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スノーフレークの咲く庭で  作者: 桔梗
第10章 各々の想い
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各々の想い 3

「トモ、ありがとね。」


 梅林さんと山田さんが2人で話ししている頃、オレ、桜庭智哉は、

玉拾いをしながら、カズ君こと藤井和希と話していた。


「ううん。実は、オレも、昨日、ちょっと後ろめたいことをして

 いたものだから。カズ君ばかりが辛い目にあっているのが、納得

 いかなくて。」


「後ろめたいって?」


「うーん、それが・・・」


 オレは、あまり他の人には聞かれたくないことだったので、手を

止めてカズ君のそばに行って、昨夜のことをひそひそ声で話し始めた。


「・・・ということなんだよ。」


「トモ、何も後ろめたいことなんてないじゃないか。腕にしがみ付いて

 震えていたんだろ。僕が、のばらさん達と一緒に寝てたのとは訳が

 違うじゃないか。」


「でも、抱き合って一緒に寝たのは同じだよ。なのに、カズ君だけ、

 苦しんでいるなんて、オレが許せない。」


「言いたいことはわかるけど、そこまで考えこまなくてもいいんじゃね。」


 カズ君は、辺りを見回してから話を続けた。


「もともとは、あの2人がちゃらちゃらしすぎてるから、現状打破の

 ために仕掛けた事だろうし。」


「それも、聞いてわかっているんだけど、腑に落ちなくて。」


「それより、トモの方が大変じゃないか?山田さん、暗闇が駄目なんだろ。

 で、今年のペアはトモなんでしょ。ということは、毎週、抱きしめなきゃ

 ならないんじゃないか。」


「うぐっ!毎週?え!!!」


 それは、困る。何か打開策を探さないとならないと思った。


「とりあえず、明かりをつけたままで寝てみたら?」


 オレ、寝れるかな?と不安を抱えたまま、玉拾いに戻った。和希は和希で、

トモ、襲われませんようにと、心の中で願った。


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