【第四十五話】 I Love コットンラビット。
始めまして、こんばんは(*^ー゜)v
先日、家の中にトカゲが出て、深夜2時に大騒ぎになった変人のヴァインです。
遅くなって申し訳ないです;
色々立て込んで……いや、嘘です、言い訳です;
他の方の小説にハマリ、読んでいたので書く時間が無く
完全にサボリです! すみませんでしたっ!!
私は1つのことに集中すると他が疎かになりがちなんです;;;
小説も一本づつじゃないと書けませんしね・・・。
あの後、腰を負傷している私は食卓に着くにも、部屋に戻るにもロゼに横抱きにされて運ばれる羽目になった。文字通りお荷物だ。そんな事を平然と息一つ乱さずに出来る逞しさと、手馴れ感に何故か少し腹が立ったのは内緒だ。流石にお風呂は中止にしたが、困ったのはトイレだ。トイレのたびにロゼを呼びつける訳にもいかず、這って行ったのだが、ベットの上へ帰れなくなった。「どうせ床で寝るならコットンラビットの見える所で……」と思い、毛布を頭から被り芋虫の如くコットンラビットの柵の前まで移動して、結局そのまま床で不自由な一日を終えたのだった。
「にゅ~……」
朝目覚めた私は、何故かソファに横になっていて、私が被っていた毛布がかけられていた。床に足を下ろすと、腰は大丈夫そうだったが足が激しく痛み、昨日の恐怖体験が幻でない事実に絶望した。
「にゅ~~」
間の抜けた声に振り向くと、柵越しにこちらの様子を伺う、天使が居た。何かを私に訴えているような、その目に釘付けになる。何てかわいい天使なんだ……。私は柵の前まで移動して、コットンラビットのふわふわの頭を撫でる。嗚呼……何と言う魅惑のマショマロボディ(* ̄▽ ̄*)~゜
「お腹が減ったのかな?」
「にゅぅ~~~~」
私は純真かつ純情な瞳を前に葛藤していた。それは昨日の悪夢、ダークマターの襲来の事で、である。当然だ、ウサギが腹をすかせたなら草が必要だ。しかし、草は小屋の外に生えている。小屋の外に出ると言う事は、ダークマターの襲撃を受ける危険性があると言う事に他ならない。当然野菜と言う選択肢は考えたのだが、この世界のウサギに何の野菜をあげて良いのか分からない。野菜の中には毒を持つ物がある。人間のような大きな生命体は食べて害が無くてもウサギのような小動物にとったら有害である場合がある。
食べるからって下手に野菜を与えたら命を落とす可能性があると言う事だ。命を落とすって言うのは多少オーバーだが、乾燥させていない瑞々しい生の野菜をウサギに与えるとお腹を壊す事もある。そして何より農薬がウサギにとったら有害以外の何者でもないため、支給されている野菜がどのように育てられているか、知識の無い私には決断を下せないのである。野菜に含まれる毒と水分、農薬にも要注意なのだ。ついでに言えばウサギに人参は与えてはだめだ、詳しくはグー○ル先生に聞きたまえ。それに、いずれは野性に返すのだから、人の食べる物を与えて味を占めたこの子が、畑を荒らして駆除されるような、そんな悲しい負の連鎖を生み出してはならない。
私は意を決し、昨日の悪夢に立ち向かうように、コットンラビットのご飯になりそうな草を求めて、震える足で小屋の外に出た。
「ハァッ!」
小屋の外に出ると朝の冷えた清清しい空気の中、朝焼けに照らされたロゼが半裸で素振りをしていた。木刀を振るう度汗が飛び散り、宙を舞いキラキラと輝いて見える、その神々しい様はまるで漫画やアニメーションの世界のようである。私はとりあえず、恒例行事になりつつある筋肉を拝むことにした。(*-人-*)ちなみに私は腹筋が一番好きです! ご馳走様ですっ! っとこんな事をしている場合じゃない。何時、昨日のダークマターが襲い掛かってくるか分からないこの状況で、ウサギのご飯に最適な草を選別し、素早く小屋に持ち帰らなければならない。私は周囲を見渡す。ダークマターは居ない、大丈夫だ。私は昨日、ダークマターの襲来で躓いた、ドライフルーツのザルを拾い上げ、足元に生えているイネ科らしき形状の草を力任せに引き抜こうと試みる。
「ンギギギギッ~~~」
素早く作業する事に重点を置いているため、片手で挑んでいるが全く歯が立たない。私は仕方なくザルを置いて、両手で草を掴み、自らの全体重をかけて引き抜こうと試みる。
