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川村VS久子VS宇佐美  作者: 益荒猛男
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外伝 前編

宇佐美外伝 ゲラとの因縁 前編


30年前 宇佐美大輔 12歳 この頃の宇佐美はワカメ漁師の所でバイトをしていた。

小卒だった彼は、家に少しでもお金を入れるため、必死で働いていた。よく働く彼は、他の作業員達にも気に入られていたし、宇佐美は、自分を受け入れてくれる、この職場が凄く好きだった。

「よし、宇佐美 出発するぞ!」船長が言う。

「はい!」元気よく返事をする宇佐美少年。

いつも通り海に出て、せっせとワカメを引き上げる。

「よし、これで最後…」ワカメが入った網に手をかけようとした瞬間、「危ないッ!!避けろ!!」ドゴンッ!!と言う音と共に、船長の悲鳴が聞こえてきた。「船長ッ!!」皆が船長の元に駆け込む。

「大丈夫ですか!!船ち……ッ!!」僕は言葉を失った。

船長の頭が大きな大砲に撃ち抜かれていたのだ。

「どうして、こんな…」悲しみに浸る余裕は無かった。

後ろから ドヒュンッ!!ドヒュンッ!!と大砲が発射される音が聞こえてきた。

皆が頭を抱えてしゃがみ込む。

船員に当たる事は無かったが、船にデカイ穴を数ヶ所空けられた。

怖さに震えていると、数人の男達が船に乗り込んできた。

そいつらの服には[カワゲラ海賊団]と書かれていて、奇妙なことに、全員、眉毛の間にホクロがあった。 男達は周りを見てしばらくしてからこう言った。「この船のワカメを全部渡せ」

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