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第十八話 森はダンジョン?

 そして、さらに続くこの森の恐怖。


 バシュバシュ



 今度はなんだよ!

 猛禽類きたな! って、夜じゃないのに活動するのか? フクロウ。さすがに特徴があり過ぎなんで、わかったけど。その習性は無視なんだな。

 鋭い爪やくちばしで襲ってくる、魔物。今度は森からの攻撃。なんだ、ここはある意味ダンジョンなのか? 奥に行けば行くほど魔物が強くなってるんじゃないか? この森なんなんだ!



 今度はツバキの動きが変わったからすぐに荷馬車に連れて行かれたようだ。戦闘が終わって見てみると、ツバキの足をジュジュが治している。ルートはまた別の剣士を治療中だ。

 さっさと魔物をどけて出発しないと。



 さっさと移動するからいけないのか?

 バシュバシュ

 荷馬車を攻撃する音にもいい加減うんざりする。この森最悪な森だな。迂回した方が賢明なんじゃないか?

 きたね。ラスボスか? ワシ来たな。鷹との違いに気づく俺。いや、どっちがどっちだ?

 そんなどうでもいい俺の魔物判定をよそに戦闘は続く。



 再びどっちか考えながら魔物の死骸を運んでる。記憶が曖昧だ。残念、判定不可能。




 次ってあるのか? 鷹か?…ワシ?



 あと少しで森から出れる! 出口が見えたって頃に

 バシュバシュ


 荷馬車を襲撃する本当のラスボス。とうとうこの森の主だな!

 張り切って外に出た俺に襲いかかる難問。なんだよ、わからん。怖さならカラスの方が断然上だ。判別不能な魔物を襲ってきた奴から切りつけながらも観察する…キジ? そういや図鑑か? テレビ? 昔話か? で、見たことあったよな。あの長い尾は、きっとそうだな。

 本当にどうでもいい魔物判定しながら戦う俺。余裕なのか? なんなのか。

 体はこの森にすっかりやられてボロボロだけど。



 魔物を運んでようやく荷馬車は動き出す。



 出れた! 魔物の、いやトリの魔物の森を!



 その後の戦闘は平原に出たので地雷切りで難なく終わる。その間も負傷者の治療が終わっていく。ルートって本当にフェアリーの卵に匹敵するんだな。あんなに怪しさ満点なのに。



 街を超えてさらに街へ。戦いは続く。途中でルートに呪文をかけられ続けた。トリの森地獄の後の地雷切りのし過ぎによる疲労を見抜かれてたからだ。なんか怪我もないのに呪文かけられると居心地悪い。



 そうするうちに今夜の宿泊する街に荷馬車は止まる。ギリギリまで来た感じだ。トリの森で足止めくらってた分を取り戻したかったのかな?

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