表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/68

【第十九話】 古木先生との再会。

はじめまして、こんばんは(*^ー゜)v

レモンに付いた夢と希望の化身こと変人のヴァインです。

いごお見知りおきくださいますとレモンの皮の乾燥したものをプレゼント♪


昨日、ブクマーク10人達成♪ ありがとう♪

とやりましたがまた2名増えて12名になりましたーー♪

このような小さな幸福がとても嬉しく思います。

では本日もよろしくお願いします。










「先生、お久しぶりです」

『…………』

「私、ココに生えていた白い花だった者です。 ロゼに助けられて一緒に行動するようになって何故か突然人間になったのですが何が原因かわかりますか?」

『……………………』

「そうそう、私ロゼに名前をつけてもらったんですよ! フィオって言うんです。 ロゼって名前の付け方、単純ですよねぇ?」

『………………………………』





 死んだか。そうか先生も年だからな。どんなに長く生きていても老いには敵わないか……。ごめんなさい先生、もっと早く来ていれば良かったです。そうすればもっと色々なお話を聞けたのに……恩返しだって出来たはずなのに……。残念ですがコレでお別れですね。さようなら先生。さようなら。





「ロゼ、枯れてるみたいだから火の魔法で火葬してやって?」

「いやまだ…………分った」

「ありがとう」





 せめて最後くらい派手に燃え上がってください。ロゼは先生の近くまで来て炎の魔法を発動させようとした。 





『待て待て待て!!! わしゃまだ生きとるわ!!!!!』

「知ってます」





 私は無言でロゼを止めた。





「私を思いっきり無視するからですよ? 私は先生の生徒ですよね? 無視してはいけませんよね? あのままじゃ私、ただの痛い子だったじゃないですか!」

『ワシを脅すとはなんて恐ろしい奴なんじゃ! うっかり喋ってしまったではないか!!』

「今更、普通の木になりたいなんて言いませんよね? 私、先生がお喋り好きなの知ってるんですからね?」





 というか先生のせいで二日間も寝不足にされたのだから文句の一つも言わせてもらいます。するとロゼが不思議なものを見る目で私、と先生を交互に見ていた。あれ? ロゼには先生の言葉が分らないのかな?





「フィオさっきから何してるんだ?」

「ん?」

『ワシらの言葉はそやつには聞こえておらんよ。 樹木語は特殊じゃから音が無いんじゃ。 心に直接語りかけるものでの……熟練すると心の中まで見れるのじゃ」





 ……そうなの? じゃあどうやって話てんの?  え? つか、じゃあ人間は樹木語って話せないの? 私普通に話してんだけど? それって異常なの?;





『まぁ普通ではないのぉ~』

「……フィオ?」





 私が花だった時にとてもお世話になった先生がコノ古木である事、古木先生は樹木語で私と今も会話している事、ソレがロゼの耳には聞こえない事、そして何故か私は学んでも居ない言語を普通に話せるし理解できる事。全て話した。ロゼはこんな非科学的な事を馬鹿にするでも無く真面目に聞いてくれていた。





「それでフィオが人になった理由は分ったのか?」

『理由は分らんがそういった類の術はあるのぉ……』  





 先生によると草木族の中には先生たちのような完全な植物も居れば人のように歩いて移動できる者も居るそうだ。ただそういった種は生まれつきであるため術の習得の必要は無い。また遺伝でも無いらしく歩く者の子であっても歩けるとは限らない。先生などは学べば歩いたり出来るらしいが私のように完全な植物として生まれ、術を習得してもいないのに歩き始めるというのは非常に稀なケースらしい。しかし、その術はあくまで【歩く】術であるので私のように人に変じるというものではないらしい。





『人に変じる術などは聞いた事がないのぉ……しかし、一つだけ心当たりがあるのぉ』





 先生が言うには私の種類に理由があるのではないか? との事だった。私は草木族の【フィオーレアンジェ】という種類の植物である。草木族は見た目や能力の差が大きく同じ種族の中でも把握できていない能力がいくつもあるので何かあっても不思議ではないそうだ。そして私のフィオーレアンジェという種は絶滅を危惧されている種族でその能力は殆んど解明されていないらしい。





