表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

七鈴学園



4月。


桜が咲き誇る季節だ。


バスの窓から見える鮮やかな桜色を眺めながら、俺はぼんやりとしていた。


バスは緩やかに走行中。


そのバスが向かう先は、とある一つの学校だった。




―――七鈴学園。



周囲からは「魔術学園」だとか「超能力学園」だとか言われていたりするが、そんな大層なもんじゃない。


魔術や超能力だなんて、便利でカッコイイものじゃないんだ、この力は。


だからこそ、そんなどうしようもない力を、七鈴学園の校長は敢えて「能力」と言ったんだ。



ピンポンッ


我に返ると、座席全てに設置されているボタンが光っていた。


このボタンは「次のバス停で降りますよ」という意味で、よくよく考えてみれば、次は七鈴学園だった。


きっと押したのも俺と同じ学生なんだろう。




そういえば、言ってなかったような気がする。


俺の名前は、胡桃澤(クルミザワ) (ナオ)だ。


今日から、高校一年生。


よろしく。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