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・SAVE・転生したら猫耳少女だったのでとりあえず魔王になろうと思います。  作者: さどがしま たつや
第二章 ロゼの旅(仮)
30/39

続・2人の旅

ミートスパ食べた。うんまかった。


※10mだったのを30mに変更しました。

少し開けた森の中、俺とルナは寝ていた。

近くには川があり、川のせせらぎが心地よく周囲に鳴り響いていた。

しばらくすると夜が明け、俺は夜明けとともに目覚めた。

「ふああああぁ……。よしっ。」

大きく腕を伸ばし、朝食の準備を始めた。

ルナから離れないよう近くの川で魚を4匹ほど捕り、そして森の中でスキル:鑑定で食べられる山菜を採った。

日が昇り、俺はルナのところへ戻った。そして、調理を始めた。

まず、魚に木の棒(ちゃんと洗ったもの )を刺し、炎魔法で薪に火をおこし、焚き火の近くに刺した。

次に、スキル:錬金術で作った土のなべに水魔法で水を入れ、焚き火の上に配置した、土で作った火が当たるよう真ん中に穴があいた台の上になべを置き、水を沸騰させた。

沸騰させた水の中に狩りで捕ったイノシシのような動物"ビルター"の頭の骨を入れ、だしを取り、出汁が取れたところでスキル:錬金術で作っておいた木のざるをもう一つ作ったなべの上に置き、流し込み、骨だけを取り除いた。

骨を取り除き、出汁だけになったなべをまた、台に置いた。

ちなみに、ビルターの肉は昨夜、ルナとおいしく頂いた。

そして、そのなべの中に錬金術で作った石のナイフで乱切りにした山菜を入れ、色が濃くなるまで待った。

「すう…すう…。むにゃ……んんぅ………?」

「おはよう、ルナ。」

するとルナが目を覚ましたので俺は挨拶をした。

「おふぁよぉ……ろぜぇー…。」

目を擦りながら目が覚めたばかりでまだ呂律が回っていないルナの挨拶を聞いた。かわいいかよ。

「朝ごはん、もうすぐできるからね。」

「あさごはんぅー…。むにゃ…」

そう言うとルナはもう一度眠りについた。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


スープを2つの器に移し、土の皿に串焼きにした魚を2本ずつで盛り付け、最後に味にインパクトを与えるため、"イサパニ"という日本で山椒にちかいものをこの森の中でスキル:鑑定を使って見つけたので、それをすりつぶしたものを魚とスープに振りかけた。ルナの分には少しだけ振りかけた。

俺とルナは倒木に座り、料理を前に置いた。

「じゃあ食べようか、ルナ。」

「ほい!」

俺は手を合わせた。眠気が覚めてすっかり元気になったルナも手を合わせた。

「「いただきます!」」

まず、俺とルナは串焼き魚を手に持ち、同時にかぶりついた。

パリ…と魚の皮の音がし、ジュワ…と口の中で魚のうまみが爆発した。


お…


「「おいしぃい…!!」」

2人の声がそろった。

完璧なパリジュワ食感!噛めば噛むほどじゅわじゅわと魚のうまみが出てくる…それに加えてイサパニがちょうど良い辛さで全然飽きない…!うまい…!!

やきかたがよかったなーと自画自賛した。

となりでルナも足をバタバタさせながら、はふはふとおいしそうに食べていた。

「もう2匹ぐらい捕ればよかったなぁ…。」

と後悔しながら串焼き魚を食べた。


「次はスープをいただくとするか…!」

俺は器を両手で持った。ふーふー、と息を吹きかけ

「いざ…!」

ごく…。


「……おいしすぎ。」

一口飲んだ。おいしかった。

あっさりとしたスープだけど、ちゃんと味があっておいしい…!すごい温まる!!

錬金術で作った木の箸を左手で持ち、山菜を口に運んだ。

ほくほくとした山菜がスープとマッチしててとてもいい…!

そしてイサパニ!こいつのちょうどいい辛さで体の芯から温めてくれるぅ…!!

