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【第八話】 修羅場には慣れてますが……ちょっと私の手には負えませんでした。

はじめまして、こんばんは(*^ー゜)v

今日からコンニャクダイエットを始める予定の変人ことヴァインです。

いごお見知りおきくださいますとダイエット報告をさせていただきますっ!


今回はイケメンの素行の悪さが発覚してガッカリします。

優しさの裏に隠れた悲しげな表情には何が秘められているのでしょう?



※少しだけアダルトで少しだけ下品なシーンがあります。※

     ※苦手な方はお引き返してください。※








 今、背後から聞こえてきたのは幻聴か何かだ。きっとそうだ、そうに違いない! 私は今の声を発した人物を確認する事無く、窓の外に目を向ける。先ほどの栗毛の少女が森の中を颯爽と歩いていくのが見えた。私はその後姿に何やら薄ら寒いモノを感じたが、とりあえずスルーした。何だろう、めっちゃ精神力が鍛えられた気がする……何か幻聴聞こえたし……疲れてるんだ。そうに違いない。






 私は休むことにした。

 先生は大丈夫だったんだろうか? そういえばプギーの肉は手に入ったんだろうか? 消し炭にしていた気がするが……というか食べられるんだろうか? 意識を手放す間際、イケメンヒーローと思われる足音が近づいて来た。






「……お前は早く元気になれよ」






 何かを諦めたような何処か悲しげな声が聞こえた瞬間、私は意識を手放した。







 ――数日後。






 目を覚ますと私はすっかり元気になっていた。折れてしまった茎は元通りに復活して水をたっぷり吸い上げて気分爽快だ。しかし、そんな私の気分を阻害する存在がいる。






「やだぁ~ロゼったらぁ~か~わ~い~い~♪」

「そんなに笑わないでよ……こんなこと君にしか話してないんだから」






 本来ならばイケメンヒーローを拝みながらコノ幸運に感謝する所なのだが……。






「そんなこといってぇ~皆に言ってるんじゃないのぉ~?」

「そんな訳が無いだろう? 僕には君だけなんだから」






 ……私を助けてくれたイケメンヒーローはコノ間の栗毛の少女ではなく金髪で巻き毛の派手な女を家に連れ込んでいるのだ。しかも同じセリフで口説いてるし(´@ω@`;) イケメンヒーローことロゼと呼ばれた青年はとんでもない女ったらしだったようだ。しかし、私も助けてもらった恩義がある。恩人の不祥事、ただの花として私が黙ってさえ居れば丸く収まる……。






「じゃ~またねぇ~ロ~ゼ~♪」

「あぁ、また!」






 女ったらしイケメンヒーローは窓辺で手を振り、派手な金髪の美女が帰っていく。はぁ~精神がガリガリ削られるようだったよ……。






「はぁ~……あいつの声は耳障りだな。 精神が削られるよ」 






 奇遇ですね。私も今そう思っていた所です。

 女ったらしイケメンヒーローはそのまま私の方へ顔を向ける。イケメンの顔が近づいてくる。な、なんだ!? 心臓は無いはずなのに妙にドキドキするぞ!?






「コレはもう良いかな?」






 な、な、な、何ですか? 何がですか!? お、女が皆あんたの思い通りになると思ったら大間違いなんだからっ!!! と、良いつつも緊張で首の筋肉(?)が硬直する。すると女ったらしイケメンヒーローの手が私の方へ伸びてきて、添え木を外してくれた。鼻血物のイケメンのドアップがっ! とりあえず拝んでおこう(*-人-*)アリガタヤ じゃないっ! 私の馬鹿!! 何勘違いしてるかな!? 私は花だろう? いくら相手が女ったらしでも花にまでは手を出さないでしょう!? クッソ! はめられた!! あーあー分かってますぅ~私は非モテのオタク系女子ですぅ~勘違いしましたぁ~。どぉもすいませんね!!! ヾ(*`Д´*)ノ"彡






「……さてと、もう治療の必要は無さそうだけど。 君はどうしたい? 元の場所に戻りたい?」






 うわー……イケメンのドアップからの優しい言葉とか。すっっげぇ破壊力。この男の素行の悪さが発覚する前だったら好きにしてー! キャ━(*≧∇≦*)━☆★ だったんだけど……。というかやっぱり口説かれてる? 喋れる花だってばれてるの?; それとも女をとっかえひっかえしてても花に話しかけてしまうほど寂しいの? 病んでるの? コノ子病んでるの? ヤバイ子なの? ハッ!? 本当は、本当は男の子が好きなの!?






「でもなぁ、またプギーに踏まれても嫌だし……もう少し家にいるか? って花にこんなこと言ってもしかたないか……」






 嗚呼、ごめんなさい。私はそんな貴方の優しさに助けられたというのにまた下品なことを……。何処か寂しげなイケメンの笑顔に居た堪れない気持ちになる。目を逸らしたいが、逸らせば私が動けるとばれてしまうので出来ない。イケメンの顔を至近距離でじっと見つめる。






「やっほーーーーー!! ロゼーーーーー!!!!」

「あぁ、また来た」







 女ったらしイケメンヒーローは溜息をついて玄関へ向かう。嗚呼、イケメンの残り香が……。イケメンから排出された吐息を回収しませう(=´Д`=)スンハスンハ






「キャーーーw ロゼ会いたかったーー!!!」

「僕もだよ」






 ん? というか待って!? また別の子じゃない?;

