【第二十六話】 町に着きました。
はじめまして、こんばんは(*^ー゜)v
いよいよ自己紹介で使うネタがなくなってきた変人のヴァインです。
以後、お見知りおきくださいますと・・・・特に何もおきません!
さて最近、前書きに書くことが分らなくなってきたのですが・・・
書かない方のほうが多いのですね(今頃
でも!私は書き続ける!!
今日うさぎのあかちゃんが生まれたよーーーー!!!
ハッピーサザーズデーーイ!!!!
――30分後。
「…………私は、もうダメだ」
空を見上げると、憎らしいほど晴れ渡った青い空が映し出される。今日、この日が晴れで良かったと心のそこから思う。これで見納めかと思うと自然と涙がこみ上げてくる。強い倦怠感と吐き気を堪えながら私は天に向かって手を伸ばす。短い転生だったが、思い返せば楽しい事ばかりだった。ありがとう異世界。ありがとうレオポン、ロゼ。
「私を置いて先に行ってくれ、そして、私の代わりに世界をっ……」
「ただの乗り物酔いだろ」
町への道をひた走っていた私たちは今、パッシブスキル【乗り物酔い】にて休憩を余儀なくされていた。大きな木の根元に横になっていると呆れ顔のロゼが私の顔を覗き込む。
「……夢のねぇ奴だな」
「今世に別れを告げるのの、何処に夢があるんだ?」
私は天に伸ばした手を静かに下ろす。この世界ではそうかもしれないが、私たちの居た世界では今のセリフを言う機会はMMOにしかない。ただ言ってみたかっただけなんですぅー。ただ、私が今のようなセリフをMMOで発信した場合、確実に女絡みだと思われる。まぁそれも正直美味しいのだが、本気の意味(謎)で使ってみたかった。
「…………いっそ殺してくれ」
横になっているというのに地面がうねっているようだ。頭が痛い、気持ち悪い。朝食の目玉焼きをリバースしそうだ。
「たかが乗り物酔いくらいで人を殺してたら、人類はとっくに滅亡してる」
言いながら私の上体を起こして、水の入った水筒を渡してくれる。ハーブティーが良いなぁ~とか思ったが、こんな時に香りの強いお茶なんて飲んだら体が拒否反応を起こしそうだ。私はありがたく水を飲みながら、ぼんやりとロゼを観察していた。ロゼは何やらレオポンの鞍をいじって、ロゼの席の前側に毛布を設置している。私が花だった時の、あの気まずい花専用植木鉢ホルダーの付いた席だ。冷たい水と風に当たって少しだけ気分が良くなってきた。正直、まだ気持ち悪いけどもうそろそろ出発しないと町に着いても楽しまないうちに帰ることになりそうだ。
「そろそろ出発するけど、立てるか?」
私は小さく頷いてから立ち上がる。まだ地面が回っているようだが何とか歩けそうだった。でも、こんな状態で町についても直ぐには楽しめないな……。まず何処かで休憩を取る必要がありそうだ。ロゼは私の手から水筒を奪い、無許可で私を抱えあげて、レオポンの前へ乗せた。乗り物酔いでグッタリな私はもう荷物のように搬送されても何の抵抗も出来なかった。しかし、この体勢はいかがなものだろう? 私は両足を揃えてレオポンの上へ、ちょこんと座わらされていている。ん?(--)まてまて! こ、これはまさか。
「Σちょっ! 待て! 待った!!」
「日が暮れるぞ」
時既に遅し。言うなり私の抗議など全く意に介さず、ロゼもレオポンに乗り込む。嗚呼そうか、本当の恋人乗りはこっちであったか……。ロゼは慣れた手つきで右手を私の腰に回し、落ちないように体を密着させ、左手で手綱を握っている。王子様がお姫様を馬に乗せる際にやるアレだ。馬の後ろに乗って抱きつくのはロゼの言うように普通のことだったに違いない。私は非モテのキモオタ故に勘違いしていたのである。こっちが本物の恋人乗りに違いない。実際に乗ってみると良く分かる、非常に不安定だ。それ故に、心置きなく密着できるのであろう。
「大丈夫か?」
「……降りたいであります」
私は新たな体位に驚き、戸惑い、石になっていた。突然の異常事態に先ほどとは違う体の不調に目が回る。ロゼはそんな青やら赤やら変化の激しい私の顔色を気にしてくれている。そりゃ女にもてる訳ですよ。
