復讐だったはずが、いつの間にか国が侵略されるされないの話になっていて動揺を隠せない。
あと戦争とか正直聞いてない。
〇スカーレット・カスティエル
怒れる永遠の十六歳。20万字もかけてようやっと復讐相手が分かったと思ったらすぐに死ぬとかちょっとそろそろいい加減にして欲しい。
オルダスもアビーもどうなろうが興味はないが、どっかのポンコツが泣きそうだったので仕方なく協力してやったのはここだけの秘密。
あと戦争とか正直どうでもいい。
〇ランドルフ・アルスター
デート場所に歴史資料館を選び婚約者を当惑させるという離れ業をやってのけた某斜め上閣下。後日友人から近年まれにみる雷を落とされたが、正直何が悪かったのかわからない。
凸凹コンビを差し置いて十年前の真相にたどり着きそうなご様子←new!
〇カイル・ヒューズ
友人の斜め上っぷりに頭を抱えた結果、『婚約者と行きたい! 王都ベストスポット30! ~はじめてのデート編~ 』 というそのままな書物を贈呈することに決めた。
〇ルチア・オブライエン
スカーレットが視えるおませな女の子。
生まれた瞬間から人生がハードモードだったため、気を失ったふりや気配を殺すことが得意。
〇オードリー
かつては薔薇十字通りの宝石と謳われた伝説の娼婦。
今は泣く子も黙る守銭奴婆。ちなみに若かりし頃に彼女から夜の手ほどきを受けたお偉方は今も彼女に逆らえないとか。
〇オルダス・クレイトン
アビーの駄犬。今回アイシャは殺されるわ指名手配にはなるわアビゲイルは捕まるわで生きた心地がしなかった。何一つ見せ場がないどころか、多少不可抗力だったとはいえ足を引っ張りまくったことを内心では非常に気に病んでいる。
〇ウォルター・ロビンソン
実は十年以上もアビゲイル一筋な純情王。
孤児から成り上がったのもアデルバイドに腰を据えたのも全て惚れた女のためなのだが、当の本人には全く伝わっていない。
オルダスとは犬猿の仲。
〇アビゲイル・オブライエン
たぶん恋愛方面に関してだけはどこかのポンコツ令嬢並に鈍い。
〇サン
ファリスからやってきた金髪の大柄な女。たぶん無神経。
第三王女殿下派で、ユリシーズを探している。
苦手なものはエウラリアの小言。
〇エウラリア
ファリスからやってきた銀髪の細身の女。たぶん神経質。
第三王女殿下派で、ユリシーズを探している。
苦手なものはサンのデリカシーのなさ。
〇アメリア・ホッブス
起死回生のため王太子妃をマウントしようとしたが、相手が愛らしい栗鼠ではなく腹を空かせたクズリだったため尻尾を巻いて逃げ出した。
〇アドルファス・カスティエル
何 や っ て ん の パ パ ン