ルナも器を小さい手で持ち、ズズズと飲んだ。

「あちっ」

と小さく言い、「ふー。ふー。」と息を吹きかけ、もう一度飲んだ。

「!!」

飲んだ瞬間、目を輝かせ、なんどもふーふーしながら飲んだ。

まだ箸に慣れていないルナは自分のスタイルで箸を持ち、スープの中の山菜を食べた。山菜にも目を輝かせ、ぱくぱくと食べた。

そして、俺の顔を見て

「おいしい!!」

と元気に言った。

「うん!おいしいね」

俺はルナに微笑みながら言葉を返した。


ゆっくりと朝食を味わった。



「「ごちそうさまでした」」

手を合わせて、俺とルナは言った。

「よし、片付けたら出発するよ、ルナ。」

「ほい!」

火を消し、水魔法で食器やなべを洗い、ルナに渡し、ルナは俺が渡した布切れで水気を拭き取り、布袋に入れた。

布袋は湖のところにあったものだ。中には食料や食器、布のタオル、錬金術で作ったナイフ、そして睡眠時に使う布団代わりの大きい布が入っている。


「これで最後っと」

ほい、と言いながら俺はルナに渡し、ルナもほい、と言って受け取って水気を拭き取り、布袋に入れた。

「おわったー!」

元気にルナが言った。

「おっけー!次は忘れ物ないか、確認!!」

「りょうかい!」

右手をびしっ!とあげて、忘れ物確認に移った。

きょろきょろと俺とルナは周りを見渡し、顔を見合わせて

「「わすれものなし!」」

と同時に言った。

「それでは出発します!」

「おー!」


てな感じで俺とルナは出発した。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「…旅を続けて分かったことがあるんだが。ルナ、言ってもいいか?」

昼も十分に過ぎ、ガサガサと足音を立てながら森の中を歩いている俺は左横にいるルナに聞いた。

「なにー?」

ルナは聞き返した。

「それは…」

「それは―?」

俺は足を止め、ルナを見て言った。

「亜人と全然会わない。」

「………うん。」

また足を動かし始めた。

「……ルナと会えたのがほんとに奇跡だよ…。」

「ほんとうに…」

とルナが言った。

「ろぜとであえて…ほんとうによかった。」

「っ!!(ドキッ)」

突然の告白に少し驚いたがすぐに言葉を返した。

「うん、私もルナと出会えて本当に良かったよ」

俺とルナは顔を見合わせて同時にふふっと笑った。


「にしては、いなさすぎるんだけど。」

「ぜんぜんいないー」

ここら辺一帯の亜人は、捕まえられてしまったのか、殺されてしまったのかあ?

森の中を歩きながらそう思うと


ガサ…ガサ…ガサ……ガサ…


「……。」

足音が聞こえた。距離はここから30mほど。ほかにも複数の足音が聞こえた。

「聞こえた?ルナ」

「きこえた。ちかい。」

体を低くしてゆっくりと近づいた。

…亜人の可能性もあるが、同時に人間の可能性もある。どっちにしろ警戒しなくては。

ゆっくりと足音のするところまで残り25m…


20m…


10m…


5m…


ここであることに気づく。

…あ、予知スキルあったわ。

俺は、たまに存在を忘れてしまうユニークスキル:予知を使い、足音の正体を見た。

「………。」

あー……なるほど…。

「…ルナ」

「…?なに?」

俺は青ざめた顔で少し微笑みながら小声言った。

「戦闘準備」

「え?」

足音の正体は一体誰のものだったのか…!?




「ゴギャギャ」

「グゲゲ」

「ギャギャギャ!!!」

「グゴォガア」

「ゴゴゴゴゴ」

「ガガガゴギャ」


「「………。」」

足音の正体はゴブリンの群れでした。それも大量でした。

群れが移動している場所は何度も来たことがあるのか、周りの木が倒され、開けていました。

そして、その群れの一番前にボスのような体がとても大きいゴブリンがいました。

「「……き」」


「「 き も ち わ る い 」」

なんでこんなにいるの!?という顔でルナがこちらを見てきたので、私もわからん!!という顔でルナに返した。ゴブリンのねちょねちょとしたよだれをまき散らしながら歩くその姿はまるでドッキリに引っ掛かり、体中ローションまみれになった芸能人のようだった。

