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・SAVE・転生したら猫耳少女だったのでとりあえず魔王になろうと思います。  作者: さどがしま たつや
第二章 ロゼの旅(仮)
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壁の向こう

今回は短めになってしまいました。すみません。

「…なにも…ない……。」

人間の発言に俺とルナはしばらく唖然としていた。


やっと俺は口を開いた。

「なにも…ないということは…」

「文字通りこの壁のむこうには何もない(・・・・)んだ!!」

「……。」

…どういうことかさっぱりわからない。何もない?そんな馬鹿な話があるわけない。

「どこで知ったのですか?」

俺は人間に聞いてみた。

「はあ…はあ……。ああ…。」

人間は冷静になり、そしてゆっくりと話した。

「昔からの言い伝えだ。この"世界"には壁があり、この壁は"世界"を囲んでいる。その理由は壁の先にある"何もない世界"からこの"世界"を守るためだ。」

「…では、壁の先を見たことはがあるのですか?」

俺はまた人間に聞いてみた。

「見たことはない。だけど、周りもそう言ってる。だから俺も信じている。」

「そう…ですか。」

俺は一度考えることにした。

"世界"を囲む壁…そしてその壁の先は"何もない世界"が広がっている……。だけど、その世界を見たことはない…。

「どう思う、ルナ。」

ルナに聞いた。

「…うそ。なにかあるとおもう。」

「そうだな。」

にっ、と笑ってルナの頭を撫でた。

ルナはごろごろとのどを鳴らした。かわいい。

「調べてみないといけなさそうだ。」

そして、ルナの頭から手を離し、人間に言った。

「貴重な情報をありがとうございます。それでは、頑張ってくださいね。」

俺とルナはその場から立ち去ろうとした。

「助けてくれないのか!?」

人間が意外そうに、そしてまた焦りながら言った。

「嫌ですよ。もう一つの理由がまた厄介なのでしょう。絶対にいやです。」

「そんな!!」

「では。」

ガクッと両手を地面について俺とルナの姿が見えなくなっても「もう、おわりだ。死にたくない…」と絶望するようにずっと言った。

「ろぜ、たすけなくてよかったの?」

人間の姿が見えなくなった後、ルナが横から俺を見上げてそう言った。

「厄介ごとにはあまり手を付けたくない。それより今はこの壁の向こうの世界が知りたい。」

「それもそうなのかな。」

そして、ルナは前を向き、歩き続けた。




「……登って壁のてっぺんまでいけないかな。」

「むりじゃない?」

俺とルナは壁を見上げていた。

「……無理かあ。」

即、諦めた。

「じゃあ、無効化スキルでこの壁を壊して…」

「かべがぶあつかったらどうする?」

「……厚さかあ。」

「"なにもないせかい"からまもってるかべならそうとうきょりがあるんじゃないかな」

「……そうだよなあ。」

さっきの話を少しいじるように言ったルナの言葉にそう言った。

…てか普通に考えて危ないか。

「ならどうしよう…"世界"から出れる場所なんてあるのかな。」

「どうだろうねー」

そんなことを離しながら壁を見上げ続けていた。

そして、しばらく壁を見て言った。

「なら、このままずっと壁に沿って歩いてみるか。」









「…ええー……。」

ルナはすごく嫌そうな顔をした。

「え?嫌か??」

俺はすっごく疑問に思った。

「やだ。いきあたりばったりすぎ。」

「この"世界"から出る手がかりが見つかるかもしれない。いい案だと思うんだけど。」

思ったことをただ、口から言葉として出した。

するとルナは俺から顔をそらした。

「…まあ、ろぜがそうおもうなら…わたしは…ついていくだけ…。」

「…そっかあ。」

少し照れくさそうに言ったルナを見て、まじ天使。と思いながら俺はそう言った。

「なら、壁に沿って歩いていこう。」

「ほい!!」

元気にルナが右手を上げ、そして俺の左手を上げた手でしっかりと掴んだ。

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