表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
42/45

ゲームスタート!

さくまどろっぷ●ライブ


☆さくまどろっぷ「みなさん。準備は良いですか? まず、みなさんにはコースを覚えて欲しいので、今から10分ほど、自由に走ってきてください」


 ゲームに参加したメンバーのコメントが流れる。

 『OK』

 『了解』


 さっそく、何台ものバギーが走り出す。


☆春花「あたしも行きます」


 春花も走り出した。


☆PIR「私も行きます」


 PIRも走り出す。


☆さくまどろっぷ「みんな気合、入ってるわね。私も走るよ」




 再び、砂漠を何台ものバギーが、砂煙をあげながら疾走する。頭の真上から照らす太陽と、熱く乾いた熱風はドライバーを焦がす。

 砂丘を越えると、また新しい砂丘の嶺が見え、またそこへ向かって走る。車の轍だけが、砂漠に跡を残す。陽炎が時々、オアシスに見える。

 さくまどろっぷが体験したコースを、リスナーと共に走っている。さあ、みんなに私の走りを見せつけてやろうじゃない。


 『なんぴとたりとも俺様の先を走らせないぜ』

 『足がとられるのって砂漠だからか』

 『前の車の砂煙で前が見えねえ』




ちゃとら千尋●ライブ


☆ちゃとら千尋「こちらもだいぶ、人とモンスターが集まってきました。ジョブによって使えるスキルが違うので、みなさん、しっかり検討してね~」

☆タコさんウインナー「モンスターも、種類によって能力が異なるから、ステータスをしっかり吟味して。俺と一緒に勇者を倒そう!」

☆ラリィ=ル・レロ「あたしに精気を吸われたい人は、イケメンに限るから。そこんとこ、よろしく」

☆ちゃとら千尋「ラリィさん、えっちなのは禁止です」

☆ラリィ=ル・レロ「そんなこといったって、あたしの能力にあるんだから、しょうがないじゃない」

☆ちゃとら千尋「なんでそんなえっちな能力、盛り込んだんですか」

☆ラリィ=ル・レロ「趣味だから」

☆ちゃとら千尋「たこさんもなんとか言ってください」

☆タコさんウインナー「男の精気など吸い尽くせ!」

☆ラリィ=ル・レロ「吸い尽くしちゃうぞ(ハート)」

☆ちゃとら千尋「それじゃダメなんです!」


 街には、打倒魔王を志す者が集まり、魔王城には、人を襲う快楽に身を躍らせる者が集まっている。


 『サキュバスのちゅーちゅー(*´Д`)』

 『タコさんの触手が(*´Д`)』

 『おまえらやられる前提じゃないか』

 『やられる前提で草』




ピュアウイッチ・ピンク●ライブ


☆ピュアウイッチ・ピンク「『宝探しゲーム』のルールを説明する。みんなの背中には、ロケットエンジンが付いてる。それを操作して空を飛ぶことができる。マップ中にアイテムが落ちてるから、それをゲットできると、宝探しがもっと楽になる。ヒントも落ちてる」

☆可愛美鈴「詳しい操作方法は、概要欄に書いてあります。そちらをご参照ください」

☆水色あさがお「あたしたちは、ロケットなくても飛べるし、魔法もジャンジャン撃てるので、みんな、覚悟しておいてね~」


 『神器ゲットだぜ』

 『このワールドで遊ぶの楽しみだったんだ』

 『マップを楽しみたい』

 『ピンクちゃんと話したい』


☆ピュアウイッチ・ピンク「今から15分ほど、チュートリアルです。マップに入って来た人達には、自由にマップを体験してください」


 『空飛ぶのむずい』

 『弓矢を拾った』

 『石碑に謎の文字が書いてある』




さくまどろっぷ●ライブ


☆さくまどろっぷ「みなさん、そろそろ運転には慣れましたか? コースは覚えたかな」


 『ショートカットが見つからなかった』


☆さくまどろっぷ「ショートカットは修正してあります」


 『ガーン』




☆さくまどろっぷ「それでは、本番を開催します。一度、全車をスタート地点へ強制移動します。スタートの合図があるまで操作できません」


 参加者がスタートラインに並ぶ。


☆さくまどろっぷ「レース、スタート!」


 バギーが一斉にスタートラインを切る。砂煙を上げて、無数のバギーが疾走する。




ちゃとら千尋●ライブ


☆ちゃとら千尋「私たちもゲームを始めましょう。冒険者チームは、ラスボスである魔王デビルオクトパスを倒すこと。魔物チームは、魔王を守り、冒険者達を倒すこと。私も冒険者として参加しますからね」


 『早くやろうぜ』

 『俺のレイピアで魔王をたこ焼きにしてやるぜ』

 『おまえその爪楊枝しまえよ』


☆ちゃとら千尋「ゲーム、スタート!」




ピュアウイッチ・ピンク●ライブ


☆ピュアウイッチ・ピンク「みなさんをスタート位置に移動した。今からゲームを始める」

☆可愛美鈴「あたし達三人は、みんなの邪魔をするから」

☆水色あさがお「うまく逃げてね」


☆ピュアウイッチ・ピンク「ゲームスタート」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