"亜人"
投稿が遅くなってしまい、申し訳ございませんでした。
これからはまた、投稿頻度を上げていきたいと思っています。
ps.この期間中に大まかなストーリーの構成を考えていました。なのでもしかしたら、またストーリーについて考える時間が必要となり、大きく投稿が遅れてしまうかもしれません。頑張ってこのようなことになることをなくしていきますのでどうぞ、よろしくお願いします。
大幅な修正、加筆しました。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
「ハッ!!」
「ハッハッ、ハア、ハア…ハア…ハァ…」
ドクンドクンドクンドクンドクンドクン
「……朝か。」
嫌な夢を見た。
目覚めた時には身体は汗でびしょびしょだった。
夢から覚めても俺はこの世界にいた。
あの世界に戻っていない。なにもかもが嫌だったあの世界に。
『もしこの異世界が全て俺の夢で、またクラスのみんなからいじめられるあの世界に目覚めてしまったら。』
と思ってしまったのだろうか。
この世界での出来事は今までの俺の人生の中で一番楽しかった。そんな時間を俺は奪われたくなかったのだろう。
ドクン…ドクン…ドクン…ドクン…
心臓の鼓動も呼吸もだいぶ落ち着いてきた。
「…とりあえず朝ごはんの準備するか。」
朝ごはんはあまり食欲がなかったので軽くとることにした。
「昨日採った草1束を使ったサラダと鑑定スキルで見つけた食べられるキノコを今日の朝ごはんにしよう」
サクッと完成
「いただきまーす!」
〜間〜
「ごちそうさまでした。」
「さて!」
「今日はまたまた無くなったスキルポイントとレベルアップのため経験値稼ぎをするぞ!!」
嫌な夢を見たことは忘れよう。もうあの世界ではない。
せっかくの異世界。楽しまないと。
「魔物感知スキルを使用!」
《周辺の魔物を感知しました。》
「魔物感知!すぐさまレッツゴー!!」
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またゴブリンだったけど今の俺に取ってゴブリンなんて余裕だ!!この調子でどんどんスキルポイント、経験値稼ぎをしよう!
「おおおおお!!!」
「グギャアアア!!!」
「でりゃあああ!!!」
「グアアアア!!!」
「おらあ!竜神の拳を喰らええええ!!」
「グアオオオオオオ!!!」
《対象:ロゼは経験値:100を獲得しました。経験値が一定に達しました。対象:ロゼのレベルが3から4になりました。体力が300から400になりました。保有魔力が300から400になりまた。スキル:格闘術、護身術、鑑定、打撃、隠密、俊敏、狩猟のレベルが上がりました。スキルアップ状況はステータスをご覧ください。打撃系攻撃でのダメージがスキル:格闘術、打撃によりさらにあがりました。スキルポイントを100獲得しました。スキルを取得しました。以下はステータスをご覧ください。新しいスキルを取得することが出来るようになりました。》
「レベルも上がったしスキルポイントも結構獲得したし、一回戻ってステータス確認しよ」
《魔法:転移を実行します。》
「よし!戻ってきた!さてステータス確認っと」
種族:猫耳族 名前:ロゼ Lv.4
体力:400/400
保有魔力:300/400
装備品:布のマント
スキルポイント:400
スキル:鑑定 Lv.4 護身術Lv.4 格闘術Lv.5 魔物感知Lv.3 採掘Lv.3 採取Lv.3 狩猟Lv.2 打撃Lv.4 俊敏Lv.3 隠密Lv.3 釣りLv.1(new) 解体Lv.1(new) 精錬Lv.1(new) 伐採Lv.1(new)
魔法:転移Lv.1 炎魔法
称号:無し
亜人
レベルアップにより取得可能になったスキル:整理(スキルポイント50) ロケーション(スキルポイント200)
おー!新しいスキルも増えていい感じになってきた!
ゴブリンも一瞬で倒せるような攻撃力にまでなってるしね!!
…ん?新しく取得可能なスキルの"ロケーション"てなんだ?天の声さんちょっと教えてー
《スキル:ロケーションは半径5km以内の地形の把握や半径100km以内にあるダンジョン、"街"などを見つけることが出来ます。》
今"街"を見つけれるって言った??このスキルを使えばついに野宿しなくても良くなるのか!?
これはめちゃくちゃ欲しいスキルだ!!スキルポイントもあるしゲットしよう!!
