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二章 2.5話
二章 ついに目覚めるワカメとゲラの血
宇佐美や残りの生徒が逃げている中、優羽は、大量の久子ロイドに身体を食べられていた。
下半身、両腕は、全て食べられていて、久子ロイドが、優羽の無くなった下半身の付け根から内臓をジュルジュルと吸出していた。残るは、上半身だけになっていた。
一体の久子ロイドが、ワカメのカスが付いた歯で優羽の眉毛の間にあるホクロにかぶりついた。
その時だった。
すでに死んでいた優羽の心臓が動きだし、身体がドクンと震えた。久子ロイド達は、気にせずにまた優羽にかぶりつこうとした。が、遅かった。「ゲラ~!!」宙に浮いた優羽は雄叫びをしながら、ワカメに変わった両腕で久子ロイドを破壊していく。その時の優羽の攻撃速度はマッハ5を越えていた。300体強の久子ロイドを4秒で倒した優羽は、全身を赤い血で濡らし、静かにゲラっと笑った。