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【第十話】 名前を付けてもらいました。

はじめまして、こんばんは(*^ー゜)v

暖かくなってきて頭皮が痒くなってくる原因菌こと変人のヴァインです。

いごお見知りおきくださいますと痒み10%増量しますb


やっと!やっとお花に名前が付きますよ~~!!

10章でようやく!こんなに毎日更新しているのにぜんぜん進まないんだもん!びっくりした!

そして名前付けるの苦労しましたよ・・・。

皆さんはキャラクターの名前をどうやって決めていますか?

私なんかはグー○ル先生やヤ○ー先生に聞きまくって付けました。


ではどうぞっ!







 よろしい。

 女ったらし残念イケメンヒーローは、目でこれで良い? と聞いてきたから無言で頷いてOKを出した。女ったらし残念イケメンヒーローはスープを一口、口に含む。シチュー的なスープは全体的に白く白濁しており、にんじん的な野菜が入っていて芋の団子で程よくとろみが付いている。真緑の団子は普通の芋と変わらない色になっていた。加熱すると色が変わるようだ。私は大御所の風格でソレを見守るが内心ドキドキだ。何といっても異世界、未知の食材に未知の味。なにより花なので味見が出来ないのが欠点だろう。そしてあの赤毛の少女のスープをベースにしている事から怒りと怨念から食あたりでも起こしそうである。……食あたりを直す魔法とか無いか今度先生に聞いてみようかな?





「……おいしい」





 あ、良かった。食えるんだ。良かった、良かった。(〃^¬^〃)

 女ったらし残念イケメンヒーローはあっと言う間に皿の中身を完食し、おかわりを三回もしていた。そんなに何回もキッチンとダイニングを往復するくらいならいっそ鍋ごとテーブルに持ってきたら? と言うと女ったらし残念イケメンヒーローは直ぐに鍋を持ってダイニングに帰ってきた。わっ馬鹿!





「鍋をテーブルに直置きする馬鹿が何処にいるんだよっっ! 鍋敷きないのか! コノ家は!!」





 私の指摘で直ぐに鍋を持ち上げた女ったらし残念イケメンヒーロー。しかし時すでに遅し、テーブルの上には丸い焼き色が軽~く入ってしまった。どうやら鍋敷きは無い様なので木の板で代用した。まったくコレだから男子ってガサツで嫌なんだよ。こんな事ちょっと考えたら分かりそうな物なのに……。本当に家事しないのな? それにしても良く食うなぁ~成長期の男子とはこんなもんか? 美味しそうに料理を食べる姿に私もほっこりした。(* ̄▽ ̄*)~゜  





「料理作った事なかったり、食材への感謝を忘れたり、家事全般がアレだったり……あ、ひょっとして! どこぞの国の王子様だった?」

「ブッ!」





 うわっ! バッチィ!

 女ったらし残念イケメンヒーローは口の中の物をテーブルにリバースした。ってか何だそのリアクション! マジで? マジで王子様とか? ゴホゴホむせながら違うと否定する女ったらし残念イケメンヒーロー。……こんな残念なのが王子様? ない! ない! ない! ない! 仮に王子様だとして皇太子になれなくて国を追放された的な? 革命が起きて処刑されそうな所、命からがら逃げてきたとか? そんな悲劇(笑)のヒーロー残念イケメン王子ってか? (´艸`)ププッ さして興味も無いし面倒ので一通りからかったが深く追求はしなかった。これ以上の面倒ごとはごめんである。





 そんな楽しい食事の時間も終わり。片付けもひと段落した頃。女ったらし残念イケメンヒーローと改まって話しをした。





「俺はロゼ・リィード。 ロゼで良いよ」

「あ、ごめんなさい。 自己紹介が無いもんだから密かに女ったらし残念イケメンヒーローって呼んでました」





 私は今まで密かに陰湿な呼び方をしていじっていた事を素直に謝罪。それを聞いた女ったらし残念イケメンヒーローことロゼは微妙そうな顔をして、どういう意味? と聞かれた。ただ表情からして悪口だと言う事は分かったようだ。「見た目は彫刻のように完璧で良い男で危険な時に助けに来てくれる英雄のようなのに女にだらしなくて残念な男」って意味。と教えたら少し落ち込んでいた。さすがにここまで言われるとダメージを負うようだ。仕方がない、これからはロゼと呼んでやろう。





