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・SAVE・転生したら猫耳少女だったのでとりあえず魔王になろうと思います。  作者: さどがしま たつや
第二章 ロゼの旅(仮)
32/39

"世界"

今日は色々あって休日でも1話しか投稿できませんでした。

あ、深夜0時30分あたりに投稿したあの話は昨日書いたってことにしといて。

ただ間に合わなかっただけなんだ。

「すぐには殺しません。ですが、何個か質問に答えていただければ殺さないです。」

怯える片目の人間に俺はそう言った。

「わ、分かった!!質問に答える!!だから、命だけは…!!」

とても焦っている状態で片目の人間が言った。

「ありがとうございます。」

一度礼を言い、俺は質問をした。

「では、先程質問できなかったことを聞きますね。奴隷にされるということはどういうことですか。何か罪を犯したというわけですか。」

その質問に片目の人間は素直に答えた。

「違う」

「ではどういうことでしょう。」

俺は片目の人間に聞いた。すると震えた口が言葉を発した。

「俺たちの家系は15歳になると奴隷にされちまうんだ。理由もなく!!」

「何か罪を犯した訳でもないのですか。」

「ああそうだ!何も罪は犯していない!!なのに奴隷にされた!」

国に対して怒りのこもった

…まさか人間の中でも迫害されている人達がいるとは。

「…なら何故ここにいるのですか?そして、あなたはどう見ても15歳には見えませんが…。」

話の中で疑問に思ったことを俺は質問した。

「俺達の代で方針が変わったんだ。」

「………。」

そう言って片目の人間は続けて言った。

「"人間の奴隷より、亜人の奴隷の方が効率がいい"と国王が言って、その時奴隷にされていた人間は解放された。俺が15歳の誕生日の日に方針が変わって助かった。うれしかったよ。

