【第二十八話】 筋肉ダルマ。
はじめまして、こんばんは(*^ー゜)v
ベビーウサギの育児でヘトヘトの変人ことヴァインです。
新しい小説の案を練っていて遅くなりました申し訳ありません。
この小説の1章が書き終わったら本格的に書き始めようかと思います。
【祝】【ブクマ20人突破】
(* ̄(エ) ̄)/゜・:*【祝】*:・゜\( ̄(エ) ̄*)
ありがとうございます。
今後も応援よろしくお願いいたします。
「本当に悪かった! このとおグフッ!」
私は土下座を続ける筋肉ダルマの頭を思いっきり踏みつけて、床に顔面を叩き付けてやった。ロゼは何か言いたげにはしていたが、自業自得だと思ったのだろう、私の殺る事を止めようとはしない。
「ロゼ。 少量で人を死に至らしめる事の出来る毒物って……」
「気持ちは分かるけど、やめておけ。 そんな事したらお前が捕まる。 それから……」
そういうと、ロゼは遠い目をして小さく呟いた。
「喜んでるぞ……」
ロゼに言われ、足元の筋肉ダルマを見る。小刻みにピクピク動き、呼吸は荒く、足を退けると、ほんのりと頬を染めた茶髪と目が合う。今にも「女王様、この醜い豚を蹴ってください」と言い出しそうなほどの恍惚の表情を浮かべている。私は凄まじい寒気にベットの上まで避難する。
「………………………………ロゼ、早く市に行こう」
「………………………………そうだな」
ロゼからこの筋肉ダルマにについての説明が一切無いが、正直今更聞きたくない。私たちは茶髪の筋肉ダルマから逃走を図る。すると筋肉ダルマが立ち上がり私たちの進路を妨害する。
「待て!!! フィオ! 俺はお前を嫁にす……」
「ヴァルド。 また変な誤解を受けると厄介だから話し合いは一階でするぞ」
そういうとロゼは私を促して部屋を出る。筋肉ダルマは大人しく私たちの後に続いていた。一階に着くと、人目に付きにくい席にロゼをセンターにして私と筋肉ダルマが挟むようにして座った。筋肉ダルマは悲しそうな目をしていたが知ったことではない、隣は嫌だ。そして何より今更何の説明をするというのか。
「あらお譲ちゃん、気分はどぉ?」
気まずい三者面談で最初に口を開いたのは、店に入るときにロゼに話しかけてきた店員の女性だった。先ほどの騒動を知っているのだろう、私たちを気遣っているようだ。
「あ、はい。 大丈夫です。 ただの乗り物酔いですから」
私は急に話し掛けられて驚き、軽いコミュ障を発動させた。その様子にロゼが驚愕の表情を浮かべていたが、店員の女性は気づかずに二三言話してから行ってしまった。
「……お前、外ずらは良いんだな」
「ロゼにだけは言われたくないんだけど?」
そしてロゼからこの筋肉ダルマことヴァルドについての説明がされた。名前はヴァルド・ヒューイ、人族と巨人族のハーフだそうだ。巨人族の血が入っているため、体長は二メートルを有に超えていて全身筋肉質で馬鹿みたいにでかい。声も大きく、粗野でガサツ。しかしロゼいわく、本人も自覚しており、これでも自粛しているそうだ。自粛していなかったらどうなるのか、想像するだけでも恐ろしい。二人は数十年前まで人族の男女と共にパーティーを組んで冒険者をしていたそうだ。人族の二人が結婚してパーティーは解散、それ以来別のパーティーに入った事もあるが、ロゼもヴァルドも性質の違うトラブルメーカーで馴染めなかったので、今では森番の仕事を交代で行っているそうだ。森番の仕事と言っても生息している魔物の種類や場所、数の調査と討伐なので、やることは冒険者時代とそう変わらない。本来なら数人がかりで住み込んで行われる森番だが、二人は結構有名な冒険者だった事もあり、今では二人だけに任されているそうだ。ん? そういえばロゼの種族について聞いていないような気がする。
「ロゼって人族なの?」
「ん? いや、俺は妖精族だ」
妖精族は小さいのから大きいのまで姿形が様々で、人族に近い見た目のの者も居れば、妖精族に近い見た目の魔物もいるため、見分けるのが困難なのだとか。ロゼは耳の先が尖っていて、私たちが一般的にエルフと呼ぶ見た目である。ちなみに妖精族の寿命は個体差が大きいが100~500歳ほどで長寿の者は1000年生きた人も居たらしい。巨人族は妖精族よりも長寿で最低でも1000年は生きるそうだ。ただ長命な種族ほど出生率が低い傾向にあり、年々数が減少していて筋肉ダルマことヴァルドのようにハーフというのは珍しくないんだそう。
「ん? さっき歳近いとか言ってなかった? 二人ともいくつなの?」
「150だ!」
「…………黙秘する」
おい、全然近くねーじゃねーか。あと黙秘って、乙女かっ!Σ⊂( ̄□ ̄~j 長命の巨人族の感覚で言えば近い事になる、のか?; その辺の感覚が私には全く分らない。そういえば私、草木族だけどいくつまで生きられるんだろう? 今度先生に聞いてみよう。
「それでっロゼ! お前はフィオと付き合っているのかっ!?」
「いや、違う」
「無い、無い、無い、絶対無い、ありえない」
私があまりにも無いを連呼したからかロゼに一瞬睨まれた。怖っ。
「そうか! 最近ロゼが女性関係を清算しているようだったからな! 本命の女が出来たんじゃないかって思ったんだが!」
……うむ(==;) あながち無関係でもなかったな。
いかがでしたでしょうか?
思い返せばこの小説は筋肉さんばっかり出てきますね・・・
こうなるとメインヒーローのロゼが霞んでしまう;
ご覧戴き、ありがとうございました。
またのお越しを心よりお待ち申し上げております。




