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僕の足が出し尽くした歩み

作者: さくらとむ

僕の足が出し尽くした歩みが

夢を見る頃に帰るときに

海の中では大岩が動き回るのが見える


儀式の効き目がやって来る

体が完全に回復したときに

人々が忘れかけた頃に

夕日が動き回るのが見える

星の敷物を広げるために


約束に従い

淡々と

それは行われ

僕は新しくなり

後ろを振り返ると

そもそもはじめはどうだったのか

どう思ってきたのか、と

首を傾げた

騒がしい雨が泥を散らす

相変わらずの山々の中で

一年は巡る

変わらない君の笑顔


約束に従い

君はやって来るだろう

またも

再び


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