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・SAVE・転生したら猫耳少女だったのでとりあえず魔王になろうと思います。  作者: さどがしま たつや
第一章 ドレイト王国編
17/39

ドレイト王国脱出作戦

最近、『キノの旅』という小説を読み始めました。とても面白いです。


ーキィィィィンー

「………ッ!」

「どうかしたのか?」

「…何者かが…手錠を外しました。」

「「!?」」

城内のある一室、四天王が集う中、四天王の一人、ゴドフロワ・ド・シットが焦るように言った。

「どうやって外したんだ?興味深いな…」

一人の四天王の男が言った。

「そんなこと言ってる場合じゃないんですが。」

「ハッ!これでお前も終わりだな!!」

四天王の女が言葉を放った。

「…いえいえ。そんなことはないですよ。こちらもちゃんと手は打っているんですよ。」

ゴドフロワがそう言うと不敵な笑みを浮かべた。

「もし、手錠が外れた場合、魔力回復量が低下する呪いを発動するようにしてたんですよ。万が一、逃げられ、そして逃げたものが魔法を使えたとしても魔力回復が低下してるのでさほど強い魔法はつかえないでしょう。」


ゴドフロワはすっ、とその場から立ち上がった。


「さて、私は手錠を外した亜人を見に行くとしましょうか。」

「お前ひとりで大丈夫か?」

一人の四天王の男が聞いた。

「大丈夫です。問題ありません。」

ゴドフロワはそう言い、部屋から出ていきました。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「魔力回復量低下…?おいおい…なんだよそれ…」

俺は軽く絶望していた。

「しかも呪いって書いているし。呪いって一体なんだ?…そうだ!スキル:無効を使って状態異常を無効化すれば…」

《状態異常:呪い 状態異常の中でもとても強力です。今のアルティメットスキル:無効では呪いを無効化することはできません。》

天からご親切にも説明を受けた。

「…えーと?つまり1時間以上、この城の中で生き延びないといけないということ??」

結論を声に出して言った。

「そんなのできるわけがな…」

俺は最後まで言い切らなかった。


「ふうぅぅぅぅ……」

深く深呼吸をして、心を落ち着かせた。

「…やるしかない。」

想定外のことが起きてしまったが俺ならやれるはずだ。


…セリナ。


「…うん、改めてドレイト王国脱出作戦を開始する」

俺は勢いよく牢屋から出た。

すると

「ちょっと待ってくれ…」

牢屋の方から声が聞こえてきた。

「ん?」

俺は声の方に振り向いた。そこにはボロボロに傷つき、今にも倒れそうな何人もの人達が俺のことを見ていた。

「頼む…俺たちもお前と行かせてくれ……。もう奴隷生活なんて嫌だ…嫌なんだよ…どうか…俺たちのこと助けてくれ……」


「………。」

彼らの切実な願いに俺は黙り込んでしまった。


「どうか…頼む……!どうか…!!」

この人たちも本当は普通に生活をしていたのに急に奴隷になんかにされて…苦しいことは俺にだってわかっている。だけど…

俺は彼らに向かってこう話した。

「今のわたしでは全員を無事にこの城から助けだすことは正直、不可能です。」


「………。」

彼らはそうだよな…というような顔を浮かべ、頭を下げた。

「う…」

心が痛い…けど続けないと…

「だから…待っていてください。」

俺はそう言った。

彼らの視線はまた俺に戻ってきた。

「私は、必ず戻ってきます。力をつけて。その時は絶対にあなたたち全員を助け出します。だから……」



「必ず生きていてください。私を信じて、待っていてください。」

「………。」

すると一人の男が聞きました。

「…あなたの名前は?」


俺はその男に向かって微笑みながら言った。


「私の名前は"ロゼ"です。」



ー呪いの効果が切れるまで残り1時間ー



「ハッ…ハッ…ハッ…まずは食料を確保しにいかないと…」

タッタッタッタッと足音を鳴らし俺は地下の廊下を走っていた。

すると少し先に右と左に分かれている道が現れた。

「ハッ…ハッ…どっちかが食糧庫に続く道……」

2分の1の確率だ…どっちだ??俺のゲーマーの感を信じるっきゃねぇ…が…?

おや…?


