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【第十六話】 喧嘩してみました。

はじめまして、こんばんは(*^ー゜)v

爪の間に入った謎菌こと変人のヴァインです。

いごお見知りおきくださいますと菌増量します♪


今回はきつかったです;

この物語を書いていて初めて「きつい」と感じました・・・。

シリアスシーンは苦手です。








 その後、コノ料理は何と言う名前なのか? と聞かれたのでオムレツとパンケーキだと答えておいた。どうやらコノ世界にはオムレツもパンケーキも無いようだ。まぁロゼが知らないだけかもしれないけど。するとロゼが黙り込んで私を見ているのに気がついた。な、なんだ! その目は! まさか、私が異世界から来た不審者だと気が付かれたか? そして私が寝ている間に人買いに売ってドナドナド~ナ♪ と王都に連れて行かれて魔女裁判の如く火あぶりにっ!!





「……フィオって女だったんだ」





 ……。

 …………。

 ………………あ”?



 あ、コレは喧嘩売ってるな? 売ってるね? 売ってるよね? 買うよ? 負けないよ? やっぱ今日こそ死んでもらおうかな? つか本当に残念な奴だな! Σ凸(▽曲"▽#)※ まぁばれて売られるよりは良いけどもっ!! 私は表情を無にして目の前のロゼを真っ直ぐに見つめる。





「ロゼ、少量で人を死に至らしめる猛毒性の植物って何処かに生えていませんか? いざという時用に持っておきたいのですが意外と早くその時が来たようです」

「え? ご、ごめ……」

「何か言い残すことはありませんか?」

「ごめんって! その、口が悪いし植物だったから……」

「植物にも性別はあります。 あと口が悪いと言うのは大きなお世話ですし貴方に言われたくもありません。 最後の晩餐はなにが食べたいですか? 出来るだけ希望に沿う物を作ろうと思っています」

「そんなに怒らないでくれ;」

「では貴方は男性に「可愛いお譲ちゃん♪ 俺とベッドの上でエキサイティングな遊びをしようよ♪」などと誘われても嫌な顔一つせずにやり過ごせるほど出来た人間ですか?」

「…………すみません;」






 その後、ロゼは私にひたすら謝りづつけていたが私は許さなかった。常に丁寧語で無表情を貫き、無言の抗議とした。私はふと以前から気になっていた事をこの流れで聞いてみようかと思った。





「私もロゼに聞きたい事があります」

「な、なに?」

「毒殺以外なら何が良いですか?」





 ロゼは言葉を失っていた。ちょっとした冗談だったんだがすこしやり過ぎたかも知れない。





「冗談です」





 ロゼがあんまりな反応をするものだから聞きそびれてしまった。ロゼは半分諦めモードで残っていたパンケーキを二枚とも食べて申し訳無さそうにオムレツのおかわりを要求してきた。さすがに可哀想になってきたので特大サイズを三個作ったのだが作り終わった所で左手の甲に痛みが走る。先ほどのハンマーによる負傷で手の甲がパンパンに腫れていた。さながらアンパンでも乗っけたかのようである。加えて重い鉄のフライパンによるオムレツ作り、メレンゲなど腕を酷使しすぎた。腕が死ぬ。私は手の甲を隠すようにオムレツの皿を持ってロゼに渡す。





「……どうした?」

「何でもありません」





 未だに無表情を貫く私に苛立っているのかロゼは少し乱暴に左腕を掴む。私はあまりの痛みに身を震わせ手の甲を押さえる。





「! ごめん。 腫れてるじゃないか! 何でこんなになるまでほっといたんだ!」

「……オムレツは出来たてが一番美味しいから」





 ロゼはまだ何か言おうとしていたがとても悲しげな表情で私を見ていただけだった。手当てくらい自分でやるから早く食え! と言う私を無視して強引に手の甲の手当てをされた。あぁ、オムレツが……。文句を言いたかったがあんな悲しそうな顔されるし真剣な顔して手当てしてるし正直言い出しにくい。私は諦めて真剣に包帯を巻いているロゼを見た。



 ……。

 …………解せぬ。この男は何故ここまで優しいのだろうか? いくらボッチが過ぎるとはいえ優しすぎるような気がする。人を怒らせる天才の私を前に声を荒げて怒り散らす事を一切しないのだ。その割には全く怒らないわけでもないし性別が分らない花の段階でもそうだったのだから男女で差別をしている訳でもなさそうだった。そして賢者や仙人、神の如く出来た人間でもない。





「ロゼ」





 ロゼの真剣な顔が手の甲から私の顔に向けられる。





「今、誰を見てる?」





 ロゼは目を見開いて驚いた。そのライムグリーンの瞳には私が映りこんでいた。でも何故か私を見ているとは思えなかった。ロゼは何も言わず私から目をそらし、包帯を巻き終わった私の手を離した。何言ってるんだ。そう言って自分の席に戻ろうとするロゼの手を右手で強く掴んで止める。私も正直何を言っているのか良く分からない。でも何故かコイツを今ほおっておいたらいけない気がした。掴んだ手が僅かに震えている。





「……離せ」





 オムレツは出来立てがうまいんだろ? ロゼは私に背を向け私の顔を見ようとしない。自分を偽って相手に優しくしていて特に女性に何かを求められると拒めない。誰かが、特に親しくしている人が傷つく事を極端に恐れている。私はそういった行動に心当たりがある。こいつには以前から何か裏があると思っていたがどうやら大当たりのようだ。刑事ドラマで鍛えた私の感も捨てたものではないな。ロゼの手を掴む力を強くする。そして左手でテーブルに置いてあった鍋敷きの代用、木の板でロゼの頭を思いっ切り強く殴った。





「めぇ覚ませゴルアッ!!」





 ロゼは怒って私を振り返り睨みつけてくる。私は正直、男の人に敵意を向けられるのは苦手だなのだ。足が恐怖で震える。でもちゃんと向き合わなければいけない気がした。





「ロゼに言い寄ってきた子たちの名前を一人でも言えるか? あんな一杯いたのに一人も思い出せねーだろ! そりゃそうだ誰の事もちゃんと見てなかったんだからなっ! アノ子達に少しでも悪いと思う心があるなら目の前に居る生きている人間とちゃんと向き合うようになれ!!」 





 ロゼの顔に怒りは無かった。驚いて戸惑ったような顔と目が遭う。ロゼに言い放った言葉がそのまま自分の胸に突き刺さるようだった。私はロゼの手を放して左手に握ったままの木の板でもう一発ロゼを殴った。




「いったっ!!!」

「良いからとっととオムレツ食えやっ!! 冷めちまったじゃないか!! ロゼがおかわりを要求したからこんなに腫れたんじゃないのか?」

「……馬鹿力で卵を割ろうとしたからだろっ!」





  それから私たちは少しの間、口喧嘩をした。が当然私の圧勝により幕を閉じた。その後、冷め切ったオムレツを不服そうに食べているロゼを横目で見ながら洗い物をするためにキッチンへ向かった。






いかがでしたでしょうか?

残念イケメンノロゼに何を言ってやろうかメッチャ迷いました;

あんまり書くと今後の展開が読めてしまうし・・・もうどうしようかと思いました;


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お気軽にご一報ください。ただあまり攻撃力が高いと作者が瀕死の重傷を負う可能性がございます。

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ご覧戴き、ありがとうございました。

またのお越しをお待ち申し上げております。

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