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スノーフレークの咲く庭で  作者: 桔梗
第10章 各々の想い
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各々の想い 9

「のばらさーん。椿さーん。いませんか?」


 紅葉山会長の別荘は、広すぎて迷子になったときに大変なので、

主要なドアに、今現在の中にいる人数がわかるようなシステムが

つけてあるので、2人がプールにつながるドアの中にいるのが

わかり、プール施設をいろいろと探しまわっているが、なかなか

見つからない。あと探してないところは、ジャグジーとサウナ

だけだった。2人は、ジャグジーに浸かっていた。肌の色が赤く

なっているので、相当な時間、入っていたに違いない。


「探しましたわよ。もう、出発の時間ですので、上がって準備

 してくださいね。」


「出発?」


「私達、全部終わってないんです。疲れちゃって。」


 終わるまで帰れないよと言ってたので、のばらも椿も、居残り

決定だと思っていた。とりあえず、下手に出て、いい子ぶってみた。

紅葉山は、ふふっと微笑んで言った。


「今日は、頑張ったから、もう、いいよ。一緒に帰ろう。」


「え?はい。支度してきます。」


 2人は、ジャグジーから勢いよくあがると、更衣室に消えた。

会長と雫は、温室に戻った。


「まじ、ちょろいね~。」


「へばって、弱々しく見せる作戦、成功したね。」


「はぁ~、良い子の演技って、肩が凝るわ~。」


「最初からやれるとこだけでいいよって言ってくれればいいのに。

 人が悪いよね。」


 全く反省していない、のばらと椿なのでした。人はそうそう考え

方は変わらないのである。

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