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【第七話】 イケメンヒーローにも汚い心はあるようです。

はじめまして、こんばんは(*^ー゜)v

桜の花の蜜を啜る妖怪こと変人のヴァインです。

いごお見知りおきくださいますと頭から桜の木が1本生えてきますb


お待たせいたしました。イケメンヒーローの活躍パートです。

戦闘シーンは少ないですがイチャラブがあります。

ではご賞味ください。





 ヒーローの登場にプギーたちは一斉に振り返る。金髪にライムグリーンの切れ長の目が険しい表情でプギーを睨みつけている。完っっっ璧なイケメンがそこには居た。





 リ○ク様!?

 マイスウィートダーリンのリ○ク様ですよね!?

 どうしようプビー何かよりずっっっと緊張するんだけど!?





 リ○ク様似のイケメンヒーロは馬と龍と鳥をミックスしたような生物に乗っていた。例えるならハ○ーポッ○ーの映画に出てきたグリフォンに鱗があるような見た目の生物だった。私は先ほどまでの罵詈雑言の全てを綺麗サッパリ忘れ去るほど、その凛々しく見目麗しいイケメンヒーローと美獣に釘付けだった。





「っ! 女性を何処へやったっ!!」





 あ、ごめんなさいソレ私です。無事です。ピンピンしてます。大丈夫です。何かごめんなさいっ! し、喋りたいけど喋れない。どうしよう?; とりあえずイケメンは限られた資源だから拝んどこうか(*-人-*)アリガタヤ 出来れば前世でお会いしたかったです。……いや、私なんか前世で会っても道端の小石だろうけどね。





 そんな事を考えていたらイケメンは剣を引き抜きプギーたちと戦闘が始まっていた。ハッ! 大変! イケメンの顔に傷がっ!? と、思ったがイケメンヒーローは凛々しく見目麗しく華奢そうな見た目に反して八体のプギーを圧倒していた。





「ハァッ!」

「ブギーーーーー!!!」





 グリフォン的な馬(?)を乗りこなして手前の小ブギーを踏み潰し、大きいブギーの腕を切り飛ばして攻撃をかわしつつ馬(?)から飛び降り、逃げようとする小プギーを魔法で焼き尽くして消し炭にしていた。無駄と容赦の無い完璧すぎる戦い方だった。イケメンでヒーローでこんなに強かったらさぞかし女子にもてるだろう……。嗚呼、コレがナイチンゲール症候群か……。





『危ない所じゃったな』





 私が一人、擬似恋愛を体験していると先生が話しかけて来て現実に引き戻される。あ、ごめんなさい。先生の存在忘れてました。





『そうか出来の悪い生徒を持ってわしゃ~幸せじゃわぃ!!』





 先生そんなに怒らないで! ちょっと私好みのイケメンヒーローに目と心を奪われただけじゃないですか! 最終的には先生みたいな渋い人の所に戻って来るものですよ! そう、例えるならイケメンヒーローはフランス料理のフルコース、先生は塩おにぎり、みたいな感じです!! どんなにフランス料理のフルコースに憧れても毎日は食べられない。塩だけで握った素材の味を引き立たせるおにぎりが一番です。





『……お主は頭は悪くないが口が悪くてお調子者で阿呆じゃ』





 先生の失礼な発言にイケメンヒーローの観察をやめて、先生を見上げる。そして心で先生に語りかける。褒めてます? 貶してます?





『両方じゃ! ……お主ならあの者を救えるかもしれんのぉ』





 何となくだが先生は悲しげに笑っていた気がして気になって続きを聞こうとしたその時、小プギーの持っていた棍棒が私の上へ降って来た。激しい痛みが全身を襲い、私は意識を失った。先生が何か叫んでいるのが遠くに感じた。


 あ、コレ死んだわ。












「……ぁ……き……」

「…………ん」





 全身の痛みと聞こえるか聞こえないかくらいの声で目を覚ます。どうやらまだ生きているようだが……どうにも首が回らない。再び襲い来る金欠の悲劇にかつてMMOで出会った友人を想う。彼も私と同じくイベントやら貢物やらで常に金欠だった。今となっては懐かしいかぎりである。





「それじゃまた来るから」

「あぁ、君が居ない日々は考えられないよ……」

「会えない日々が愛を育てるって言ったのは貴方じゃない……そんな顔されたら帰れないゎ……」





 ……。

 …………。


「そうだな……でも、いつもそうやっていつも自分を騙しているんだよ? 本当はいつまでも君を放したくない」

「私も! いつも一緒にいたい!!」





 リア充爆発しろっ!! ( `□´")

 何なんだコノ歯が浮くようなセリフは! 砂吐くかと思ったわっ! つかココは何処? 私は誰? で、何なの? あいつら? 人(?)の死角で何やってんの? そしていつまでイチャついてんの?(怒) 公害にもほどがあるんだけど!!!(怒) 





「ぅん、うん、必ずだよ? 浮気しちゃやだよ?」

「するわけないだろ? 大丈夫僕には君しかいないんだから」





 私は回らない首を無理やり回して工業排水垂れ流しのバカップルの方を向いた。そこに居たのは私をプギーから救い出そうと現れたイケメンヒーローと栗毛で可愛らしい美少女だった。少女は別れの辛さからかルビー色の瞳に涙を沢山溜めていた。





「愛してるよ」





 だから笑って? と、イケメンヒーローは少女の額にキスを落とし、少女の瞳から零れた涙は別の意味となって落ちていった。私は、何事も無かったかのように首を元の位置に戻した。今日ほど意思の宿る花であった事を呪った日は無いだろう。嗚呼、世知辛い……所詮イケメンは鑑賞物。そして別れ際に思わず泣いてしまうような純で素直で可愛らしくて守ってあげたくなるような乙女の物なのだろう。





 私は後方の二人から意識を外して周囲を確認する。まず目に付いたのは壁際にある沢山の本。何の本かは分からないが規則正しく並べてある。床には獣の毛皮の敷物、私の近くに作業台のような物がありソコに魔物らしき生物の角やら皮、鱗などが置いてあった。私は窓際の机の上に素焼きの植木鉢に植えられて置かれていた。茎には添え木がされていて同じ机の上に栄養剤らしき液体や水があった。外には見覚えのある美獣が繋がれている。どうやらイケメンヒーローの家の中のようだ。





 私は先ほどの自分の発言を激しく反省した。

 あのイケメンヒーローは女性の悲鳴を聞きつけて助けに来てくれたばかりか命がけでプギーと戦い、助けに来たはずの女性が居ないのにプギーの武器の下敷きにされた小さな花にさえ優しく接してくれている……。普通、花が道端で萎れていたって水をやるくらいの措置しかしないだろう……なんたる神対応。やはりイケメンはやることもイケメンである。





 自らの汚れきった汚い心に「だからお前なんかイケメンに選ばれねーんだよっ!」「こんなんが異世界に転生しても無駄だな!」などと罵倒していたらドアの閉まる音がした。





「…………はぁ、やっと帰ったか」






 ……。

 …………。

 ………………ん? (´ω`;)






いかがでしたでしょうか?

イチャラブしてたのは栗毛の少女でしたw

そしてイケメンヒーローになにやら黒い面が・・・今後、どうなってゆくのでしょう?私にも分かりません。何故ならプロットを作ってないから!(爆)


ご覧戴き、ありがとうございました。

またのお越しを心よりお待ち申し上げております。


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