亡骸
よろしくお願いいたします。
寂しくて赤子の様に指を銜えて何かを欲しがっている。灰が光ったハイライト世界には何が残っているのかと探してみる。
気が付いたら夕焼け小焼けの焼け野原で、やるせない気持ちが背後に襲い掛かる。
体の震えが止まらない。呼吸が狂い目が回る。自分が加速して視界は乱回転する。
リロードとロードの繰り返しが止まらない。
指を噛む力が強くなっていく。今にも嚙み千切りそうなほど。
涎が煤けた教室の床を光らせる。だらだらと空間に溶け込む様に流れる。流れる様に溶け込む。
蘇芳色に体が染まる。息を吞んだ瞬間、脳味噌が焼かれた。
一ミリも揺らぎはしないが声にならない言葉が世界中に鳴り響いた。こんな当たり前なこと叫んでいても響きはしないだろう。
人間は冷たさすぎる。あまりの苦痛で整理整頓できない。指は血だらけになり。首筋は血が滲み
涙が止まらない。苦痛で仕方ない。嗚咽混ざりの暴言が止まらない。
色の三原色の核にいたいのに整理整頓できない。色の三原色の核にいたいのに整理整頓できない。
黒でいたいのに入れない。残虐性を無責任にお前にあんたに自分にぶつけたい。けど
少しは優しくして優しくされて自分を受け止めてくれるピュアさに憧れるんだ。
ありがとうございました。