「ロケーションスキルをスキルポイントを消費して取得します!」
《スキル:ロケーションをスキルポイント200消費して取得しました。》
「よし!では早速、ロケーションスキルを発動!!」
《周辺の地形を読み込み中です……》
《読み込みが完了しました。》
「おおおお!!地形がはっきり分かる!!へー!ここら辺てこんな感じだったんだ!」
「天の声!近くに街はある!?」
《周辺の街を検索中です……》
《検索が完了しました。ここから70km先に『ドレイト王国』があります。》
「国あるのか!!」
70kmなら頑張って歩けば2日くらいで着くと思うけど、実際に行ってみると道が険しかったりで4日くらいかかりそうだな…
うーん、どうしようか…
…そういえば魔物を倒したら落とした"石"みたいなのっていわゆる『魔石』ってやつなのかな。
ああいうのって異世界じゃお金になるよね…結構持ってるからお金もたくさんもらえるかも。
「お金…」
お金があれば服も買えるし、武器や防具も買えるし、夢のマイホームも買えたり…
「…よし、金だ。」
俺はここから70km離れているドレイト王国に行くことにした。
今まででいちばんの長旅になるはずだ。必要なアイテムだけ持ってかないと。
この湖とも一旦お別れだな。まぁ万が一危なくなったら
すぐに転移を使って戻ってくるだろうけど。
「さあ、準備もできたことだし、行くか!ドレイト王国へ!!」
…だが、国に向かった俺の判断は間違いだった。
まだこのときはまだ知る由もなかった
まさか、こんなことになってしまうだなんて。
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「…全然見えてこないんだけど…」
俺が湖を離れてから一週間が経っていた。
でっけえゴブリンに襲われたり、荒れ狂った川をわたったり…
あの地獄みたいな崖を降りるときはまじでヤバかった。
別に危険が危ない場所を通らずに行けばいいって話だけど…
…でもそろそろ着いてもいいんじゃないか?てか着いて欲しい(泣)!!
70㎞なんて余裕って思ってた俺がバカだった。
もうこんなことしたくねぇ…
でもスキル:ロケーションはあと5㎞って出てるからそろそろ見えても…
「ハァ、ハァ…あっ!もしかしてあれが…!」
ついに…ついについに!!
「ドレイト王国が見えてきた!!」
ついに俺の目的地『ドレイト王国』が見えた。
長かった!!長かったぞ!!!
「…よし!気持ち切り替えてちゃっちゃと行っちゃおう!!」
俺は目的地の「ドレイト王国」に向け、ラストスパートかけた。
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「ドレイト王国に着いたぞーーー!!!!!」
…とは言ったもの一応大通りに外れた林の中にいる俺だった。
「ロケーションスキルを使って国がどんな設計してるか見てみるか。」
《スキル:ロケーションを使用します。周辺の地形を読み込み中です……》
ほうほう。大きな城を中心として、その周りを囲むように城壁がある感じね。
こんなの異世界でしか見れないな。眼福眼福。
「遠くからだとそこまでだったけど近くまで来たらめちゃくちゃ城壁でかいな…」
王国の城門を大勢の人たちが中に入っていくところを見た。
「国への入り口はあそこか」
さて、どうしようか。
このまま人混みに紛れて国の中に入ろうかな。
てか、こんな大勢の人たちがいて門番は大丈夫なのか?
もし、事件が起こってしまったらどう対処するのだろうか。今はこの人混みを使って国の中に入れそうだからありがたいはありがたいけど。
「一応、羽織ってる布を頭までかぶせて国の中に入るか…あれ?」
国に入って行く人たちを見て、一つ思ったことがある。
「人間しかいなくね?」
俺みたいにケモ耳が生えてる人、"亜人"の姿がない。
「…ま、まぁ行ってみるか。やばくなったら転移を使うか。」
俺は布を頭までかぶせて城門に近づいた。
「この人混みはやばいなー。でもこれならバレずに中に入れそうかな…」
あと少し…
あと少しで…
「そこの布をかぶってるお前!止まれ!!」
「ッ!?」
バレた!?
門の両端に立っている兵士に声をかけられてしまった。
この人混みの中でピンポイントに俺に声をかけるか!?普通!!
でも言語が分かるのだけはありがたいな。とりあえず怪しいものではないということを示さなくては。
…ちょっとまて。
俺、人と話すのって何年ぶりだ!?
ネットの中なら顔を見ないで話せるから全然良かったけど、リアルの世界で人と話すのはめちゃくちゃ久しぶりだぞ!?
こういう時、どう返せばいいんだ!?
考えてる時間はない…
早く何か言わないともっと疑われてしまう…!
「べ…」
…そうだ冷静…冷静に対応するんだ。
「べべべ別にあ、怪しいものでは…」
かえって怪しまれる返しをしてしまったー!長年レベルを上げてきたスキル:陰キャがここで出てしまうとはー!!
「なら、なぜ俺に呼ばれたか分かるか??」
「な…ナゼデショウネー、、、」
ざわざわ…
周りの人たちが俺のこと見てる!!ひぇー!
まずいまずいまずい…こいつはまずい…
なんで俺のことを止めたのかとりあえず鑑定スキルでコイツのステータスを確認して…
種族:人族 名前:アガル・ノイジャー Lv.20
体力:1000/1000
保有魔力:1000/1000
装備品:騎士の兜、騎士の鎧、騎士の槍Lv.5
スキルポイント:500
スキル:槍術Lv.10 俊敏Lv.10 魔術Lv.10
ユニークスキル:見破る目
魔法:炎魔法Lv.5 雷魔法Lv.5 風魔法Lv.5 回復魔法Lv.3
称号:ドレイト王国の門番
人間
レベル20!?俺の5倍!?!?