 今度の子は赤毛のショートで今までの二人に比べて素朴な感じの子だった。って!! 何人いるんだよっ!!! 本っっっ当にとっかえひっかえだな!! 私もかつてMMOでネナベちゃんやって「浮気」だの「女ったらし」だの「ナンパ」だの「とっかえひっかえ」だの言われたがソコまで酷くなかったぞ!!! さらに言えばあくまでもマスターとしてギルドメンバーを募集していてちょっっっと調子に乗ったというか……だって普通にメンバー募集しても集まらないし目立たないんだもん! 私はマスターとして真面目に責務に取り組んだだけです!!! 確かに勧誘がちょっっと好みのキャラに偏りすぎていたってのは認めるけど!! (* ̄∇ ̄*)テヘ 



 それなのに皆して私をイジッて遊ぶんだ……「あれ? 今日は女の子と一緒じゃないの?」いつもいつも一緒じゃないってのよ!!! それに初心者指導まで「浮気」にされたら堪らないよ!! 相方様の冷たい目が怖いよ!? というか相方様は本気の浮気するじゃんかよ……しかもソノ恋のキューピットさせられるとか! 喧嘩したら仲裁に入るとか!! 良いけどね? 私、そういうキャラだから!!!






 脳内妄想爆発の私は二人の様子を観察し始めた。赤毛の女の子は部屋の掃除をしている……。ずいぶんと慣れた手つきだ。そして掃除用具の場所や汚れやすい箇所、家主の癖まで熟知しているようだ。女ったらしイケメンヒーローこと家主は家の外で馬だか鳥だか龍だか分からない生物の手入れをしている。






「ふん♪ ふん♪ ふ~ん♪」






 鼻歌交じりの赤毛の少女は実に楽しそうに家事をこなしている。その様子に何故か胸が痛んだ。あの女っ垂らしイケメンヒーローはこんな純朴そうな子を騙して家事をさせているのだろうか? コノ子は知っているんだろうか、アノ男は最低最悪の女ったらしだと言うことを……。私が知っているだけで三人はいるのだから実際は倍は居ても可笑しくないだろう……。コッソリ教えてあげたら良いだろうか? やんわり、ソフトに、それとなぁ~~くだったらセーフだろうか?






 私が悩んでいると赤毛の少女は掃除を終えて料理をはじめた。すると女ったらしイケメンヒーローが家の中に入ってきた。少女は嬉しそうに料理の手を止めて女ったらしイケメンヒーローの首に飛びつく。さながら飼い主に飛びついている子犬だった。そして、少女にソノ男の素行の悪さを伝える機会を失った。






「こら! 危ないだろ?」

「ね! ロゼ! キスして!」






 何とも積極的な……。

 女ったらしイケメンヒーローは完璧な笑顔で赤毛の少女の額へキスをする。すると少女はそのままイケメンヒーローを近くのソファーに押し倒した。せ、積極的……ってレベルなのか? これは?






「ロゼ……私を愛して?」

「………………」






 女ったらしイケメンヒーローがうっとおしい者を見るような目で少女を見ている……ような気がしたのは私の気のせいか? 赤毛の少女は気が付いていないのか胸元のボタンを外し胸が露になる。女ったらしイケメンヒーローは観念したように少女へと手を伸ばす。






「こんの女ったらしがっっ!!! 少女から離れろクズっっっ!!!」

「「!!!!」」






 私はこのクズ男ことイケメンヒーローに助けてもらった恩義がある。だが、もう我慢の限界だ。恩人の不祥事、ただの花として私が黙ってさえ居れば丸く収まる……。そう思っていた。しかしこのままコノ男を野放しにして犯りたい放題犯らせていたらいけない!! そして何よりも私が、そんなR18指定の現場を見せられても迷惑なのだ!!! 犯りたいならよそで犯れっ!! ヽ(`Д´)ノ







「な、何? 何なの? 誰か居るの?」

「……さぁ?」






 固まる二人を前に私は尚も続ける。






「だいたい何なんだ!! その「しょーがない」的な態度は!? おめぇ女子舐めてるとそのうち痛い目みるからな!! イケメンなら何やっても許させると思うなよっ!!」






 赤毛の少女は乱れた胸元を隠しキョロキョロと周囲を見渡して音の発生源を探している。女ったらしイケメンヒーローこと屑男は慌てる様子も無くゆっくり体を起こして真っ直ぐに私を見つめていた。その様子に少女も気が付いたようだ。

 





「こ、この花!? な、なに、言ってるのっ? ねぇ! どういう事よっ!!」

「さぁ?」






 赤毛の少女は顔を真っ赤にして怒っているが女ったらしイケメンヒーローは悪びれる様子も無く平然としている。私はその余裕な様子にはらわたが煮えくり返りそうになった。






「何で平然としていられるんだこのクズっ!! ってかお前もお前だ!! 何故こいつの不貞に気が付かない! 家中掃除したなら他の女子の痕跡くらいあっただろぅ!! 私は他に二人、女が居るのを知ってるがソノ二人は他にも女が居ると気が付いてるぞっ!! コレまじだから!! 絶対だから!!」


「そんな……そんな事あるわけ無い!! ねぇそうでしょう? 何とか言ってよっ!!」

「本当だよ」




 バチンッ! と良い音で女ったらしイケメンヒーローの左頬に少女の平手打ちがクリーンヒットした。そして怒りの形相で私の元までやってくると素焼きの植木鉢ごと勢い欲振り上げられた。ちょ、ちょっと待って! 私、関係ない! 傷物にされる前に親切に教えてあげたじゃん!! 物に当たるのたダメ! 暴力反対!!







いかがでしたでしょうか?

少し、下品でしたが何とか許容範囲内だと主張します。


ご意見、ご感想、誤字脱字、苦情、罵詈雑言等いただけると励みになります。

お気軽にご一報ください。ただあまり攻撃力が高いと作者が瀕死の重傷を負う可能性がございます。

苦情と罵詈雑言はライトにお願いいたします。


ご覧戴き、ありがとうございました。

またのお越しをお待ち申し上げております。


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