表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

亡骸

作者: 中川凪

よろしくお願いいたします。

寂しくて赤子の様に指を銜えて何かを欲しがっている。灰が光ったハイライト世界には何が残っているのかと探してみる。

気が付いたら夕焼け小焼けの焼け野原で、やるせない気持ちが背後に襲い掛かる。

体の震えが止まらない。呼吸が狂い目が回る。自分が加速して視界は乱回転する。

リロードとロードの繰り返しが止まらない。


指を噛む力が強くなっていく。今にも嚙み千切りそうなほど。

涎が煤けた教室の床を光らせる。だらだらと空間に溶け込む様に流れる。流れる様に溶け込む。

蘇芳色に体が染まる。息を吞んだ瞬間、脳味噌が焼かれた。

一ミリも揺らぎはしないが声にならない言葉が世界中に鳴り響いた。こんな当たり前なこと叫んでいても響きはしないだろう。

人間は冷たさすぎる。あまりの苦痛で整理整頓できない。指は血だらけになり。首筋は血が滲み

涙が止まらない。苦痛で仕方ない。嗚咽混ざりの暴言が止まらない。


色の三原色の核にいたいのに整理整頓できない。色の三原色の核にいたいのに整理整頓できない。

黒でいたいのに入れない。残虐性を無責任にお前にあんたに自分にぶつけたい。けど

少しは優しくして優しくされて自分を受け止めてくれるピュアさに憧れるんだ。

ありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