6章終了時
〇コンスタンス・グレイル
夢見る乙女じゃいられないと気づき始めた十六歳。
ポンコツなりに頑張ろうと模索中だが、その結果として死にフラグを量産していることにまだ気づいていない←new!
でもきっと主人公だから何とかなるに違いない。
〇スカーレット・カスティエル
こちらもこちらで消えフラグを量産している永遠の十六歳。
本人はあまり気にしていないが、たぶんあのバチバチってやつは使い過ぎない方がいい。
ちなみに最近「あれこれもしかしてわたくしの復讐ぜんぜん進んでなくね?」と気づいてしまいマジでキレちゃう5秒前←new!
〇ランドルフ・アルスター
危なっかしい婚約者にハラハラさせられっぱなしの死神閣下。
【暁の鶏】関連で目が回るほどに忙しいせいか、ついでに己の心の中も忙しくなっていることにはあまり気づいていない鈍感閣下。
〇カイル・ヒューズ
仕事大好き人間なのでここ数カ月の怒涛の仕事量に嬉しい悲鳴を上げている。
彼の部下はただの悲鳴を上げている。
不器用な友人を見かねて最近『天然な上司を見守り隊』を結成した。
〇ケイト・ロレーヌ
攫われるわ殴られるわ髪は切られるわで普通なら心が折れるところだけれど最後まで負けなかったヒロインよりもヒロインらしい芯の強い女の子。
グレイルさん家の一番娘とはきっとズッ友。
〇セシリア
田舎上がりのヤンキーかと思ったらどこぞの組織の手駒のひとつだった。
人を殺すことには躊躇いがない。
例の堕胎薬は自ら服用していた様子。上層部からは王太子との子供を作れとせっつかれていたらしい。
〇サルバドル
『バド』という偽名でエルバイト宮に出入りしていたが、どこかのポンコツコンビのせいで出禁になった。
ホセの暴走を静観したりセシリアに堕胎薬を手配したりと別に組織に忠誠心があるわけではない様子。なのでコニーが持っている(らしい)リリィ・オーラミュンデの鍵に関しても、命じられれば奪いに行くが命じられていないので放置のスタンス。基本的にルーズ。
〇レティシア・カスティエル
どっかの誰かさんのように偉そうで、どっかの誰かさんのようにちょっと抜けてるおチビさん。
愛称はレティ。父親の愛情を受けてすくすくと育った。
〇マクシミリアン・カスティエル
ランドルフの知己で次期カスティエル当主。
誰が何と言おうと愛情をこめて娘をレティと呼び続けている。
顔立ちが冷たいのとツンデレなだけできっと根は優しい。
〇アドルファス・カスティエル
濃い紫色の瞳を持つ五十代ほどの現カスティエル当主。
ランドルフの父親を知っているらしい。
『エリスの聖杯』については知らないと言っていたが……
色々と裏がありそうなご様子。
〇アメリア・ホッブス
ありあまる野心を隠しきれずに何度も聖ニコラス病院に突撃していたら何かを呼び寄せてしまった。前世はイタコだったに違いない。
〇ルーファス・メイ
アメリアに近づいてきた財務監督官補佐役の男。平凡な容姿。
瞳の中に二連の黒斑があるらしい。