【第十八話】 非モテのオタク女子にはレベル制限で謎の結界に阻まれた気がしました。
はじめまして、こんにちは(*^ー゜)v
空気中に含まれる謎物質こと変人のヴァインです。
いごお見知りおきくださいますと謎団子をプレゼント♪
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ありがとうございます。
今後も楽しい作品をお届けできるよう精進してまいります。
ではどうぞ!
「レオポン~~ロゼがいじめる~~~!」
「フィオ。レオの事苦手じゃなかったのか?」
レオポンに乗るのが苦手な原因の半分は貴様じゃ!ヽ(`д´)ノ もう半分は私の体質ゆえのこと、レオポンに罪は無い。はぁ~見れば見るほど美しい獣だ……ハ○ーポッ○ーに出てくるのはプライドが高くて触る前にお辞儀しないと酷い目に遭うけどレオポンはとても大人しくて私に撫でられて気持ちよさそうにしている。私は生前のワンコたちが好きだった耳の裏をマッサージしてみた。グルグル喉をならして甘えてくる猫のようになった。
「……レオが俺以外にこんなに懐くのは初めてだな」
そりゃそうだろうな。ココにはロゼをハントしにくる少女と補給係しか来ないのだから……。あ、そういえば。
「ロゼ、森番って一人でやんの? その割には部屋多くね?」
「ああ、それは……」
森番はもう一人いて交代制で仕事を行っているそうだ。この小屋は元々領主様の狩猟小屋だった物を森番小屋にしたので部屋やキッチンが豪華で設備が整っているのだとか。どうりで豪華な上に部屋が多いわけだ。それにしても……。
「レオポンかわゆすなぁ~(* ̄▽ ̄*)~゜」
レオポンは体中硬い鱗で覆われてて頭には角が二本生えている。角から首の辺りに鬣が生えていてソコがふわふわで撫でていて気持ちがいいのだ。ちなみに翼も半分は鱗質で触ったら手が切れそうだ。
「聞いてんのか?」
「聞いてるよぉ~(* ̄▽ ̄*)~゜」
レオポンを激なでしながらね。そういえばレオポンと話出来ないのかな? 先生は皆話せるって感じで言ってたから私の謎のチート能力なら話せるかな? 私はレオポンの目を見て真剣に言葉を伝えた。
「レオポン、ロゼの恥ずかしい秘密を話してごらん?」
いったっ! 振り返るとロゼが呆れ顔で立っていた。
「馬鹿なことしてないで早く行くぞ」
何だと! 馬鹿なことだと!! ロゼの何倍もかわいいレオポンと戯れて何が悪いって言うんだっ!! つかテメェにだけは言われたくない! 乙女を殴るとはどういうこったっ!ヾ(`□´)ノ 良いか私を殴ったり蹴ったりして良いのは白○の檻の空○様だけだ!!!! そして空○様に蹴られたいと申し出た女子がこの世にどれだけ居ると思っているんだ!!! キャ━(*≧∇≦*)━☆★ 蹴ってーーー!!