すんすん…


すんすんすん…


「右の方からおいしそうなにおいがする…!」

食べ物の匂いで柔らかくなった声でそう言った。

そっか、猫族だから嗅覚がいいのか。

そういえば、足も人間だったころよりも早く動かせるし、さっすが亜人の力!

俺はそんなことを考えながら右へ曲がった。


「…さて、そろそろゴドフロワは牢屋につくかな。頼んだぞ、ロイス」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ちょうどその頃、牢屋では予想通りゴドフロワが来ていた。

「さて、どの亜人が手錠を外したのでしょう…か…」

ゴドフロワはすぐに誰が外したのかわかりました。


"あいつ"がいない


この牢屋に入れたこの私に傷をつけたあの忌々しい亜人がいない。

あたりを見渡すとゴドフロワはあることに気が付きました。

「ッ!…牢屋の…鍵が……開いている…!?」

それに気が付くとすぐにゴドフロワは

「おい!あの亜人はどこへ行った!?」

と牢屋の中にいる亜人に怒号を放ちました。

そして、ゴドフロワは牢屋の中に入ろうとしました。

すると、一人の男が

「入ってはいけません!死んでしまいます!!」

と必死に言いました。

男の発言にゴドフロワは男に一度怪訝そうな顔で見つめてから入ることをやめた。そしてゴドフロワは質問をしました。

「なぜでしょう?理由を聞かせてくれますか?」

男はゴドフロワにこう伝えました。

「あぁ、俺たちが寝ていた時にあいつ、不審な行動をしてたんだ。ガリガリって音が聞こえたんだ。それで、その行動をやめたときに俺はあいつを見たんだ、そして気づいたんだ。あいつに手錠がついてなかったことに。だから聞いたんだ。"おまえ、なんで手錠がついてないんだ?そして、そこでなにをやってるんだ?"って、そうしたらあいつはこう言った"私は今からこの城を出ます。"と」

「ほう、それで?」

ゴドフロワが相づちを打った。

「だから俺はあいつに"俺も連れて行ってくれ!"って言ったんだ。だけどあいつはこんなことを言い出したんだ。"私一人だけここから逃げます。あなたたちが牢屋に出ることを許しません。もし、あなたたちがこの牢屋を出ようとしたら、私が今書いた魔法陣によって体が爆発して死にます。それでは。"と。俺たちはあいつに売られたんだ!!」

男がそう言ったので、牢屋の入り口の下を見ました。そこには、石の床を削って書かれた魔法陣のようなものがありました。

「…なるほど。そういうことですか。」

ゴドフロワは理解したようにそう言った。

「…で、あいつはどちらに行ったか分かりますか?」

ゴドフロワがそう聞くと男は答えた。

「あぁ、あいつなら牢屋の出口を左に曲がっていった。」

「そうですか。わかりました、情報を伝えてくれて感謝しています。」



…これでいいんだよなロゼさん。

俺の名は"ロイス"俺は今、こいつに嘘の話をした。

この男が来る数分前…

ロゼさんに名前を聞いた後、「ぜひ、あなたの名前を教えてください。伝えたいことがあるんです。」と言われ、俺の名前をロゼさんに伝えたらロゼさんはこう話した。「いいですか、よく聞いてください。数分後、ここに一人の男が来ると思います。その男に今から言うことを伝えてください。」それがいまこの男に話したことだ。だが、すべてが嘘ではなく、出口を左に曲がっていったのは本当のことだ。それは、仮にすべてが嘘で、ロゼさんが見つからず、脱出された場合、真っ先に俺がこの男に疑われて殺されるからだと言ったんだ。俺も死ぬのがいやだったから、「…わかりました。そう伝えます」とロゼさんに言った。

大丈夫これで大丈夫なはずだ



「…情報を伝えてくれて感謝しています。」

「あぁ…」

最後にゴドフロワがこんなことを聞いてきた。

「………ですが、あなたもここから逃げたいと思ったんですよね。」

「え?」


一瞬だった。

目の前の景色がぐるんっと一回転し、地面にたたきつけられる感触がした。


あ… 

  こ    

な          で

 ど            し        

          て

お   れ    

          J  ん だ      ?



