1話
久子VS優羽VS宇佐美 第一話
キーンコーンカーンコーン 6時間目終了のチャイムが鳴った。ふう、やっと終わった そう思い、一息ついていると「よーし、ホームルーム始めるぞ!」大声でそう言う宇佐美大輔先生が、必要以上に足音を立てて教室に入ってくる。
めんどくさいなぁと思いながら、僕は咄嗟に席に座った。「起立」日直の川村優羽が号令をかける。クラスの全員が立とうとした瞬間、ヴヴヴ!ヴヴヴ! と警報が鳴った!
何事かと少しパニックになる教室内。続け様に放送が入った。「緊急事態発生! 緊急事態発生! 地下室から大量の久子先生、別名「久子ロイド」が反乱を起こしている模様、1年生A組副担、小松久子は、内通者と判明!在校生は、直ちに逃げ…うわぁああ!来るなぁ!!」放送者の絶叫と共に放送が途切れた。事態が飲み込めず、しばらく呆然と立ち尽くす僕達。
その沈黙を破ったのが他でもない、宇佐美大輔先生だった。
「よし、逃げるぞ!出席番号順に廊下にならべ!」僕達は事の重大さを理解しないまま、廊下に並ぼうとする。
その時だった!廊下の一番近い階段から、物凄い数の足音が聞こえてきたのだ!「キャーーー!!」いち早く廊下に出ていた数人の生徒の悲鳴が聞こえてきた。怖い物見たさに恐る恐る、廊下を覗いてみた。そこには、口回りを血で濡らし、クチャクチャと音を立てて生徒の名前を呼びながら肉を貪り喰う大量の久子ロイドがいた!
僕は余りの恐怖から、止めどなく溢れ出る尿と涙でズボンを濡らしてしまっていた‥