ゲームスタート!
さくまどろっぷ●ライブ
☆さくまどろっぷ「みなさん。準備は良いですか? まず、みなさんにはコースを覚えて欲しいので、今から10分ほど、自由に走ってきてください」
ゲームに参加したメンバーのコメントが流れる。
『OK』
『了解』
さっそく、何台ものバギーが走り出す。
☆春花「あたしも行きます」
春花も走り出した。
☆PIR「私も行きます」
PIRも走り出す。
☆さくまどろっぷ「みんな気合、入ってるわね。私も走るよ」
再び、砂漠を何台ものバギーが、砂煙をあげながら疾走する。頭の真上から照らす太陽と、熱く乾いた熱風はドライバーを焦がす。
砂丘を越えると、また新しい砂丘の嶺が見え、またそこへ向かって走る。車の轍だけが、砂漠に跡を残す。陽炎が時々、オアシスに見える。
さくまどろっぷが体験したコースを、リスナーと共に走っている。さあ、みんなに私の走りを見せつけてやろうじゃない。
『なんぴとたりとも俺様の先を走らせないぜ』
『足がとられるのって砂漠だからか』
『前の車の砂煙で前が見えねえ』
ちゃとら千尋●ライブ
☆ちゃとら千尋「こちらもだいぶ、人とモンスターが集まってきました。ジョブによって使えるスキルが違うので、みなさん、しっかり検討してね~」
☆タコさんウインナー「モンスターも、種類によって能力が異なるから、ステータスをしっかり吟味して。俺と一緒に勇者を倒そう!」
☆ラリィ=ル・レロ「あたしに精気を吸われたい人は、イケメンに限るから。そこんとこ、よろしく」
☆ちゃとら千尋「ラリィさん、えっちなのは禁止です」
☆ラリィ=ル・レロ「そんなこといったって、あたしの能力にあるんだから、しょうがないじゃない」
☆ちゃとら千尋「なんでそんなえっちな能力、盛り込んだんですか」
☆ラリィ=ル・レロ「趣味だから」
☆ちゃとら千尋「たこさんもなんとか言ってください」
☆タコさんウインナー「男の精気など吸い尽くせ!」
☆ラリィ=ル・レロ「吸い尽くしちゃうぞ(ハート)」
☆ちゃとら千尋「それじゃダメなんです!」
街には、打倒魔王を志す者が集まり、魔王城には、人を襲う快楽に身を躍らせる者が集まっている。
『サキュバスのちゅーちゅー(*´Д`)』
『タコさんの触手が(*´Д`)』
『おまえらやられる前提じゃないか』
『やられる前提で草』
ピュアウイッチ・ピンク●ライブ
☆ピュアウイッチ・ピンク「『宝探しゲーム』のルールを説明する。みんなの背中には、ロケットエンジンが付いてる。それを操作して空を飛ぶことができる。マップ中にアイテムが落ちてるから、それをゲットできると、宝探しがもっと楽になる。ヒントも落ちてる」
☆可愛美鈴「詳しい操作方法は、概要欄に書いてあります。そちらをご参照ください」
☆水色あさがお「あたしたちは、ロケットなくても飛べるし、魔法もジャンジャン撃てるので、みんな、覚悟しておいてね~」
『神器ゲットだぜ』
『このワールドで遊ぶの楽しみだったんだ』
『マップを楽しみたい』
『ピンクちゃんと話したい』
☆ピュアウイッチ・ピンク「今から15分ほど、チュートリアルです。マップに入って来た人達には、自由にマップを体験してください」
『空飛ぶのむずい』
『弓矢を拾った』
『石碑に謎の文字が書いてある』
さくまどろっぷ●ライブ
☆さくまどろっぷ「みなさん、そろそろ運転には慣れましたか? コースは覚えたかな」
『ショートカットが見つからなかった』
☆さくまどろっぷ「ショートカットは修正してあります」
『ガーン』
☆さくまどろっぷ「それでは、本番を開催します。一度、全車をスタート地点へ強制移動します。スタートの合図があるまで操作できません」
参加者がスタートラインに並ぶ。
☆さくまどろっぷ「レース、スタート!」
バギーが一斉にスタートラインを切る。砂煙を上げて、無数のバギーが疾走する。
ちゃとら千尋●ライブ
☆ちゃとら千尋「私たちもゲームを始めましょう。冒険者チームは、ラスボスである魔王デビルオクトパスを倒すこと。魔物チームは、魔王を守り、冒険者達を倒すこと。私も冒険者として参加しますからね」
『早くやろうぜ』
『俺のレイピアで魔王をたこ焼きにしてやるぜ』
『おまえその爪楊枝しまえよ』
☆ちゃとら千尋「ゲーム、スタート!」
ピュアウイッチ・ピンク●ライブ
☆ピュアウイッチ・ピンク「みなさんをスタート位置に移動した。今からゲームを始める」
☆可愛美鈴「あたし達三人は、みんなの邪魔をするから」
☆水色あさがお「うまく逃げてね」
☆ピュアウイッチ・ピンク「ゲームスタート」