男の体は首から先がない死体になっていました。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「どんどん匂いが強くなってきた…!」

俺は食べ物の匂いが強くなる方へ進んでいった。

「一体どんな食べ物があるんだろうか…!!…また分かれ道だ。けど、俺の鼻が右だと言っている!この先に…」

だが

ーキィィィィンー

俺の持っているスキル:予知が発動した。


「ッと、危ない。そりゃ見張りもいるよな。」

俺は右に曲がろうとした寸前で体を止めた。

5秒先の未来では曲がり角を右に曲がった先に食糧庫があり、扉の前には兵士が2人いた。

そしてその2人に見つかり、亜人だとすぐに気づかれ、つかまっていた。


「どれどれ、鑑定スキルであいつらのステータスを確認してやるか。」

俺は顔をこっそりと出し、スキル:鑑定を使って兵士のステータスを見た。


種族:人族 Lv.10

体力:500/500

保有魔力:500/500

装備品:兵士の鎧、兵士の槍Lv.1

スキルポイント:100

スキル:槍術Lv.2

魔法:回復魔法Lv.3

人間


種族:人族 Lv.15

体力:750/750

保有魔力:750/750

装備品:兵士の鎧、兵士の槍Lv.1

スキルポイント:100

スキル:槍術Lv.2

魔法:回復魔法Lv.3

人間


…レベルが低い方が後輩でレベルが高い方が先輩って感じか?

まぁ、そんなことは今どうでもよくて、なんとかあそこを突破しないと…


「…あいつらに無効スキルを使ってみるか。」

俺はここで人間に対して初めてスキル:無効を使うことにした。

作戦はこうだ。

まずはLv.10の兵士(後輩)に対して無効化スキルを使う、レベルが1~10なら10秒間無効化できる。

その時間で攻撃をして、持っている槍を奪い、兵士に向かって刺す。次にLv.15の兵士(先輩)に無効化スキルを使う。レベルが11~30なら5秒間だけ無効化できる。その間でLv.10のやつから奪った槍で攻撃する。これでいく。

「一か八かだ…やるしかない!」

俺は勢いよく右に曲がった。


「…!おい!そこにいるのは誰だ!?」

一人の兵士が俺に気づいた。

「もう遅い!!」

アルティメットスキル:無効をLv.10の兵士に使用する!!

《アルティメットスキル:無効を対象者Lv.10の兵士に使用しました。》

「これでもくらえ!!」

俺は兵士のみぞおちを狙って拳を喰らわせた。

無効化されているならこれで攻撃が入るはず…って、え?


なんと兵士が着ていた鎧が俺のパンチによってボロボロに砕け、鎧だったものが床に散らばった。

「カハッ!!!」

ドスッと鈍い音がし、殴った兵士は白目をむいて倒れた。

「嘘だろ、やべぇ…。」

声が漏れてしまった。

相手のすべてを無効化するということは、防具の耐久力さえも無効化してしまうのか…!?

……ってことは武器も同様に…

「ッ貴様!何をした!!」

Lv.15の兵士(先輩)が戦闘態勢に入り、槍を向けた。

「…はっ!忘れていた!」

俺は今の出来事があまりにも衝撃的で、もう一人の存在のことを忘れていた。

すぐに俺も戦闘態勢に入った。

「悪いが、俺はここの先にある食べ物が欲しいんでね!」

先に行動を起こしたのは俺だった。

アルティメットスキル:無効を兵士に使用!

《アルティメットスキル:無効を対象者:兵士Lv.15に使用しました。》

「うおおおお!!」

俺は兵士に向かって走り、パンチを打つ準備をした。

「そうはさせん!」

兵士の男が言うと俺に向かって槍を突いてきた。俺は突いてきたその槍に向かってパンチをした。

…もし、この仮説が外れたとしても腕が一本犠牲になるだけだ…!一本さえ残っていれば十分だが…どうか、当たっててくれ!!

拳と槍の刃がぶつかった瞬間、刃の先からばらばらと砕けた。

「……やっぱりそうか。」

俺はにやりとした。

「なにッ!?」

兵士の男がそう言うのと、俺が兵士の男の顔に向かってパンチを入れたのはほぼ同時だった。




「…ふぅ、とりあえず一旦は落着したかな。」

俺はそういいながら食糧庫の扉を無効化した。

「ここに…俺のワン〇ースが…!!」

ギイィィィという音を立てて扉が開いた。





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評価してくれると作者が発狂します。(とてもうれしいです。)

よろしくお願いします。


※改編、修正を行いました。ご理解のほどよろしくお願いいたします。

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