「そんな状態で後ろに乗って、落ちたら大変だ。 我慢しろ」
確かに、今の私はクラクラしていてまともにレオポンに乗っていられない。完全に体をお任せして、搬送されたほうが楽だ。しかし、もう町に行かないで帰りたいと言うのが本音だ。が、帰るにしてもまたレオポンに乗らなくてはならないので、ここまでの30分が全くの無駄になる。それにここからなら町のほうが近いらしいので、私は大人しくしている事にした。
「…………了解した」
私は荷物、私はお荷物、私はロゼのお荷物……。なんだか悲しくなってきた。どうにか乗り物酔いを克服する良い手段は無いものか。そんな事を考えていると再び町に向けて出発した。ロゼが体をしっかり固定しているので、多少速度を出しても落ちることは無い。なので、先ほどよりも速度を出して走っている。当然、速度が上がれば揺れも大きく、早くも気分が悪くなってきた。私はもう何も考えないようにして目を瞑り、ロゼの胸に顔を埋めてしがみ付いた。そうしていないと揺れで色々撒き散らしてしまいそうだった。ただ、お世話になっているロゼの胸で目玉焼きをリバースしてしまうような事態だけは、さすがの私でも避けたかった。何が何でも堪えねば……。
「大丈夫か?」
何度聞けば気が済むのかね? ダメだよ! 見て分らないのか!!!ヾ(`□´)ノ〃 と切れたかったが、今の私にそんな余裕は無い。
「フィオ?」
「……ん」
心配そうなロゼが私の顔を覗き込む。私は短く返事を返すのがやっとだった。と言うか、喋ったら口から目玉焼きが出る。私が今欲しいのは、乗り物酔いの薬かドラエ○ンのどこ○もドアである。それと早く町に着くことを心底から願う。いっそ意識を手放すことが出来ればどんなに良いだろう……。今の状況で後30分ほど大人しくしていなければならないとは、一種の拷問である。
――20分後。
ようやく町に到着した。どうやら今日は市が立っていて町はいつも以上にに賑やかで、活気に満ちているようだ。私はそんな賑やかな景色を耳だけで楽しみ、顔面蒼白でグッタリとロゼに寄りかかっていた。瀕死の重傷である。ロゼはレオポンを酒場のような所の前に止めて、私の事を抱えあげて一緒にレオポンから降りた。とんでもない怪力である。普通の人間にはまず出来ないであろう。
「あ~ら、いらっしゃいロゼ♪」
酒場らしき扉をくぐって中に入ると、店員らしき女性が私たちに気づき、直ぐに傍にやってきた。
「その子、具合悪いの?」
「あぁ、部屋を借してくれ」
女性は一瞬、驚いた顔をしてから部屋の鍵をロゼに渡してニッコリ笑いかける。
「ごゆっくり♪」
ロゼは無言で鍵を受け取り、部屋に向かう。部屋は非常に簡素な作りで、小さな窓とベットが一つしかない。ロゼは私をベットに横にして窓を開け、ベットの隅に腰を下ろす。この部屋、もしや……。一階は酒場、そこで盛り上がった男女が酒池肉林の限りを尽くす部屋、いわゆる現代で言うところのラブホでは? 店員の女性の意味深な発言が気に掛かる。貞操の危機を感じるのは私だけであろうか?(=へ=;)
「大丈夫……じゃ、ないよな。 ごめん」
分れば良いのだ。しかし、私の乗り物酔いはロゼ青年のせいではないんだが……むしろ、ごめんは私のセリフである。ロゼを見上げると情け無い顔で私の事を見下ろしていた。
「俺は少し出掛けるけど、フィオはこのまま休んでろ。 部屋の鍵はかけて行くからな? 危険なことはまず無いだろうが……何かあったら大声を出せよ?」
「……ん。 ぃてらー」
私は先ほどまでロゼを野蛮な狼扱いしていたのを心の中で深く詫びた。
いかがでしたでしょうか?
そして前書きの無礼をお許しくださいm(_ _;)m
今日は忙しい日でした・・・。
ウサギは生まれるわ、ばぁちゃんの介護やら料理やら
ベビーウサギさんの世話やらで大変でした・・・。
何故、いつもは暇なのに今日に画技って立て込むのか?
何かの策略を感じずには居られない日になりました。