「君の名前は?」

「ない」

 




 残念イケメン・ロゼは驚いた表情をした。なんでも私ほど喋ったり動いたり出来る知識豊富な植物が王などに名前を賜っていないとは思わなかったそうだ。まぁ最近生まれたばかりだから名前が無いのは当然だし生前の名前も何故か思い出せないままだし。





「生まれた、ばかり?」

「そうゼロ歳」





 残念イケメン・ロゼは疑いの眼を私に向けていた。いや、まじだから。私は今までの事を掻い摘んで話した。人間だった事、死んだっぽい事、意識が戻った時、花になって動けなかった事。異世界からココに転生したっぽい事や愛犬のおしっこに滑って転んで死んだという痴態は伏せておいた。残念イケメン・ロゼはそれを聞いて難しい顔をして黙り込んでしまった。





「どうした? 青年?」

「………………いや」





 何か、ごめん。って何センチメンタルになってんだよっ! 落ち込みたいのは私のほうだよ!? 歩けないし魔法も使えないし!! ヾ(`□´)ノ 異世界転生の設定生かされてない!! 話が違うってキレたいのは私のほうだぉ? というかもうキレた後だけどね。異世界に転生したら魔法の才能に恵まれて、世界を救って、建国して、イケメンあるいは美女と結婚して……とか思ってたのにそんなフラグ自体が無いんだから回収しようがないから!!! やっと巡り合ったイケメンも残念だし、王子様(笑)でも無いらしいので玉の輿になれなそうだし、どう考えても結婚のフラグは立ちそうにないしぃ~? ……植物だから古木先生とはアリなのかな? ちょっと守備範囲外なんだけど……。





「……名前の事だけど、俺がつけても良い?」





 どうぞどうぞ、好きに呼んでください。そう言うと残念イケメン・ロゼは暫くの間目を瞑って真剣に私の名前を考えてくれていた。私はワクワクドキドキしながら黙って待つ。





「フィオっていうのはどう?」

「めっちゃ単純;」





 フィオーレアンジェという種類の花だからフィオ? もんのすごい単純。犬にポチとかコロとか付けちゃうそのレベル。暫く真剣に考えて出てきたのがコレ? こいつやっぱ残念だゎ……期待して大人しく待ってた私が馬鹿みたいじゃないか!! すると残念イケメン・ロゼが不安そうな表情でこちらを見ていた。な、なんだ? その捨てられそうな子犬のような表情は!? くっ、だめだっ! そんな表情で私を見るな! 文句が良いにくい!!





「……ま、まぁ良いか! 分かりやすいし」





 結局こうなるのかよ。私の馬鹿! 文句の一つでも言ってやればよかったのに!! ヾ(`□´)ノ 昔からこういうのに弱いんだよなぁ~……雨の日にダンボール箱の中で凍えるワンコがいたら考えるまでも無く速攻でフラグを回収してしまう。ちなみに母もそういう属性なので問題はない。残念イケメン・ロゼの術中にはまっているんじゃないかとさえ思えるよ。計算してる? 天然でやってる? ……そういえばロゼってワン顔だなぁ。ワンコに例えるとレトリーバーかな?





「よろしく! フィオ!」


「何をよろしくするんだ! 私は飯炊きじゃない!」





 よろしくしたくない。どうせ女性関係の事で苦労するに決まってる。私は今後の降りかかるであろう修羅場の数々を想像して花に無いはずの胃が傷んだ。そんな事を考えつつも明日のご飯は何にしようか考えている自分が嫌だ。残念イケメン・ロゼはただ嬉しそうに笑っているばかりだった。





 



 ――ヴァーチャルに愛を捧げ、愛されたい元オタク女子と愛に絶望しそれでも尚、愛に飢える青年。それから二人の不思議な共同生活が始まった。



いかがでしたでしょうか?


さて、この小説を書き始めて10日が経ちました。

私は毎日UPの目標を勝手に掲げ、この章まで行き着くことが出来ました。

しかしながら他の小説の進行させたいと言う理由からこの章を持ちまして2~3日置きほどの

更新にさせていただきたいと思います。

切りも良いということですしね。


ご覧戴き、ありがとうございました。

またのご来訪心よりお待ち申し上げております。


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