「と…とにかく、あいつらを倒そう。レベルも見たところ2~4ぐらいだし!」

俺がルナに小声で言うと

「いやだああ…あれにさわりたくないいぃ…」

と今にも泣き出しそうな顔でルナが言った。

「これも強くなるために必要なことだよ!!」

と俺はヤケクソに言った。

「うぅぅぅ…」

「あのよだれは私も正直嫌だ!!だけど、やるしかない!」

「うああああぁぁ!」

と俺の言葉に何度も葛藤するルナであった。


「うううぅぅわかったああ!たたかう!!わたしもたたかう!」

ルナ自らが決心して答えを出したので俺はよく言ったと心の中で思いながら

「よし!じゃあ作戦はこうだ」

と続けた。

「私が先にゴブリンたちに奇襲をかける。私はそのまま群れの前に行く。敵意が私に向いたときに、私がルナを呼ぶ。そこでルナは群れの後ろから攻撃してほしい。」

「わかった。はさみうちってことだね。」

「ああ。最後に大きいボスゴブリンは私が倒す。作戦は以上、いけるかルナ?」

簡単に作戦内容をルナと交わした。

「ほい!」

ルナが元気に答えたので

「危なくなったらすぐに私を呼んで!」

と俺は言った。

「さきにいく。私の返事が聞こえたらルナも戦闘に入って!」

俺はゴブリンの群れに向かって走り始めた。

そして勢いよくゴブリンの群れに跳びかかった。

今回はあまりアルティメットスキル:無効を使わないようにしよう。無効化に頼りすぎて強くなくなったら魔王になったとしても意味がないからな!