「ほら」
私がプンプン怒っているとレオポンに乗ったロゼが私に手を差し伸べてきた。……コレはあれかお手ってやつか? 馬鹿にしてんのか? ロゼは私に飼い犬の如くお手を要求しているのか?(怒) 私はその手を払いのけようと手上げた。すると腕ごと掴まれてあっと言う間にレオポンの上へ引き上げられていた。私が何が起きたか分からず固まっていると勝ち誇ったようなロゼの笑顔と目が合った。
「しっかり掴まってろ」
「……何かやだ」
この感じ、恋人みたいではないか……。居心地が悪い。いや、レオポンの座り心地は良いんだが何かこう……。そうこう考え事をしているとロゼがレオポンを急に走らせた。
「のぁあぁあっ!」
私はおかしな奇声を発してロゼに背中に鼻をぶつける。低い鼻がさらに低くなったような気がした。
「 つ か ま っ て ろ 」
「…………あい」
と、言われても何処にどう掴まったら良いのか全く分らない; 目の前にあるのはロゼの背中。乙女ゲーの世界では背中に抱きつくように掴まるのが一般的だ。……非モテのオタク女子、恋愛経験ゼロの私には無理です。レベルが高すぎる。妄想の世界ならばいくらでも経験のある恋人乗りだが実際にやるとなると恥ずかしすぎて爆死してしまう((((*ノωノ) そもそも私とロゼは恋人じゃないし、攻略予定も無い。やはりどんなに馬鹿にされようが説教されようが道に迷おうが歩けばよかったと後悔していると私が戸惑っているのを察したのかロゼが振り返った。
「ほら、腰に手を回して」
「なっ!」
無理! 無理! むり! むり! むり~~~!!!(*>□<*; 軍曹! そんな破廉恥な真似は出来ないでありますっ! 私は首をブンブン横に振って拒否の意を示すが、危ないから。そう言われて半泣きになりながらも渋々ロゼに後ろから抱きつくような体制をとった。さすがに腰に手を回すのはレベルが高すぎたのでロゼの服を掴んで密着しているような形だ。
「……落ちるなよ」
ロゼはレオポンをゆっくり走らせる。ゆっくりとは言え結構揺れるので私はロゼの服を強く掴んで必死にしがみ付いて目を瞑る。
「……フィオって男と付き合ったこと無いだろ?」
「Σ(゜д゜*) 」
驚いて目を開ければロゼが私の事を見ていた。く、悔しい! 何も言い返せない!! ってかそれより近い! 顔が近い!! 口から心臓が出そうだ!!! そして何故そんな事が分かるんだっ! 経験か? 経験だな? イケメンのリア充はいいよな! かわいい少女を食い放題で!! そのせいかこういう馬の乗り方も手馴れてらっしゃる! 私は始めての経験で先ほどから動悸と体温上昇=風邪で寝込みそうです。
「……ついた」
「…………ぁい」
私はロゼの服を離してレオポンの上でロゼから少し距離を取る。先ほどから茹で上がりそうなほどのロマン○ィクが止まらない。顔から火が出るとはこの事か? ロゼは先にレオポンから下りて再び私に両手を差し出している。
「自分で降りられるでありますっ!」
もうこれ以上の羞恥プレイはごめんであります! 非モテのオタク女子には刺激が強すぎるであります!!! そして拙者は乗馬経験者! このくらい乗り降りできるのであります! 重心を前に移動してお尻を浮かせて足を下ろそうとすると気分が優れない事に気が付いた。地面が回るような目眩と軽い吐き気、不安定にふわふわふわふわ……完全な乗り物酔いだった。それでも何とか降りようとしたらスカートの裾がレオポンの翼に引っかかってしまった。そのままバランスを崩してレオポンの背から落ちる。
「危ない!」
レオポンから落ちかけた私をロゼが抱きとめてくれた。人、一人が不意に上から振ってきても物ともしない逞しい腕に支えられて宙に浮いていた。力、強いんだ……なんか頼りない感じだったのに意外だ。そのまま、そっと地面に下ろされる。ロゼは何も言わず私から目を逸らしてレオポンの装備の確認をし始めた。。……呆れられたか? こんな事も出来ないのかって? 異性とまともに付き合いが無かったためにテンパッてまた迷惑をかけてしまった。
「ありがと」
「あぁ……」
私はあまりの恥ずかしさと痛々しさから俯いてスカートを握り締める。ぁ、裾切れちゃったな……。ロゼは振り返る事は無く素っ気無い返事をしただけだった。しかし、先ほどよりも何故か耳が赤い気がする。虫にでも刺されたか……?
「で、その先生っていうのは……?」
ロゼは当たりをキョロキョロ見回して先生を探している。……私は大事なことをロゼに伝え忘れていたようだ。先生とは木の事だと。元植物の私が慕う先生が人間であるはずが無いのだがロゼに痛い子を見るような目で見られないかな? そんな事を考えつつ私が生えていた場所まで歩いていく。地面には先日の戦闘の痕跡が生々しく残されていた。プギーの足跡や武器の落ちた跡、レオポンが駆けた爪跡や黒こげに焼けた地面。それらを目にするとプギーの武器の下敷きになったあの痛みを思い出して自然と体が震えた。
いかがでしたでしょうか?
今まで意識していなかった二人が少しづつ惹かれあっていく姿が描けていれば嬉しいです。
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