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【第十一話】 異世界に縁切り寺はないのですか?

はじめまして、こんにちは(*^ー゜)v

ぬか床の中の鉄卵こと変人のヴァインです。

いごお見知りおきくださいますと我が家のスペシャルぬか漬けプレゼントです♪


さてさて2~3日おきって言いましたが、今日も投稿してしまいました(* ̄▽ ̄*)~゜

コノ小説に関しては本当に楽しく書けているので筆が止まりません。

町や人の名前や技の名前を決めるのは本当に苦手なのでソレ以外ならするする書けますね。













 ――五日後。





『…………まだ?』

『まだ』

『………………もう良いんじゃない?』

『まだだって言っんだろっ!』





 今日はプギーのローストサンドイッチを持って先生の所へ行く。何だかんだでこの世界に転生して二週間ほど経っているのだが、プギーに重症を負わされて殆んど寝ていたから実感がわかない。私は残念イケメンことロゼの住み込んでいる小屋にお世話になっている。毎日三食、良く食うワンコ戦士ロゼの食事の指導を行っている。【料理が作れない=女が小屋へ上がるキッカを作る】という方程式に気がついた私はロゼへ初心者でも失敗しにくい料理を提案し、作らせ続けている。これで少しは被害が減ると踏んでいたのだがコノ残念イケメン・ロゼは私の想像の斜め上を行く残念っぷりだった。







――――――――パターンA【栗毛の少女】――――――――

(栗毛)「え? 料理できるようになったの! すご~い! ね! 何作れるの? 私に何かご馳走してよ!」

(ロゼ)「いや、それはぁ……」

(私)『断れバカっ!』

(栗毛)「い~でしょ~! いつもご飯ご馳走してるじゃない!」

(ロゼ)「う、うん。 分かった;」






 ――――――――パターンB【金髪巻き毛】――――――――

(金髪)「料理? ロゼ料理習ってるの?」

(ロゼ)「うん。 だからもう作りに来なくて良いからね?」

(金髪)「ありがとう! 私の為に料理始めてくれたんだ!! ちょ~うれしいぃ~!! 実は私料理ってすこ~~し苦手で!」

(ロゼ)「え? ち、違っ;」

(金髪)「じゃあさ! いっそ一緒に暮らしちゃおっか♪」

(私)「…………」

 ――――――――――――――――――――――――――――――――







 お分かりいただけただろうか? 私は正直何度も匙を投げようと思った。料理が出来るというのはモテスキルなのだろうか? 私は間違った事を教えてはいないだろうか? と。しかし、コノ男の場合、料理以前の問題で優柔不断の優男なのだ。もっと言えばイエスマンなのだ!! このままでは彼女たちの燃えるハートに油を注ぎかねない。



 そこで私は残念イケメン・ロゼに料理指導を続けつつ、路線を大きく変えることにした。簡単に言えばヤバイ奴だと思わせて自ら引いていくのを待つかノーマルに本気の彼女がいると言って振るかの二通りだが……双方の良いところをだけを取ることにした。そう、ココにおあつらえ向きのがいるのだ……。そしてシナリオはこうだ。






 【プギーに散らされそうになった健気な白い花。その花を持ち帰り献身的に治療するロゼ。ロゼの想いに答えるように元気を取り戻し始める白い花に心引かれ始めるロゼ。毎日毎日話しかけ、大事に育てるうちにロゼは恋に落ちる。俺はこの花と結婚する!】


                               作:フィオ





 と、言う具合だ。

 アノ残念イケメン・ロゼには巧妙な嘘はつけそうに無い。なので多少本当のことを織り交ぜつつと嘘がばれ難いようにアレンジを加えた自信作だ。ただしコノ作戦は私にとっては非常に危険である。何故ならコノ間のように怒りの矛先を向けられかねない。残念イケメン・ロゼには私を肌身離さず持ち歩くように言って私を守るように強めに釘を刺しておいた。その結果、作戦の効果が上がった。少女たちはただの花を常に持ち歩き、時折話しかけて愛でている残念イケメン・ロゼをヤベェ物を見るような目で見て、日を追うごとにロゼを狙う少女の数が減少していった。のだが手強いのが、二人いた。栗毛と赤毛の少女だ。正直、栗毛は気が強そうだったが赤毛の少女は以外だった。アノ修羅場のあとでこんなカミングアウトされて、このシナリオを一番信用しやすい人物なのに……。それだけマジで惚れていたのだろう。罪作りな男め。





 そして今、私たちが何をしているのかと言うと、赤毛の少女が安全な道をわざわざ外れて魔物の生息域へ近づいて行ったので尾行していたのだ。そして今現在、赤毛は絶賛血祭り状態だ。私たちは赤毛の少女が襲われている現場の近くで草むらに隠れてコソコソしている。というのも「私が襲われたら必ず助けに来る!」っていう自身があるのが問題で誰が教われてても助けに行くんだよ? って事を身をもって体験してもらう必要があると思ったのだ。なので死なない程度に恐ろしい目に会わせるため暫く様子を伺っているのだ。