「ぐぎゃぎゃ??」

「久しぶりだな!ゴブリン!!」

ドレイト王国で使った折れたショートソードで俺は一匹のゴブリンの首に向かって斬った。

「ぐ……!!!」

気持ちよく首が吹っ飛び、緑色の血が噴き出し、そのまま何も声を発することもなく息絶えた。

「おらおら!かかってこいや!!」

「ギャギャ!!」

「グエエエ!!!」

「ゴガアア!!」

三体のゴブリンが一斉に俺に飛び掛かってきた。

「スキル:俊敏!!」

「ギャ?」

「グエ?」

「ゴガ?」

ゴブリンは俺に向かってこん棒を振ってきたがそこにはもう俺はいなかった。

「ざんねん!私はこっちだ!」

そして三体の内、2体にはスキル:錬金術で作った石のナイフをゴブリンの頭に向けて投げた。残りの1体には折れたショートソードを腹に突き刺した。

「ギャッ…!!」

「グエア…!!」

「ゴガフ…!!」

三体のゴブリンは自分の思い思いの声をだし、やがて死んだ。

「ガガガガガガ!!!」

「グエエエエエ!!」

「お前らに構ってる暇はねえんだ!これでも喰らっとけ!」

ゴブリンが次々と襲ってくるので俺はまたスキル:俊敏で避け、左手を拳銃の形にして、脳天を狙って水魔法を銃弾のように使って撃った。

「ガゴガア…」

「ゲァア…」

パヒュンパヒュンと音を出して飛んで行った水は勢いよくゴブリンの脳天を貫いた。

貫いた水は緑色に変色し、ゴブリン達はバタバタと倒れていった。

水鉄砲自体の魔力消費は1だけど、威力を上げるとすると10は必要。今のステータスだと100発が限界だ。

「魔力を人差し指ひとつに集中させながら大量の魔力消費を防ぐために確実に倒す!」

水魔法を撃ち、ゴブリンの数を減らしながら群れの前へ走った。


「よし!群れの前までこれた!!」

走りに走って群れの前まで来た。

「グガアアア!!」

「グオオオ!!!」

ゴブリンたちはいっせいに俺に敵意を向けた。

「ルナァァァ!!!!」

俺はルナに聞こえるように大声で言った。

「っ!あいず!!」

ルナは長い耳で俺の声を聞き取った。

「ほい!!わかった!!」

そして、ゴブリンの群れを隠れながらついてきていたルナはゴブリン達の背後から戦闘を開始した。

「おりゃ!!」

「グエア!!」

ルナの爪が伸び、ゴブリンの腹に向かって引っ搔いた。

引っ掻かれたゴブリンは爪痕から大量の血をドバドバと流し、倒れた。

白狐族の鋭い爪は伸縮可能でその爪で戦うらしい。

「つぎ!!」

そう言うと次々とゴブリンを引っ掻いていった。

「さすが!俺も負けてられない!」

折れたショートソードや水魔法でゴブリンを次々と倒していった。

「ろぜはおおきいのを!!」

「分かった!!ルナも気をつけて!!」

かなり数が減ってきたところでルナから言われたので、ルナならできると確信し、俺はボスゴブリンの方へ向かった。


「ガアアオガアガア!!!!」

「近くで見るとでかいな。2mくらい?」

体格も身長も、どのゴブリンよりも一回り大きいボスゴブリンはかなり怒っている様子だった。

「いったいレベルはどれくらいだ?スキル:鑑定!」

俺はボスゴブリンにスキル:鑑定を使った。


種族:ホブゴブリン Lv.10

体力:1000/1000

保有魔力:1000/1000

装備品:こん棒

スキル:採取Lv.5 採掘Lv1 打撃Lv.10

ユニークスキル:リーダーシップLv.10

魔物


「ホブゴブリン!上位種か!!ユニークスキル:リーダーシップってのが気になるんだけど、天の声、教えてくれるか?」

天の声はちゃんと教えてくれた。

《スキル:リーダーシップはその群れの士気を上げるほか、リーダーとしての威厳を発動することができます。》

「なるほどね。ありがとう天の声!!こりゃあ、相手にとって不足なしだ!」

俺が久々の強敵だと思ったそのとき

「ガアアオアガオアアガ!!」

ホブゴブリンが持っていたこん棒を俺に向けて大きく横に振った。

「おわ!」

すぐさまショートソードで防いだがあまりの威力に体が吹き飛ばされた。

《ホブゴブリンが不意打ちに成功しました。対象:ロゼのノックバック率が高くなりました。》

「あぁぁぁれぇぇぇぇー……!!」

「きをつけるべきだったのは、ろぜのほうだったー!!」

飛んでいく俺の姿を見て、ルナが言った。

「よくも、ろぜを!!」

ゴブリンの相手をしていたルナは俺の代わりにホブゴブリンに戦闘を仕掛けた。


「……ぁぁぁあああれえぇぇぇぇえええ!!!」

30mほど吹き飛ばされた俺は木にぶつかってやっと止まった。

木にぶつかった衝撃が体に伝わったが痛みはすぐに和らいだ。

「いたた…。っ!早く戻らないと!」

すぐに立ち上がり、ルナのところへと急いだ。


「ゴガアガガガゴ!!!」

ルナは大きく振るうこん棒をひょいひょいと躱しながら隙を探していた。

すきさえあればかくじつにたおせるほうほうがある!!

ルナは心の中で思った。

「だけど!ぜんぜんすきがない!!」

ホブゴブリンの腕力はとても強く、大きく振った後にすぐにまた振るってくるので隙が全く無かったのだ。

「なにか、すきをつくれるものがあれば…」

と避けながら言うと

「ルナあああ!!大丈夫かああ!!!」

「ろぜ!?」

左からドドドドと猛ダッシュしてくるロゼの声が聞こえた。

「ゴガゴオガゴガガア!!」

「ルナああああ!!あとは私が……」

ホブゴブリンがまた大きくこん棒を振った。

「あ」

「あ」

大きく振られたそのこん棒はロゼに直撃した。

かきぃぃぃん!!と音が鳴りそうなぐらいにロゼはまた吹き飛ばされた。

「嘘だろおおおぉぉぉぉぁぁぁぁぁ……!!!!」

「ろぜえええええ!!!!!」

ルナは叫んだ。

「ゴガガゴガ!?!?」

こん棒がロゼにあたったことでホブゴブリンが大きく動揺した。

「はっ!すきが!!」

動揺したホブゴブリンが大きく振り上げたこん棒をそのままにして動かないでいた。

「いましかない!!」

ルナは両手を構えた。

ちゃんすはいっかい!ぜったいにはずしちゃだめ!!

