意識改革部(コンセンシャスネスレボリューションクラブ)
ビジネス用語は横文字多くて大変です
扉を開けると、部室には既に何人かいて、そこで会話をしているようだった。
「やぁ、君達」
「前田教諭、どうされたんですか、珍しい」
と、1人の爽やか風のイケメンがこっちを向いて応答した。
「この生徒を入部させることにしたのでよろしく頼む、これは私の依頼として扱ってくれ」
前に出され、周囲を見渡すと3人程の生徒がこちらを見ていた。男子1人と女子2人だった
「彼がそうですね、よろしく、僕はこの部活の部長をしている2年の天宮 黎人だ。そして…」
「同じく2年の新海 芹那よ。
よろしく」
「1年の雨野 空です。よろしくお願いします!」
「こちらこそよろしく、成弥 柊だ」
「そして、私がこの部活の顧問の前田だ」
「顧問なのに部活名覚えてないんですね」
「仕方がないだろう、覚えにくいんだから、天宮、成弥に部活名を教えてやってくれ」
「前田教諭もいい加減覚えてください、では、
活動内容と共に教えよう」
なんだろう、と気になっていると
「この度は我々の部活に入ってくれてありがとう。我々は君を歓迎し、快く迎えよう」
ん?あれなんか同じこと2回言ってるような
まあ、いいか。気にせず聞こう
「我々の活動内容は依頼された仕事を的確にこなし、カスタマーに満足してもらうことだ」
「依頼と言っても、何も目印になるものが無ければ依頼は来ない、なので各委員会や部活とアライアンスを組んでイシューをソリューションしていこうということだ」
は?カスタマー?アライアンス?イシュー?
ソリューション?何語?
「そして、依頼が来たらこの会議室2でアイデアを出し合って実行に移すんだよ」
ふぅ……とやり終えた感を出す天宮部長
いや、名前教えてもらってないんだけど…
「で、名前は?」
「ああ、そうだったね。我々の部活名は
意識改革部だ、」
「え?なんて?こんせ…しゃねす?レボリューション?」
「コンセンシャスネスレボリューション」
長ぇ、しかも意識改革部とか見るからに
俺にあってなさそう…
俺は深々とため息をついてしまった…
「では、私の依頼を聞いてもらおう」
そして、初の依頼がやってきてしまった。