【第十七話】 リアルとは難しいものである。
はじめまして、こんにちは(*^ー゜)v
道端に生えるタンポポの綿毛こと変人のヴァインです。
いごお見知りおきくださいますとお庭にタンポポが沢山生えます♪
久々に昼間にUPしましたよー♪
本当は昨日上げようと思ったんですが眠くなっちゃって;
ではどうぞー。
「……フィオ。 皿、置いといていいから」
「洗い物くらい問題ありません」
ロゼがムッとした表情で見ていたが知ったことではない。先ほどの口喧嘩に関してはロゼと卵が悪いと言う事で決着が付いたが私はまだ男だと思われていたという事に怒っているのだ! (▼皿▼♯) 意地を張っているのは分ってる! 分っているのだが何故か! どうしても! 素直になれないのだ! 素直にロゼに頼れない自分が憎いっ!!! しかし! 私にもプライドと言うものがあるのだ!!!
キッチンの流しに皿を置いて近くの瓶に貯めてある雨水を汲む。この世界には水道という便利な近代兵器などは無い。水は家の外にある井戸か川から汲んでこなければならず、また水は貴重なので洗い物の際は雨水を使うのが一般的だそうだ。正直、不衛生だと思うので私は雨水を一度火にかけで煮沸消毒をしてから米ぬからしき謎粉で皿の汚れを落として熱湯をそのまま皿にかけて殺菌するようにしている。もちろんロゼにも指導した。雨水を火にかけながら謎粉を皿にかけて汚れを落とす。包帯を汚さないようにお皿を洗うというのは中々に難しい。苦戦しているとオムレツを食べ終えたロゼがキッチンに侵入してきた。早食いは太るぞ!
「いいから貸せって!」
「キャーー助けてーーヘルプミーーーーー!!!」
何処かで聞いた事のあるセリフにロゼが露骨に嫌そうな顔をした。お皿の奪い合いという謎の攻防の末、結局強引にお皿を奪われて私はキッチンから追い出された。今度は私がムッとしながらキッチンを睨み席についていた。考えてみれば皿を洗いたくて喧嘩をするなんておかしな話かもしれない。普通は逆だもんな……しかしロゼはこの数時間でずいぶん変わったものである。確かに自分を偽るなとか言ったのは私ですけどね? 言いましたけどね? 変わりすぎじゃないかなぁ~?(* ̄▽ ̄*;) 何かいけない線を私が無理やりぶった切ってしまったかしら? まぁ我慢しないでお互い本音で話が出来るのは良い事なんだが……こんどはコレを他の人間でも出来るようにトレーニングさせなければならない。ボッチでコミュ障のモテ男イエスマンめにノーと言える訓練をしなければ安息の地アルカ○ィアはやってこない。何故ならば今のままにしておけばいずれまた「ロゼLOVE」な女子を量産して大変な事になる。そしてコノ状況をソノ女子たちに見つかれば間違いなく私は袋叩きだ。するとお皿を洗い終わったロゼがキッチンから出てきた。
「…………アリガト(-"-)」
「……礼言ってる顔じゃない」
大きなお世話だ! 生前からコノ顔なんですぅー、三日間寝ていないヒトコブラクダのような酷い顔でわるぅござんした!! 私はロゼと目を合わせずに適当に返事をしながら考え事をしていた。さて、ロゼはこれから森番のお仕事があるから私は何してようかなぁ~せっかく人間に戻れたんだもん楽しく色々な事がしたい。私は気持ちを切り替える事にした。本読んでコノ世界の事色々知りたいけど字、読めないしなぁ~ロゼに読んでもらうのも悪いしなぁ……。プギーの美味しい食べ方でも研究でもしてようかな? それとも先生に会いに行ってみようか? 人間になりました~って言ったら凄く驚くだろうな~。(*^▽^*)
「…………フィオ。」
ん? 私はロゼのほうを向く。するとロゼは真剣な顔で私を見ていた。
「聞かないのか? 俺の……過去、とか」
「過去の事? 興味ないって言ったじゃん」
それより私は先生の事のほうが気になるし、コノ世界の事を知りたいし、魔法を学べる所があるなら学びに行きたい。剣にも興味があるし、どんな不思議食材があるのかも興味がある。やりたい事が山ほどあるのだロゼの過去になんて構っている暇は無い。
「それに大事なのは過去じゃなくて今でしょ?」
と、何処かの人気予備校講師がテレビで言っていた。過去に囚われて何も出来なくなるその気持ちは分かるけど立って歩かないと死ぬだけだからな。
「フィオはどうして……」
「よし! 今日は先生に会いに行こう!」
ロゼが何かを言い終わる前に私は本日の予定を決定した。私は先ほどまでのイライラもすっかり消えて上機嫌なまま席を立つ。
「ん? なんか言った?」
「いや……」
……なんだ? またコミュ障発動か? 人がせっかく一日をエンジョイしようと言うのに……仕方がない。私今機嫌が良い。ロゼの発言の続きを待ってやる事にした。さぁ遠慮せず話すが良い、ボッチでコミュ障の残念イケメンよ。
「……いや、危ないから送ってく」
「良いよ。 仕事あんでしょ? つかさっき何か言おうとしてなかった?」
いや、別に……。って思いっきり何かあるだろうが! せっかく聞いてやってんのに煮え切らない奴だ。ハッキリ言え! ハッキリ! そんなんだから女子に漬け込まれるんだ! またあんな女子連れてこられても困るんだからな? 今度は私がその女子に切りかかられるかもせれしれないんだぞ!
「その、フィオは今の俺、どう思う?」
……は? ん? 待てよひょっとして告白? え? 告白されたの? おかしいな数々の恋愛ゲームを網羅してきた私がロゼのフラグに気が付かないなんて……。いや? ひょっとしたら相談に乗ったりご飯作ったりするのがフラグだったのか? というか、そもそも私はロゼを攻略する気など全く無い。
「……ごめんロゼ。 私ロゼの事男として見てない」
「は?」
……ふむ。告白のフラグではなかったようだ。リアルとは何て難しい……。と言うことは「本当の自分を晒しているがフィオはこんな口が悪くて残念な俺と友達でいてくれる?」って事? お前は乙女か! なんて女々しいやつなんだ!! しかし今コイツを傷つけたらまた乙女化が進みそうだな。
「良いんじゃない? 嘘臭くなくなったし、詐欺師っぽくなくなったし、偽善者ぽくなくなったし、ロゼって良い奴すぎて気持ち悪かったし」
「…………褒めてる? 貶してる?」
「両方」
私の最大限の優しい言葉はロゼの心を色んな意味で撃ったようである。その後、私は先生の居る……いや生えている湖までの道を知らない事をロゼに指摘され散々馬鹿にされた挙句に説教をされた。結局レオポンに乗せてもらってロゼと一緒に先生の所へ出かける事になった。
いかがでしたでしょうか?
お楽しみいただけたならば幸いです。
そうそう!最近、過去、自分の書いた作品を読み直して再編しているんですがね
なんか自分で書いたとは思えないテイストで笑ってしまいましたw
あとヒーローの一人が「ロゼ」だったりね;同じ名前でびっくりした;
そのうちこちらでUPしたいと考えています。お楽しみに♪
ご覧戴き、ありがとうございました。
またのご来店を心よりお待ち申し上げております。