ルナは爪をホブゴブリンのお腹に向けて刺した。

「はあっ!!!」

「ッ!!!グガガッゴゴアガゴ!!!」

そこで我に返ったホブゴブリンがバタバタとルナから離れようとした。

「これで…!!おわり!!」

ルナは自身の爪を大きく伸ばし、ホブゴブリンの大きなお腹を貫いた。爪は大量の血で緑色に染まった。

「ゴフッガッガガゴゴアガ……ガ……」

ホブゴブリンから血が大量に吹き出した。ルナは爪をもとの大きさに戻し、ホブゴブリンから抜いた。

「ガ…ガガ……」

ゆっくりと後ろに歩き、倒れた。ルナはホブゴブリンが動かなくなるまで確認した。

「ギャ……ギャギャ…」

「ガガ…ゴガガ…」

「アゴガガ…」

一部始終を見ていたゴブリン達が恐怖を覚えたのか震えながら後ずさりした。

「わたしと……たたかう?」

とルナが言うと

「「ギャギャギャギャアアアアアアア!!!」」

ゴブリン達のボスがやられてしまったことでユニークスキル:リーダーシップの効果が切れ、武器を捨て、一斉に逃げ出した。そしていなくなるまでルナは見て、肩の力を抜いた。

「よし。…そうだ、ろぜは?」

ルナはロゼを探しに、この場から離れようとした。

その時

「ゴガガガガガゴゴガア!!!」

「っ!?」

ホブゴブリンが最後の力を振り絞り、後ろからこん棒を縦に大きく振った。

「しまっ!!」

かいひできない!!あたる!!!

ルナは身構えた。



「……よくやったな。ルナ」

「っ!ろぜ!!」

俺はスキル:俊敏でルナの前へ行き、アルティメットスキル:無効をホブゴブリンに使って、持っていたこん棒を粉々に砕き、ルナを守った。

ふう、ギリギリ間に合った…

「ゴガッガッガ!?」

最後に俺はホブゴブリンに向かって言った。

「お腹に大きな傷を負って、よく戦いました。疲れましたよね。今、私が楽にさせます。」

「ゴガッ…!?」

左手を拳銃の形にし、ホブゴブリンの頭を狙った。

「おやすみなさい。」


パヒュンと威力を最大にした水魔法が音を立て、ホブゴブリンの頭を貫いた。

「ガガッ…ガ………」

ホブゴブリンは膝から崩れ落ち、うつ伏せになって倒れ、その場で死んだのが確認できた。

「……大丈夫だったか?ルナ」

俺はホブゴブリンの死体からルナに顔を向け、言った。

「ろぜ!!」

ルナは俺にしがみついた。

「うん、わたしはだいじょうぶ。」

と言った。

「そうか。ならよかった。」

俺は優しくルナに言った。

「…というか、ろぜは大丈夫なの?あんなにふっとばされてたけど」

鋭い指摘に俺はビクッとした。

「あはは…ま…まあ、大丈夫だったよ。体もほら、ピンピンしてるし。」

ほら、と体を広げて見せた。

「ね。だから大丈夫……っとおとと。」

だが、体がよろけてしまった。

「!!ほらやっぱりだいじょうぶじゃないじゃん!!」

とルナにつっこまれた。

「ははは…。」

「もう!ろぜったら…。」

とほっぺを膨らませながら言った。かわいい。

そして俺とルナは顔を見合わせ

「「ふっ」」

「「あははははは!!」」

と笑いあった。

「とにかく!きょうはもうどこかでやすもう、ろぜ」

「ああ、そうだな。食料も十分にあるし、どこか寝やすい場所で今日は休むか。」

俺はルナの爪に付いた血を水魔法で洗ってあげた。

「これでよし!じゃあ、寝やすい場所を探そう!」

「ほい!」

俺とルナはホブゴブリンの死体がある場所から離れていった。


2人の旅はまだ、続くのであった。

一つ思ったことがある。




錬金術強くね?

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