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スノーフレークの咲く庭で  作者: 桔梗
第12章 誓い
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誓い 1

 次の日、オレが部室に行くと、紅葉山会長と、梅林さんがいた。

そして、オレがずっと待ち焦がれていた待ち人もいた。


「カズくん!」


「よっ!」


 片手をカズ君が帰ってきてくれて良かった。ちょっと痩せたよう

な気がするが、元気そうだ。おどけて”よっ!”と言ったカズ君に

梅林さんが噛み付く。


「”よっ!”じゃねぇよ!どんだけ心配したと思ってるんだ!」


「う゛・・・、すみません・・・」


 カズくんが体を小さく丸めて、うな垂れる。


「梅ちゃん、まぁまぁまぁ。」


「秀一、甘い、甘すぎるよ。」


「カズ君が戻って来てくれただけで、オレはうれしいです。」


「サクラちゃんも甘すぎ!しかも、泣きそうにならないの!」


「だって・・・だって・・・」


 オレが泣きそうになってるのを、梅林さんに指摘されて、

こらえ切れず涙が出そうになる。


「あ゛ぁ、もう、泣かせちゃ駄目だよ、和希。こんなか弱い女の子を。」


「か弱い女の子!!!(驚)」

「か弱い女の子!!!(怒)」


 ムカつく!ムカつく!ムカつく!

 梅林めーーーっ!同級生なら、頬にビンタ食らわしているのに・・・。

 悔しい!


 何処にも当たることの出来ないオレは、その日1日、ずっと機嫌

の悪いままだったが、寮に戻り、カズ君と約束して一緒にお風呂に

入ったら、今までモヤモヤしてたものが吹っ飛んでしまった。



 和希は、風呂から出た後、リビングでのんびりしていた。そこに、

梅林さんが隣に座り、周りに聞こえないように声を潜めて話をした。

しばらく話をしたあと、一番聞きたかった事を聞いた。


「あ、あれですか・・・。わからないくらいには消えました。おかげ

 さまで。」


「今回みたいなことにならないように、気を付けろよ。」


「わかってますって。翔太さんこそ、気を付けてくださいよ。巻き添え

 はごめんです。」


「こないだの秀一は怖かったからな。」


 2人は誓いあった。


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