俺の平凡学校生活、終了のお知らせ
俺の名前は成弥 柊
俺は普通の高校生だ。
書店のライトノベルコーナーに必ずあるような本
(普通の高校生が不慮の事故で現実世界で死ぬと、神に助けられて、チート能力でハーレムを築いてハッピーエンド)のような運命力も持っていないし、持ちたくもない。
ただなんの変哲もない人生を送っており、これからもそれを続けていきたいのた
前置きが長くなってしまったようだ、
しかし、なんということか
担任に呼び出されてしまった
「成弥、君は最近欠席や遅刻が多いようだな、授業態度も良くないと、他の先生方から苦情が来ている」
ため息をつき、俺を見上げる女性教師
前田響子先生だ
「そんなにですか?」
「自覚がないのか? 物理の先生から何回か当てても、黙ったまま動かないそうじゃないか、古典では
寝て、社会に関しては何回起こしてもまた、寝るそうじゃないか」
「はあ、でも周りも同じようなもんじゃないですか」
「そういう者もいるが、君よりは酷くないぞ。
何故か成弥、君だけが皆より意識が低い」
「意識が低くて何か問題でも?」
「沢山問題があるじゃないか、将来仕事に就いたとき、意識が低かったら全く出世出来ず、下手すれば解雇の危険性さえあるぞ」
「いや、僕は出世とかにあまり興味ないんで、あまり働きたくもないし…」
「君の意識の低さには呆れてしまうな」
「で、話が脱線してますけど、先生の話は今後の改善っていうことでいいですか。早く帰って寝たいんで」
「最初はそのつもりだったんだが、君の話を聞いていたら言っても改善しないようだし、更生させることにした。」
「え、更生ですか?僕何も悪いことしてませんよ?」
「君のその低すぎる意識を高くしようとするために、君にはとある部活に所属してもらう」
「話聞いてないし…っていうか部活ですか。幽霊部員でもいいなら入りますけど」
「君の場合は強制参加で毎日部活に出ることだ
拒否権はない。」
「もし、拒否した場合は?」
「行かなかった日は毎日が家庭訪問だ」
「そんな、毎日がエブリデイみたいに言われても…」
「とにかく、今日から活動してもらう、
場所は5階の会議室2だ、今日は私が案内するが、次からは自分で行くように」
「はーい…」
そして、先生の後ろをついて行く、
(部活嫌だなー、毎日家庭訪問も嫌だし、というか本当かも分からない、しかし本当に来そうで怖い)
「ちなみに聞いてませんでしたけど部活の名前はなんですか?」
前を行く先生に質問を投げかけると
「私も名前が言いにくくてよく覚えていないが
安心したまえ、部活をしている彼らは全員答えてくれるはずさ。」
「そうですか…」
嫌な予感しかしない……がもう着いてしまったので
時すでに遅し、後悔しても後の祭り。
というわけで部室の中へ入っていった……。
どうも夏音です。
昔このサイトにとある小説をupしてましたが
辞めてまた新しく始めたのでよろしくお願いします。