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スノーフレークの咲く庭で  作者: 桔梗
第9章 夜の代償
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夜の代償 10

 サンドイッチとスープとデザートとたらふく食べた藤井は、

桜庭と山田に両脇を支えられながら部屋まで戻り、寝室に直行

して、ベッドの上で本格的に寝始めた。程なくして、梅林も

戻ってきて、ベッドに横になる。


「この分だと、藤井は午後の分は出来そうにないな。俺も、

 しばらくぶりにこんなに動いたから、クタクタ。」


 いや、そりゃそうでしょ。トレーニング室で体ほぐしコース

30分のオレでさえ、終わった後はヒーヒー言ってたのに、

もっとキツイ筋肉増量コースを60分でしょ。よく、がんばった

よ、2人共。


「サクラちゃん、悪いんだけど、秀一、ここに呼んできてくれ

 ない?」


「あ・・・はい。」


「その必要はないよ、桜庭君。」


「会長!」


 会長は、部屋に入って、鍵を閉め、寝室のドアも閉めた。


「梅ちゃん、お疲れだね~。」


「”お疲れだね~”じゃねぇーよー。」


「おや?まだまだ、元気があるなら、午後のメニュー、減らす事は

 しなくてもいいみたいだね。」


「秀一、頼むって。」


「わかってますよ。ただ、あまり、大っぴらに”休んでまーす”と

 周りに知れると厄介なんで、疲れた体を引きずりながらプール

 棟に行ってくれ。」


「アクアビクス、今の俺には無理・・・」


「うん。アクアビクスの音楽をかけながら、水中浮遊30分、

 休憩30分に変更するから。ちょっと音楽がうるさいけど、

 我慢してね。」


「ありがと、秀一・・・」


 言い終わるか終わらないかのうちに、梅林は眠りについてしまった。

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