……だがそれは形としての解放だった。解放された奴隷は1年に一回、選び出され(・・・・・)、亜人を捕まえに行かねえといけないんだ。

1週間以内に捕まえられたら本当の解放だ。だが、もし捕まえられなかったら奴隷として使われてしまう。」

「…それで、あなたたちが"選ばれた"のですね。」

長い話を聞いた後、俺はそう聞くと片目の人間はああ。と小さく言ってうなずいた。

「1週間前にそう言われ、俺達は探したさ!亜人を!!そして最終日にやっとお前を見つけた!!だが…」

そう言って頭を下げた。

「捕まえることが出来ない……」

活力のない声で片目の人間言った。

「…一ついいですか。あなたは今その国の外にいるのですよ。逃げ出すことが可能じゃないですか。あなたを監視する人も周りにいませんし。」

ただただ疑問に思ったことをまた質問した。すると

「何言ってんだ!!そんなことできるはずがない!!この"世界"に逃げ場なんてないんだ!!!」

「?どういうことですか。」

「お前たちもそうだ!!逃げ場なんてない!いつか必ず殺されるか捕まえられる!!俺はもう、何もかも終わってんだ!!」

頭を抱えながら片目の人間が言った。そのあと、恐怖に震えていた。俺は何度も声をかけてみたが、ウウウウウとしか口から発しなくなった。

「……分かるかルナ。」

なんとなく後ろに下がってもらったルナに聞いてみたが「わからない。」とルナは答えた。

「そりゃそうだよなぁー…。」

俺は持っていた折れたショートソードを水魔法で洗い、袋にしまった。

「…では、私はこれで。早く捕まえられるといいですね。」

…絶対に俺が亜人全員を救ってやるけど。

片目の人間にそう言い残し、俺とルナはその場から離れようとした。


「……ゥゥァア!!」

背後にいた片目の人間が武器を持ち、動かせる左足で立ち上がり俺に襲い掛かった。

「俺はお前を捕まえて奴隷から解放されるんだあああ!!!」

片目の人間が大きな声でそう言い、武器を振った。

「…先に武器を奪っておくべきでしたね。」

《アルティメットスキル:無効を対象:片目の人間に使用しました。》

片目の人間が持っていた武器を左拳でぼろぼろに砕いた。砕いた武器の破片が周りに飛び散った。

「な…!?」

そしてそのまま左手を銃の形にして片目の人間の頭に押し付けた。

「これでやっと解放されますね。」


パヒュン。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


あれから2週間が経っていた。

『この"世界"に逃げ場なんてないんだ!!お前たちもそうだ!!!』

と言ったあの人間の言葉がいまだ頭に残っていた。

「…一体あれはどういう意味だったんだろうか。やっぱり武器を砕いた後にすぐ殺さず、聞けばよかった……。」

森の中をガサガサとルナと2人で歩きながらボソッと言った。

「どうしたの?ろぜ」

「いや…あの言葉がまだ気になってて。」

獣の亜人なので聞こえていたルナに俺は言った。

「この"世界"に逃げ場なんてない?どこか遠くまで(・・・・)行けば済む話なのに。」

「うーん。なんでだろうね。」

腕を組みながらルナは言った。かわいい。

しばらく歩いていると見晴らしのいい崖にいた。

「おおー綺麗だ。」

「すすんできたみちがだんだんあがっていたのはこういうことだったんだね。」

と景色を見ながらルナが言った。

「はあー…空気がおいしい。」

しばらく景色を見ていると

「ん?なんだあれ。」

地平線の向こうにぼやけていたが"何か"が見えた。

「なにがあるの?」

「えっとね…あれ。」

俺は指をさしてルナに分かるようにした。

「ほんとだ。なんだろう。」

ルナが首をかしげながら言った。

そして俺は一つのことに気づいた。

「あれ…ずっとないか?」

その"何か"は地平線と同じように果てしなく伸びていた。

「どういうことだ?あれは一体…?」

「ろぜ。どうする?」

ルナが聞いてきた。

「……とりあえず、あれを目指すか。」

俺とルナはあの"何か"を次の目的地にすることにした。

行くついでで亜人を見かけたらすぐに助けるつもりだ。

「距離があるけど、まあ2日くらいで行けるかな。」

「もくてきちがあるだけであんしんする。」

「そ…そうか。」

と今まで目的もなく歩いていたことに口にはしていなかったが不満があったといわんばかりにルナが安堵した。

「どうするの?ここがけだし、もどらないといけないけど」

「それなんだが……。」

そう言って俺は一度崖下を見た。崖下はちょうど木が生えてない場所だった。

「……いけるな。」

「え?」

俺はルナの所へ戻った。

「じゃあルナ。俺の上に乗って。」

右ひざを地面について、乗りやすいようにした。

「?ほい」

疑問に思いながらもルナは俺の上に乗った。よいしょ。と言って俺は立ち上がった。

「しっかりつかまってて。」

「え?それってどういう…」

「おおおおおお!!」

俺は崖に向かって走った。

「えっえっ!?そっちはがけだよ!!ちょっとまっ…」

「とうっ。」

そして勢いよく崖から飛び降りた。

「ええええええええ!?!?」

ヒュウウウウウウウと風を切る音が耳元でなった。そして俺とルナの髪が上に上がった。

「おちてる!!おちてるよ!!」

「大丈夫だ。問題ない。」

「もんだいありありだよ!!」

落下中にそんな会話をルナとした。

「いやあああ!!!じめんにぶつかる!!!」

どんどんと近づいてくる地面を見ながらルナが言った。

「よし。今だ。」



ートッー

俺は少しも音を立てず地面に着地した。

「……?」

「ふっふっふっふ、はあっはっはっはっは!!」

俺はドヤった。

そして上に乗っていたルナを下におろした。ルナはカチコチに固まったようにカクカクとした動きでおりていた。

実は、地面に着地する直前でアルティメットスキル:無効を使って俺とルナにかかっていた重力を一時的に無効化した。だから大きな音もたてずきれいに無傷で着地することが出来たのだ。

「さ、行こうか」

俺は元気に言った。



「…むこうかすきる…つよいね……。」

しばらくたった後、血の気の引いた声でルナが言った。


もしかしたらこの後、次話投稿するかも……いや。多分しないわ。

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