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夜の代償 9
昼食が終わり、食後の紅茶を飲み終わっても、カズ君たち4人と、
会長と伊藤さんが居ない。山田さんは大丈夫と言うが、ますます
心配になってきたところに、カズ君、梅林さん、会長、伊藤さんが
現れた。カズ君は、疲れきっていて、他の3人は、軽く運動して
きましたという顔をしている。4人は、オレの隣のテーブルに座った
ので、オレはイスだけを動かして隣のテーブルに混ざった。
「カズ君、お疲れさま~。大丈夫?」
「あぁ、疲れすぎて死にそうー。」
昼食が運ばれてきたが、カズ君はテーブルに突っ伏したままだ。
見かねた梅林さんがカズ君に声を掛ける。
「藤井、とりあえず、食べてから休め。」
「起き上がれなーい。」
しかたがないので、オレはカズ君を起こそうとするが、カズ君の
方が体つきが大きいので、うまく持ち上げられなくて苦戦していたら、
いきなり軽々と持ち上がってびっくりした。はっ!として見ると、
山田さんが手伝ってくれていた。何とか、背もたれによしかかるが、
手が全く動かせられないみたいなので、オレが、サンドイッチをカズ
君の口の前まで持っていくと食べたので、食べさせてあげた。




