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【第六話】 真面目に辞世の句を読んでみた。

はじめまして、こんばんは(*^ー゜)v

春一番の最初の1吹きこと変人のヴァインです。


今回はやたら長いです。ご覚悟ください。

と、いうのも1~3話までが短すぎたんですよね……えぇ、読み直してみて今更、発覚したんですよ;

でも今回は盛りすぎたかな?っと少し後悔していますが……それこそ今更ですね;

いよいよコノ物語のヒーローの登場です。

どうぞ!




 ――二日後。




 

 朝も昼も夜も永遠、眠る事なく話し続けてスッキリ爽快、ご機嫌な先生。私はこの人……いやコノ木を先生と呼んだ事を死ぬほど後悔していた。頼む、寝る時間はください。みんな知らないかもだけど植物も休むんだよ! 人間の睡眠とは違うかもしれないし原理は理解できないけど何か凄く疲れてるよ! 当然先生だって休むはずなんだよ! 何なのあの体力!! 若いのにだらしないのぉ……とか、どんなブラック企業だっ!ヾ(`□´)ノ〃



 ……でも正直ありがたい情報も多かったのでソノ点は感謝しなくてはいけない。先生は人間の言語は分かるが人と会話をしたことがないので人の文化には疎いようだった。ちなみに人語はプギー退治の時にやってきた人間の言葉を聞いて覚えたらしい。スゲー。その時使っていた魔法を幾つか教えてもらった。



「よっしゃぁ!! フラ……」

『よさんか!! 馬鹿もん!!! こんな森の真ん中で火の魔法を使ってワシに燃え移ったらどおすんじゃっ!!!!!』



 めっちゃ怒られた。ほんの冗談なのに……。と言うか唱えられるか分からんでしょうがっ! それに! そのセリフは私じゃなくてプギー退治に来た人に言ってください先生!!! 嗚呼っ火の魔法を使ってプギーを美味しいローストポークにして食したに違いない……。そうだ……私はココ数日でありえない事実に気がついてしまったのだ。食べ物が、必要ないのだ。花なのだから当たり前だと思うかもしれない、私そう思う。しかし考えても見てくれ? 私は人間だったのだ! そして世界的に美食家として有名な日本人だったのだ!! さらに言えば我が家はナチュラル派の母の指導で添加物、着色料、農薬等控えめな手作りの食事が主でありお米も無農薬の専属農家から取り寄せていた。おかげさまでオタク女子のくせに無駄に女子力だけは高く、ローストビーフもローストチキンも記念日には手作りだ!! そんな私が目の前の新鮮な食材(活プギー)を美味しそうにこんがり調理しても食べられないんだぞっ!!!! 食わないのに生き物を無駄に殺すなんて私の美学に反する!! 殺すなら食うべきだ!! 食材を無駄にする奴なんて大嫌いだっっ!!! ヾ(`□´)ノ〃



 嗚呼、怒ったら血圧(?)が……もうダメだ……。ごめんなさい先生、私は私はもうだめです。前世の母上様、親不孝者の私をお許しください。パト○ッシュが迎えに来たので私は行きます。お休みなさい、おやすみなさい私は寝ます。


 

『何かくるのぉ……』



 休もうとしていたら先生のセンサーに何かの足音が引っかかった。私はまたしてもシャットダン寸前で叩き起こされる事になり不機嫌MAXで先生が指し示した方向を睨んだ。てか何で先生は大丈夫なんだ?



「「「「「ぶぎ~~~~~!!!」」」」」



 現れたのはいつかの三匹の子豚こと仲良しプギー三兄弟とその仲間たちだ。まぁこうもワラワラとゴミ虫の如く集まったもんだ……そしてその後ろには子豚の二倍くらい大きいのが三対居る。数が多いってのは本当らしい。



 さて、どうしたもんか?

 こいつらを従えても事を構えても得は無い。しかし今更下手に出るのもごめんである。そして今の私は(寝不足で)気が立っている(☆д☆)ガルルル。しかし何とか事を荒立てず、下手に出ず、平和的に解決する方法を考えねばならない。


 

「ぷぎゃ~呪いの花!」

「呪い! 呪い!」

「ぶっ! ぶっ!」



 ぬっ殺してやんよΣ凸(▽曲"▽#)※

 寝不足で不機嫌MAX&思考力の低下で考える力を失った私はもっとも単純で簡単なフラグを回収した。【魔王の花】ではなくよりにもよって【呪いの花】だとぅ!!! プギーたちの発言が私の怒髪天を激しく衝く。



『お、落ち着くんじゃ! 早まってはいかん!』



 うっせっえ! 爺!! 誰のせいだと思ってやがる!!!! (▼皿▼♯) プギーたちは私を指で指し示し【呪いの花】と連呼している。私が寝不足でキレてなくても話し合いの余地は無いだろう。良いか?よく聞け! 私はどんなにゲームに夢中になっていても必ず七時間がしっかり寝る女だ!!!! 寝不足は美容の敵!!(生前の母談)