『それにお主が現れたのは満月の夜でのぉ月の光と共に突然ソコに咲いたのじゃ。……そういえば昨晩も満月じゃったのぉ』





 え? まじで? 私はロゼを見る。確認を取るとロゼは静かに頷いた。私はあの時、痛みやらパニックやらで夜だった事すら覚えていないが……まじで満月だったんだ。じゃあ謎の満月パワーで花開いて、謎の満月パワーで人間になったって言うの? もはや謎が謎を呼び過ぎて何が何やら良く分らない。





『死んだ人間の魂が満月の夜に花として蘇るなど……神術としか思えぬ。 フィオ、この事は誰にも言うでないぞ? その青年にもじゃ!』

「え? でも先生、ロゼには良くない?」

『ダメじゃ! この事が広くしれればお主の身が危険に晒される!』





 ロゼを見ると不思議そうに私を見ていた。そりゃそうだ、ここまでずっと先生の言うことを通訳してきてるのに何も言わなかったら不審に思われたんだろう。ロゼに嘘を付くなんて悪いしなぁ、それに直ぐばれそうだ、どうしよう……。





「どうした?」

「ん? 何か死んだ人間が花に蘇るなんて神術としか思えないから人に言うなって」

『なっ! ば、馬鹿者っ!! 話してはいかんと言うたじゃろっっ!!!』




 私は速攻でロゼに自供した。そもそも私はロゼに元人間だって言ってしまっている。もう手遅れなんですよ先生。あぁでも異世界の人間って事は言ってないかな? 良い機会だから言っちゃおうかな?





『い、異世界じゃと!? そんな話初めて聞いたぞ!』

「でしょうね。 今始めて話しましたから」





 結局先生に聞いても分らないって事が分かっただけだった。まぁ私は元々人間だった訳だし植物に戻りたい訳じゃないんでま良いか♪ って感じで前向きにこれからの事を考えている。でもそうか、やっぱ異世界とか元人間とか知られたら結構ヤバイのか……先生の口ぶりではドナドナド~ナ~♪ って売られて見世物小屋で歌でも歌わされてって感じでは済みそうに無いな。私はロゼを見る。ロゼは何やら真剣に考え事をしているようだった。私が首をかしげてソノ様子を見守っていると先生が嬉しそうに話しかけてきた。





『若い者はえぇのぉ~。 青春じゃのぉ~』





 何を言っているんだ爺。私は古木先生を睨む。若い男女を見れば「あらあら仲が良いわね~」などとコミケ帰りのオタク(私を含む)に向かって言うセリフじゃねーよ! 爺や婆はこれだから嫌なのだ。そもそも私はロゼを攻略する気などさらさら無い。





『ほぉ? では先ほどまでの仲睦まじい姿はどう説明するんじゃ? ん?』





 この爺、覗きかっ!!(怒) 人が困っているのを覗いて喜んでいたのかっ!! 最低!! 最低だ!!! やっぱりロゼに頼んで燃やしてもらおう!!





「……フィオ俺に樹木語を教えてくれないか?」







いかがでしたでしょうか?

お楽しみいただけたなら幸いの極みにございます。


そういえばココまでずっとプロットらしい物は作らずにその場の勢いだけで

書いてきましたがさすがに限界を感じ始めたのでちょっと今後の展開を決めました。

ただ、「何故こうなった?;」というほどシリアスになってしまって驚きました;

そんな壮大なお話じゃなかったはずなんですが・・・その設定通りに進行するかは

まだ分りませんが、そうなった場合、100話は確実に超えてしまう;

ぜんぜんライトじゃないですね(--;


ご覧戴き、ありがとうございました。

またのご来店を心よりお待ち申し上げております。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