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Up to you  作者: 雪車町 悠
1/1

男?そんなのいなくても暮らせます!

.。.:✽・゜+.。.:✽・゜+.。.:✽・゜+.。.:✽・゜+

「生良ちゃんは、どうせ恋愛なんて興味無いでしょ?だからあたしのためだと思ってこれ渡してきてくれない?」


恋愛に悩みまくるなんてくだらない。でも、興味がないわけじゃないんだよ。

.。.:✽・゜+.。.:✽・゜+.。.:✽・゜+.。.:✽・゜+

うち、生良和歌。汽野高校一年生。皆は生良ちゃんって呼びます。男に負けたことなんて一度もない。ケンカにスポーツ、女子にもモテるイケメン女子。髪も栗色のショートヘア

でよく今だに男に間違われる。ファンクラブもある。一年だけど生徒会の会長もやってます。

だけど、男に女として見られたことはありません。でも、良いの。男がいなくて不便することはない。むしろ邪魔。そんなうちに男なんていらない。皆そう思ってる。ならそれで良い。

「生良ちゃんおはよぅー!」

「おはよう。」

「生良ちゃんおはよ。」

「おはよ。」

皆からの挨拶が一日でもなかったことはない。たまに変な奴が来たりするが…

「生良ちゃん、おはよう。いつもかわいいね。」

「同じ女同士で言わないで頂きたい牙先輩。貴女にはかっこいい男がお似合いですよ。」

彼女は牙瑠璃香。生徒会副会長。うちが学校に入るまで会長だったから絶対恨んでるはずなのに、彼女は何故かうちに強い愛情をくれてくる。全く不思議な人だ。

「やだな〜生良ちゃんが入って来てから男なんて興味無いの…♥︎生良ちゃんさえてに入れば良いのよ…。さあ、生良ちゃん!私と付き合…」

「お断りします。」

「生良ちゃん…。私のこと嫌いなの…?せめて最後まで言わせてよ!」

「先輩が嫌いでは無いですよ。ただ、汽野高校のマドンナが彼女作ってどうするんですか。先輩は汽野高校の永遠のマドンナとしていてください。」

「生良ちゃん…。優しい♥︎ますます好きになるわ〜♥︎」

うちにパートナーはいらない。欲しいのは権力と実績を残せる場所。

「生良!ちょっといいか?」

「はい。先生今行きます!」

会長は忙しい。

「なんでしょう?」

「実は、転入生がいてな。そいつをお前のクラスにいれるから一応紹介しておくよ。」

「今の時期とは珍しいですね。11月転入とは。」

「まあ、事情があってな…。」

「わかりました。ではどちらにいるんですか。」

「もうすぐ来ると思うが…」

ガラガラガラッ

「遅れてさーせん。」

「紹介しよう。松島英明君だ。」

「何こいつ。」

「我が校の生徒会長だ。」

「名前は?」

「生良和歌だ。よろしく。」

「生良君?女っぽい名前すね。」

「生良は女子だ。」

「マジすか!だって髪短いし、声もいかにもかっこいいイケボだし、ジャージだしおまけに胸無いし。」

「こらっ!!生良は優秀な生徒なんだぞ!」

「ま、優秀じゃなきゃこんなやつ会長なんてなれないしね。」

こいつとの出会いがうちの人生を180度変えることになるのであった。

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