「グラスリスタリアッ!」

「「「「「「「「…………ぶ?」」」」」」」」



 私は先生に教えてもらった人が使っていたという魔法を問答無用で叩き込んだ……はずだった。火の魔法は先生に怒られたから~水魔法にしたんだけどなぁ~……ローストポークじゃなくて刺身にしようかなぁ~なんて? あ~~、やっぱ使えないか~~(* ̄∇ ̄*;)



『じゃからやめろと言ったんじゃ;』 



 プギーたちは先生の言葉が分からないので先生は喋り放題だ。私は心で強く先生に言葉を伝える。


 先生、攻撃魔法で華麗に助けてください。



『無理じゃ;』



 草木族は攻撃性が低く、他者を傷つける魔法は殆んど使えない。全く無い無い訳ではないし学ぶものもいるが先生は知らない。そして草木族の者が人族の魔法を使える訳が無い。との事だった。


 ……。

 …………あれ? 死亡フラグ?( ̄◇ ̄;)

 と言うかもうちょっと早くに知りたかったかも; それにだったらそんなに怒らなくても良かったじゃん先生! って思うけど……今はそれどころではない。



「……呪いの花、潰す」

「魔王、語る、悪い」

「わるい、わるい!」

「「「「「つぶす~~!!」」」」」


 

 交渉を持ちかけようとも思ったがこいつ等は馬鹿が過ぎるので無駄だろう。ビビらせて退散させてもまた来るだろう。植物であるため逃げることも出来ない。そして私にはこいつ等を倒すすべが無い。まさに八方塞である。



 先生、今までありがとうございました。

 たった二日間ではありましたがとても楽しかったです。

 もう先生のお話し相手は出来ないけれど、先生に出会えて本当に幸せでした。

 どうか、お体に気をつけて長生きしてください(´;ω;`)



「散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ」

「「「「「「「「ぶひっ!?」」」」」」」」



 私は潔く今世をあきらめ一人、細川ガラシャの辞世の句を読んだ。プギーたちはビビッていたが知ったことではない。



『ま、まて。 まだ諦めるには早いじゃろ!』



 先生ありがとう。先生の事は来世でも忘れない。(⊃Д`。)



『そうじゃない! 近くに人の気配がある! 助けを呼ぶんじゃ!!』



 ヒーロー来たーーーーーーーーーー!! キャ━(*≧∇≦*)━☆★

 先ほどの辞世の句が脳内からすっかり消え去り大声で助けを呼んだ。



「キャーーーーーーーー!!! 助けてーー!!! ヘルプミーーーー!!!!」


 

 三匹の子豚こと仲良しプギー三兄弟を呼び寄せた時と同じ手段でプギーから私を救ってくれるヒーローを召喚するとは皮肉なり。私は時間稼ぎにとあらん限りの罵詈雑言をプビーたちに浴びせかけながら思った。助けに来たヒーローがめっちゃ弱かったらどうしよう? と。子プギーが五匹と大プギーが三匹という戦力に対抗できる人物なのか? と。 最悪、助けに来た人と一緒にミートパテになってしまう。と。



「言っておくけどな! 私は魔王様を語った覚えは無いぞ!! 私は「夜を統べる闇の王なりっ!」って言っただけだからな!! 勝手に魔王様だと勘違いしたのはお前らだろう!! 第三話読み直して来いボケェ! これだから獣王に獣族からはずされんだよ! この低脳がっ!! ローストポークにして食ってやるからな! (☆д☆)ガルルル ちなみに我が家のレシピはこちら!」



≪ローストポークの作り方♪≫

 (材料)

・新鮮なプギー(豚の塊肉) 1キロ

・塩(自然塩)       少々

・コショウ         少々

・ロースマリー      1~3房

・オリーブオイル      適量



「では詳しい作り方です(*^ー゜)b プギーの肉に塩、コショウ、ローズマリーを良くすり込みます。 ローズマリーは葉を茎からはずして、すり込んでくださいねぇ~! 包丁で細かく刻むとよりお肉に香りが移ります♪」



「「「「「「「「ぶっ!?!?」」」」」」」」



「大き目のポリ袋にプギーのお肉を移し、オリーブオイルを加えます。 この時に落ちたローズマリーの葉も一緒に加えてください。 空気を抜きながら袋の口を縛り、このまま冷蔵庫で1~2時間ていど寝かせます♪ 」



 後はフライパンで焼き目を付けてオーブンで中まで火を通せば出来上がり♪ 柑橘ソースの作り方は来週になります♪ そんな事を考えていると馬のような何かが駆けるような足音が近づいてきた。



「お前ら! そこで何をしている!!」



 



いかがでしたでしょうか?

もぉ~~少しヒーローを活躍させてから切りたかったんですが

どうも盛り沢山でお腹いっぱいなので今日はココまでにしておきましょう。


ご覧戴き、ありがとうございました。

まだのご来訪、心よりお待ち申し上げております。

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