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かつて英雄と呼ばれた男は  作者: 水無月 霊華
プロローグ
1/23

昔の話

 初代神帝ガルム・ザ・ミカエル。

 五十以上もの国家を戦争により統合し、世界を平和へと導いた神帝。

 金髪碧眼の容姿から『神の使徒』と呼ばれた神帝の側には常に幾人もの人間が仕えていたがその中でも英雄と呼ばれたある一人の男がいた。

 男の名はダンテ・ローザリオン。

 平民ながら神帝の側で共に戦場を駆け抜けた男。

 男はその身に数多の傷を負いながらも神帝を一番側で支え、守り続けた武に優れた将軍であり、時には戦術を考え、戦場を操る天才的な頭脳を持つ軍師でもあった。

 常に仮面を被っていたため素顔を知る者は少なく、神帝の敵となるならば女子供が相手でも迷いなく殺し、戦場では全身血で赤く染まっている様子から『心のない悪魔』『赤い死神』などとも呼ばれていた。



 そんな神帝と共に世界を平和に導いた英雄は戦争が終わると同時に姿を消した。

 その行き先は誰にもわからない。

あの、神帝でさえも…。



☆☆☆


 それから三千年の時が経ち、国家は五つに別れたが世界の平和は保たれていた。人々は魔法と言う不思議な力を使えるようになり、生活も便利になっていた。


 そして初代神帝の話はお伽噺(とぎばなし)(作られた物語)として現代まで伝わっている。


 そんな世の中に、ある一つの学院が存在した。

 第一高度魔法学院(通称:エリート学院)と呼ばれるれ、勉学・魔法共に優れた子供たちが通う学院だ。

 噂では卒業生は上流階級の人ばかりで、特に優秀な生徒は各国の王室にも派遣されるらしい。

 しかしこの学院の入学には二つの条件があり、

 一つは名門の末裔であること。

 もう一つは特有の魅力を持っていること。

 このどちらかをクリアしなければ入学することは出来ない。

 そして、入学を許された者の家には黒い封筒が届けられる…らしい。





















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