『も、もぅ良いんじゃない? 泣いてるし』

『黙ってろ』





 またあの赤毛に押し倒されたいのか? そういうと残念イケメン・ロゼは黙った。よほど嫌だと見える。





『……フィオ』

『死にたいか?』

『そうじゃなくて! 聞きたいことがあるんだけど……』





 残念イケメンことロゼは赤毛の少女がプギーに縛り上げられて居るのを険しい表情で睨みながら話し始める。





『どうして栗毛と金髪の子(名前知らない)が他の子も小屋に来ているって……』

『気が付いているってのに気が付いたかって?』





 そんなものは簡単だ。最初にイチャイチャしてた栗毛は帰る時に小屋を振り返りもせず、怒ったように早足で帰っていった。アレは送って欲しかったか他の子の痕跡を見つけてしまったんだろう。金髪巻き毛のほうは正直に聞いていたじゃないか。アレは冗談っぽくそれとなく他にどんな子が来てるか聞き出そうとしていたに決まっている。そして女は家に上がるとあえて痕跡を残すものだ。私の中の名探偵がそう言っている!!





『……本当に?』

『嘘ついてどうする』





 だからお前は残念なんだと何度言えば理解するのだ? お前は女心と言う物がまったく分かっていない。女は求めるより求められたい属性なのだ。何度も足しげく半日もかけて森番小屋に行っているのに一度も送ってくれない。また迎えにも来てもくれない。会いにすら来ない。たまに町に来ていても買出しと取引だけでこちらから行かなければ顔を見せにすら来ない。そんな男に不満を持たない女は居ないだろう。そしてそんな女がいるとすればヴァーチャルだけだ。どんなに愛を捧げても返って来ない愛情ほど悲しいものはないのだよ。





『……なんか俺……』

『悪いと思うならキッパリ振ってやれ』





 そのほうが諦めもつくだろう。たぶん、彼女たちも半分は意地になっているだけでロゼに愛情なんて持っていない。愛情というより執着だろう。それもこれも残念イケメン・ロゼが曖昧な事をし続けて中途半端に彼女たちを引き止めて傷つけ続けた結果だ。その報いは甘んじて受けろクズ。傷つけないようにしていたつもりだろうが、そういう態度が彼女たちを歪ませてしまったんだ。自覚しろクズ。



 と、実際の経験はまるでない私が言うのも変な話ではあるが……。じゃあ何故こんなにも詳しいのかって? そらぁ、推理物も好物だからですよ? ( ̄∇ ̄*)ゞ 最近コ○ンには飽きてきたけど刑事ドラマの相○は好きで良く見ている。こういう愛憎劇が殺人事件を引き起こすんだっ!! 事件は会議室じゃない!! 現場で起きてるんだっ!!!





『私も聞きたいことがあるんだけど?』

『……ん?』

『ロゼって実は口悪いだろ?』





 実はずっと気になっていたのだが栗毛の少女が帰った後とか金髪巻き毛が帰った後とか溜息と毒を吐いていたのだ。詳しくは7章と8章をお読みください。そして私に対してそんな素振りも見せないで紳士的名振る舞いをしている。こいつさては……。





『多重人格?』

『ちがうよ;』





 ふぅ~ん? ああそう? 別に良いけどね? 嘘つくんだ? こっっんなにお世話になってる私に? アノ赤毛や栗毛にしたように私を騙すんだぁ? へぇ~? (--”) 良いご身分でやがりますね? まぁ多重人格ってのは冗談だけどこの私を赤毛や栗毛と一緒にしないで欲しいな? 信用されていないみたいじゃないか?





『青年、自分を偽ってたら本当の愛など見つからぬぞ?』

『………………』





 私は言いたい事をぶちまけてスッキリ爽快。残念イケメン・ロゼが小声でなにやら言っていたがスルーした。すると赤毛の少女がプギーのランチになりかけている。手足を縛られ、猿ぐつわで口を閉ざされ、焚き火のほうへ連れて行かれる。さすがにもうそろそろヤバイか? 





『もう良いだろう! さすがにこれ以上はまずい!』

『そうだね。 ところでゼロ氏。 あの人数、倒せる?』




 

 そう、目の前には大きいのやら小さいのやら十を超えるプギーが居る。私も今からロゼと共にそこに突っ込むと思うと正直恐ろしい。





「問題ない! 行くぞっ!」









いかがでしたでしょうか?

こういう事は赤の他人だから良く分かるのだろうと思います。

今後もフィオの謎の推理にご期待ください。


ご覧戴き、ありがとうございました。

またのご来店を心よりお待ち申し上げております。


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