「ぬうぅぅぅぅけぇぇぇぇなぁぁぁぃいいい!!!」
「…………何やってんだ」
目を開けると、半裸のロゼが呆れ顔で立っている。修行で流した汗が朝日を浴びて輝き滴っている。おおぉぉ「イケメン過ぎて目が潰れそうだ」とは正にこの事であるな……流石にこの破壊力は目の毒だ、イケメンではなく私の心臓が爆発してしまう。
「のわぁっ!」
輝くイケメンに目を奪われていると、突然草が抜けてその反動で地面に尻餅を付く。くっ……非力な自分が憎い、そして足と尻が物凄く痛い。どうやら尻の下に大き目の石があったようで、尾てい骨を地味に打ったようだ。
「痛いし……」
「フィオは本当にドジだな、ほら」
何処か楽しげなロゼの声が聞こえ、手が差し出される。半裸の爽やかスマイルのロゼが私を見下ろして、手を差し出している……。私は不覚にも頬が熱くなるのを止められず、あまりにも異次元な怪奇現象に爆発寸前だった。やめろっ! 心臓が爆発しそうだ!! そんな心の内を悟られぬように、大きな声を上げてしまう。
「何だと!? 私は断じてドジっ娘では無い!! そういうのはツインテールのゆるふわ形美少女のパッシブスキルであろう!! そして以前にも思ったが、貴様は私にお手を要求しているのか!?」
「元気そうで安心した。 腰はもう良いのか?」
む、な、何だ? これでは、私が心の狭い糞女みたいではないか……。キモオタは中身まで腐ってやがるってか? くそっ、イケメンは中身もイケメンだなっ! そのポテンシャル少し分けてくんないかなぁっ!? 私は不覚にもロゼにときめいてしまった恥ずかしさから、醜い自分の心への罵倒が止まらなくなる。そんな事を考ながら、唸り声を上げながら頭を抱えていると、ロゼに強引に腕を取られて立たされる。
「Σちょっ!?」
「ドジなのは男女も容姿も関係ない、それに人の好意は素直に受け取れ」
不意に腕を引かれたためにバランスを崩し、ロゼの厚い胸板の中へ飛び込んでしまいかけたが、痛む足で何とか踏み止まる。これ以上この状態(装備)のロゼに近づいたら、爆発してしまいますっ! 非モテのキモオタには刺激が強すぎるでありますっ! 私は苦戦が予想される戦場から早々に撤退を決断する。ロゼの腕を振り払い、足元に落ちている草とザルを拾い上げて、走って小屋まで戻った。
「……また転ぶぞ」
※※※
どういう訳かロゼが何時もより三割くらい魅力的に見えた。きっと幻想的な朝焼けと森、私好みの筋肉を晒していたからに違いない。そうだ! その条件下なら例え筋肉ダルマでも同じ現象が起きたに違いないっ! そう思うものの、先ほどから動悸と頬の熱が治まらない……。も、もしや、これは!?
「風邪?」
いや、そんな訳あるかっ!Σ⊂^┐( ̄∇ ̄) 私はそこまで天然では無いぞ! ただ先ほどから胃がキュンキュンしている。もしかしたら昨夜のチーズインなカツが胃に来ているのかもしれない……。極度のストレス状態でただでさえ胃に負担が掛かっているのに、追い討ちをかけるようにチーズインなカツまで入れたから胃が怒っているのだろうか?
「にゅ~~~~~……」
「あぁ、ごめん。 今ご飯あげるからね」
私が小屋の入り口で頭を抱えて唸っていると、コットンラビットが柵の間から顔を覗かせた。私は邪念を頭から追い出し、取れたて新鮮な雑草の根の部分をナイフで切り落として、土の付いていない綺麗な草を選別してコットンラビットの柵の中に入れてみた。すると、コットンラビットはくんくん匂いを嗅いでから、もしゃもしゃと食べ始めた。どうやらこの草で問題は無さそうだ。
「にゅ! にゅにゅ!!」
「おーよしよし、沢山お食べ(* ̄▽ ̄*)~゜」
あ~~~かわゆすなぁ~~~~(* ̄▽ ̄*)~゜ 私は頬が緩むのを止めようともせず、床に座ってその様子を観察し続けた。その姿はまさに天使そのものである。私は見ているだけでは満足できずに、食事中のコットンラビットの頭を軽く撫でる。その触り心地はまさにコットン、癒される……。私はそのまま暫くの間、コットンラビットの頭を撫で続けた。
いかがでしたでしょうか?
何だか最近、「これは小説ではなく乙女ゲーでは?」
と思い始めていますが・・・もう何も言うまい。
ご覧戴き、ありがとうございました。




