通路が崩れるなんて聞いてないッ!!
最近、投稿頻度が低くてすみません。がんばるます。
「たっか!!ここたっか!!!」
「しーっ!うるさいよろぜ!!」
昼にルナが見つけたでこぼこになっていた壁を俺とルナは登っていた。
でこぼこになっていると言っても、大きな石が使われているので結局はレッツ!クライミングッ!しないといけない。
一段一段を慎重に登り、やっと立てる場所で休憩した。
「な…なあルナ。私…言ってなかったんだけど……。」
「?なに、ろぜ。」
「私、高いところ苦手なんだよ…。」
「そんなこといわれても、もうむりだって。」
登りながらそうルナに言った俺は本当に高所恐怖症で、今!下を見たら確実に気絶するだろう。だからなるべく上を見て登っている。
「ほらがんばってろぜ!あとすこし!」
「あ…ああ。頑張る。私頑張る。」
風がびゅうびゅうと体に降り注ぐ中、慎重にひとつずつ。掴む。上がる。
「ふええぇ…たけえよぉ……」
「ふっ…ふっ…ふっ……。ふいぃぃー…。やっと国の目の前まで来れたあああ……」
国と高さが同じになり、そこから横に横に移動し、ついに国の前まで着くことができた。
「…よくがんばったね、ろぜ。」
「ああ…まじで怖かったああああ…」
そんな会話を交えながら国を見た。
「さて、どうしようか?」
「うーん……。」
「あっ。」
「あそこから入ることができるかも。」
「おー、あそこならきづかれなさそうだね」
「だな。」
国の土台となっている所に木で作られた通路があった。それは土台を作るためにかけられた吊り橋のように簡易的なものにできあがっていた。
そしてその通路は上からは見えないようになっており、こっちにとって、とても都合がよかった。
俺とルナは壁からずり落ちないよう、慎重にそこへ向かった。
「ほいっ」
ぴょーんとルナが通路に向かって跳び、着地した。
「うぇぇぇえ…。ここは跳ばないといけないのかよ……。」
「ほら、ろぜ!」
「ルナ…!」
ルナが手を出してくれた。
その姿を見て、勇気を出して跳んだ。
「うわぁあぁああ!」
着地。
「…も、もうやりたくない……。」
「がんばったね、ろぜ。」
「あ…ああ。ありがとう。」
「ここからはそんなことしなくてもだいじょうぶそうだよ」
「…まあ、この通路が壊れない限りね。」
ギシッ…ギシッ…。
「…登ってる時よりも、通路わたってる方が怖いかも。」
木でできた通路は歩く度にギシギシときしむ音が鳴り、いつ落ちても怖くない状態で、その通路をすいすいと歩くルナと、がくがくで歩く俺がいた。
「ゆっくりあるいてるほうがくずれそうだよろぜ。」
「っ!怖いこと言うなよルナッ!!」
「しっ!うるさい、ろぜ!!」
国の土台は壁側がとても厚く、壁の外側に行くにつれ細く、直角三角形のようになっていた。
今はその斜辺を上がっている感じだ。通路は坂で、上に上がれるようになっている。
だが、怖いものは怖い。上がるにつれ、少しずつだが急になっている。
当然木のきしむ音もセットでついてくる。アンハッピーセット過ぎる。
「そろそろうえにいけそうだよ!」
「おぉ!早く上に!!地面に一」
ベキッ…バキバキバキッ!!
「あ…………。」
「……!ろぜ!!」
「走れぇえ!!!」
限界が来たのか、俺の1m後ろから通路が崩れ始めた。
俺はルナにそう伝え、全力で走った。
バキバキバキバキと、どんどん崩れていく通路。
なんとか崩れる1秒前の通路を走る俺とルナ。
「やっぱり壊れたあああ!!」
「とにかくはしってろぜ!!」
「よく冷静でいられるなルナ!!尊敬するわぁもう!!」
「そんなこといってるばあい!?わたしだってけっこうあせってる!!」
うわあああ!と叫びたいところだが、上にばれてはいかんので頑張って抑えてはいる。通路が崩れる音だけなら何とかごまかせるかもしれない。
「…あ!通路の先に!!」
「はしご!?」
通路の先には、はしごがかけられており、昔はそのはしごを使って登り下りをしていたのだろう。
でも、今はとにかく!
「あのはしごに掴まれ!」
「ほいっ!」
はしごに目掛けて全力ダッシュした。
「ほいっ!つかんだよろぜ!!」
「分かった!あとは私がッ!!」
バキッ
「っ!ろぜ!!」
はしごに向かって跳ぼうとした瞬間、ついに俺の足場が崩れた。
「…あっ!!」
通路がすべて崩れ、俺の下は空中になってしまった。
しまっ…!!落ちる!!
「一ろぜぇ!!つかまって!!」
「なっ、ルナ!?」
ルナが俺に向かって爪を向け、伸ばした。
「いたいかもしれないけど…いまは!!」
「分かってる!!」
グシャッ!!
「…ッ痛!!」
爪を掴んだ手から血が流れ出た。
「一ッ!掴んだよルナ!!」
「ほいっ!そのまましっかりつかんでて!!」
そして伸ばした爪を勢いよく戻した。
「うわっと!!」
「いたっ…いたいけどがまん!!」
ルナも指先から血が流れ出た。
「ろぜ!わたしのあいずでてをはなして、わたしよりもうえにつかまって!」
「分かった!!」
シュルルルルル…。
「一いまっ!!」
「おしっ!!」
言われた通り、ルナの合図で手を離し、ルナより高く上がった俺は、はしごに掴まった。
「………。」
「………。」
ゆらゆらと揺れるはしごの音がしばらくの間続いた。
揺れが収まり、俺とルナが口を開くのは同時だった。
「「あぶなかったぁぁぁ!!!」」
お気づきの方もいるかもしれませんがタイトルの第○話というのを消しました。
こっちの方が書きやすい。