ユニークスキルてのは初めて見るけど、その中にある『見破る目』てやつでばれたのか!?この人やばい!
「お前は一体何者なんだ?」
…まずい。一体なんて言えば…?
「どうしたんだい?アガル・ノイジャー。」
「あ…あなたは!!」
「…?」なんか来たぞ
城の方から明らかに位が高そうな騎士が歩いてきた。
「あれ?あの方は…!」
「ドレイト王国の最高騎士の一人の…!」
「はじめてこの目でみた…!」
周りの人たちがざわめき始めた。
もしかしてこいつ、やべえ奴なのでは…?
「少し騒がしくてね。何かあったのかと思って来たんだけど…おや?そこにいる布をかぶった少女は…」
「ハッ!私の目に反応したので止めている所です!」
「なるほど、なるほど…。」
俺のことを見ながらそう言った。
「…おっと、これは失礼。自己紹介がまだでしたね。」
男は胸に手を当て、自己紹介をした。
「私はドレイト王国最高騎士4人の内1人 ゴドフロワ・ド・シットです。」
「さて、君は"亜人"だね?」
「ッ!?」
「布で頭を隠しても僕は君のことが亜人であることくらい分かるさ。」
前髪を手で払い、おれに向かって言った。
「貴様!!亜人だったのか!?」
「ち、違…」
とっさにそう言ってしまった。
「なら頭まで被せてるその布を脱いでみせなさい。君が人間ならこんなこと容易いことだろう?」
この世界では亜人との関係ってヤバイんじゃ…
布を早く脱がないといけないけど…
亜人ってバレたら何をされるんだ??こえーよ…
「…君が脱がないと言うのならこっちから…」
「脱がてあげます。」
「え…?」
ゴドフロワ・ド・シットが腰にかけている剣に手をかけた瞬間…
はらり…
「ッ!?」
一瞬にして俺の唯一の服の布を切られ裸になってしまった。
「キャアッ!!」
つい女の子っぽい声が出てしまった。
「ほうら、僕の言った通り君は亜人だっただろう?…おや?」
「「!!!!」」
周りにいた人たちが疑いの目を向けてくる。
キッ!
俺は大事なところを隠し、ゴドフロワに鋭い視線を向けた。
めちゃくちゃ人がいる前で裸にしやがって!!
「おやおや、そんな怖い顔をしないでください。可愛い顔が台無しですよ。
それに黒い髪、赤い瞳、そしてその獣のような耳…」
ゴドフロワがそう言うとコツコツと歩き、俺の前でしゃがみ、
耳元で囁くようにこう言った。
「君は一度私と会っていますよね?」
「…え?」
「私は君のことを知っていますよ。」
どういうことだ?俺のことを知っている?
そして、彼の口からこう言うのだった。
「なぜなら私が君を"殺した"からです。息絶える瞬間も見ました。
では、なぜ生きているんですか?」
「ッ!?」
俺は一度…お前に…"殺された"??
「な…」
「何を言ってるんだ!?俺は初めてお前と会ったぞ!?!?」
声を荒げて俺は言った。
「へぇ…あくまで白を切るつもりですか。その上、口調も変わってますね。」
「何を言ってるか全然分かんねえよ!!!お前の勘違いだ!!」
「…そうですか。」
「では、質問を変えましょう。」
ゴドフロワは立ち上がり、少し俺から離れ、別の質問を問いかけてきた。
「何故君は"亜人であるのに"この国に入ろうとしたのですか?」
"亜人であるのに"という部分に引っかかったが俺がここに来た理由をゴドフロワに言った。
「は?…何故ってそりゃ、武器や防具、服を買うために決まってんだろ!?」
すると…
「フッ…ハハハハハ!」
ゴドフロワが透き通ったような声で俺の言葉に対して笑った。
「な…何が可笑しいんだ!?」
「君は本当に何も知らないんだね。記憶を失くしたのかな?ハァ、少々笑いすぎたね。」
少し息を整えてからこう言い始めた。
「いいでしょう。では"亜人"が"人間"からどう思われているのか話しましょう。」
「あなたみたいに普通の人間ではないものがある"亜人"というのは…」
「"世界中から嫌われているんですよ。"」
!?…亜人が嫌われている…??
「魔物みたいできもちわるいんですよ。あなたたちのことが。」
「ッ!?ただ魔物みたいできもちわるいってだけでお前たちは…!!」
俺の声を遮るかのようにゴドフロワはこう言った。
「だから私たち人間はあなたたち"亜人"を少なくするため」
「奴隷にするか、殺しているんですよ。」




