各々の想い 5
梅林と藤井は、素振りしてから部屋に戻り、ベッドにダイブした。
「はぁ~、きっもちいい~!」
梅林は、うつぶせからゴロリと回転し、仰向けになって大の字に
なり、両腕を広げ伸びをした。
「久々に動いたなぁ~。」
「もう、動けない。」
隣でうつぶせのまま横になってる藤井から寝息が聞こえてきた
ので、慌てた。
「風呂だけは、行ったほうがいいぞ。疲れがとれるし。ほら、行こう。」
ここで寝てしまうと風呂無しになるのは想像できたので、頑張って
起きてヨボヨボした足どりで大浴場へと向かった。途中で、寝そうに
なりながら支度して浴室に入ると、桜庭と山田が湯船の中でキャーキャー
言って騒いでいた。
「カズ君、おっつかれ~!」
「トモ・・・・・テンション高いな・・・」
「山田さんから、逃げてるの。うぐっ・・・」
後ろから静かに近づいた山田さんが、トモの肩をつかんで全力で
沈めている。トモは必死に抵抗しているが、山田さんの方が、力は
強そうだ。
「ぷはぁー!やめろって!」
何とか交わして逆に沈めてやろうと狙っているが、山田さんは、
なかなか隙をみせてくれない。なんだか、この2日間で、2人は
ずいぶん仲良くなったみたいだ。




